from 2004 to 2009 | はばたけかもめ

はばたけかもめ

千葉ロッテマリーンズ応援Blog。
ものすごく素人で、
ものすごくのんびりした、
全くタメにはならないマリーンズBlog。

海浜幕張の街で会う

気分のいい、ちょっとお調子者のアメリカン。


レジで並んでいると

すぐ後ろに並ぶ

カートにフルで買い込んでた人。

「きょうはパーティーなんだ」ってウィンク。

見ればわかるよ、それだけてんこ盛りのチキンだワインだ買い込んでたら(笑)。


会社に行く前の朝のスタバ。

たくさんの通勤の人の波に背中を向けて

カウンターでぼんやりとデニッシュを頬張り

コーヒーをすすってた。

青いチェックのシャツ、襟元が曲がってますけど?(笑)。



Robert John "Bobby" Valentine

街で会う彼はただの、普通のオジサンだった。

青い瞳でいつもSmile。

颯爽と自転車でマリンに通勤。

手放さないニホンゴのテキスト。

わたしが知るアメリカ人で、こんなに日本になじもうと

努力した人、あまり知らない。


彼と出会い、彼と過ごした海浜幕張の5年間。

わたしにとって生涯忘れらない時間と空間。

マリーンズの監督、という職業につき

そして過ごしたこの街のこの5年を、

ボビーはどんな想いで

これから振り返ってくれるんだろう。


チームの監督、という側面から

「んもぅ!ボビー!!」って思うことはもちろん多々あったし

「なんで?」と思うこともたくさんあった。

それでもわたしの中でどうしても

「しょうがないなぁ、もう」と思ってしまうこともあったのは事実。

駅前のTurry's、わざわざオープンエアの椅子に座って

道行くお子様連れに

「サインシマスヨ」と言って訝しがられて子供に泣かれてる(笑)

そんなどことなく憎めないフツーなオジサンなボビーを

わたしは知ってしまってる。


へなちょこで、勝つことに慣れないひ弱なカモメたちに

「空はこんなに広くて高くて大きいよ!もっと高く飛ぼうよ!」と

気持ちのいい、空の飛び方を教えてくれたのは

球団の偉い人ではなく、紛れもないManager、ボビー。

弱くても、へなちょこでも

わたしはマリーンズが大好きだったけど

勝ってみんなで笑顔で走るマリーンズも

わたしは大好きになった。


Have Fun!

野球を楽しみなさい。

そう教えてくれたのもボビー。

もちろんただ面白おかしく愉快に過ごせ、という意味は全くない。

野球を楽しむために必要なこと

楽しみを最大限に感じるための日々の努力や

プロとしてのプライドを持つことも含めて

「Have Fun!」と彼は言ったのだ。

何も楽をしろ、などと言うはずがない、なぜなら彼は

自分がとてつもない努力を重ねて今の場所に立っていることを

きちんと自覚しているから。


HappyEndで終われなかったことを

彼は後悔はしてないと思うけど

傷ついてはいると思う。

自分が傷ついた、のではなく

大切なファミリー=チームに余計な心配をかけたということが

彼にとって一番のHeart Breakな出来事だったのではないかしら・・・。


いろんなことがあった。

本当に数え切れないほどの

SmileとTears、そしてほんのちょっとのAnger

とても人間くさくて、本当に「愛すべき」という対象だったボビー。

ただの監督だったらこんなに、この感情を抱かないと思う。

ボビーだからこそ、

ボビーゆえに。



Thanks a lot ! Bobby!

I'll never forget you and the time spent with you from 2004 to 2009.

See you again somewhere at one time.

Best Regards,,

with love


6th Oct,2009