1 | 2 | 3 | 4 | 5 |最初 次ページ >>
2017年03月18日

「盲導犬」を連れた方、そして盲導犬自体について知らなかったこと

テーマ:コミュニケーションのいろいろ

以前、大手ホテルの研修を担当していた際、

ホテルスタッフの研修の一環として

アイメイト盲導犬協会様からのご講演でお話を伺った際のメモが出てまいりました。

http://www.eyemate.org/

 

自分の記録として残すと同時に、

是非皆様にも知っていただきたいことでしたので、こちらでご紹介したいと思います。

 

盲導犬を連れた方とのコミュニケーションがあった際、

知っておくとよいことだと思います。

健常者には当たり前のことが、そうではない方もいること、

その方の立場に立ってといっても、知識がないとなかなか難しいこともあります。

 

 

その1)

盲導犬は信号の色がわからない。

 

いくら、パートナーの目となり足となり、といっても

人間と同じように色彩を見分ける能力は犬にはありません。

だからこそ、助けが必要なのです。

 

 

その2)

目的の場所がわからない。

 

盲導犬には、目的の場所への道順はわかりません。

もちろん、盲導犬を連れた方ご本人もわからない時があります。

 

現在はAIが発達している時代のため、

グーグルマップの音声機能は助けになるのかもしれませんが、

電波の状況によっては100%正確とも言えませんよね。

見えている私たちが使っていても、時々困ることもあるくらいですから。

 

 

その3)

声かけしても、誰だかわからない。

 

「私は〇〇です(どこどこのスタッフです)。何かお手伝いいたしましょうか。」

を声をかけてほしいのだそうです。

出来る限りの「具体的に伝わる」コミュニケーションを心がけたいですね。

 

 

その4)

見えないからといって、いきなり触らないでほしい。

 

当然のことながら、見知らぬ人からいきなり触られて不快に思わない人はいませんよね。

それが、見えない状況であったら、どれだけびっくりすることか。

まずは声かけが先です。

 

 

その5)

音を出して(叩く音などで)そこに物があることを知らせてほしい。

 

椅子やドアの場所を知らせて差し上げる。場所を案内する。

そんな時、その物自体の音を鳴らして距離や場所を知らせることがより伝わる方法だそうです。

 

そして、案内する際には、

手をこちらからひくのではなく、自分の腕や肘をもってもらうと安心してくださるのだそうです。

特にNGなのは、「後ろから押す」「引っ張る」という行為だそう。

衣服や白杖、盲導犬のハーネスを掴む行為は絶対にNGです。

 

 

その6)

具体的な説明をしてほしい。

 

これは、その3)にも述べた、自分がどこの誰なのかという名乗りと同様に、

具体的に「〇〇メートル先を右に曲がります」と

先々に説明を入れながら案内してもらえると安心するということです。

いきなり右に曲がります、ではびっくりしますよね。

 

 

その7)

部屋が広い、通路が広い時、敷地が広いと迷子になりやすい。

 

白杖を使っていらっしゃる方も同様であるかと思います。

何がどこにあるのか、できる限り助けになる具体的な説明とサポートが必要です。

 

 

その8)

盲導犬の排泄場所が必要。

 

当然ではありますが、生き物ですので、食事もすれば排泄もします。

その手助けが必要であっても、なかなか言い出せないことが多いのだそうです。

「何かお困りではないですか」「お手伝いできることはありませんか」と

声かけしてもらえると助かるとのことです。

 

 

その9)

盲導犬にいきなり触らない。

 

盲導犬はパートナーと一緒のときにはお仕事中なのです。

緊張していますし、集中しているわけです。

いきなり許可なく、かわいいからといってペットの犬と同じように寄って行って撫でるような行為は、盲導犬にも失礼です。

但し、盲導犬を連れたパートナーの方に許可を得られるのであれば、OKかもしれません。

いつも緊張していると犬自体も疲労しますので、オンオフをつけさせてあげるのだそうです。

 

 

以上のように、

分かっているようでその場になったらベストなコミュニケーションができるかというと

知らなければかえってご迷惑な対応をしてしまうことも考えられます。

 

一番強く仰っていたのは、

「人から声かけをしてほしい」ということです。

困りごとは人によって様々違います。

これは、障害をもつ方だけではなく、皆様どなたにも当てはまることかと思います。

 

見えないのであればきっとこうだろう、という決めつけではなく、

その人その人のニーズを聞いて差し上げることが大切なのではないでしょうか。

 

もっと詳しく知りたい方は、

こちらのサイトを是非ご覧ください。

http://www.eyemate.org/your/your2.html

 

 

女性活躍支援ばかりがダイバーシティではありませんよねひらめき電球

 

いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 |最初 次ページ >>