メロメロパーク
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Sun, December 31, 2006

使命と魂のリミット

テーマ:本のこと
東野 圭吾
使命と魂のリミット

今年の私の読書は東野圭吾の「白夜行」に始まり、「使命と魂のリミット」で終わった。

偶然だけど。


この本、よかったです。

前作の赤い指はなんか、読後感が悪かったけど、

これは、登場人物がみんな迷いながらもまっすぐ生きていて、よかった。

最後の方、泣きそうになる場面があったのだけど、

ジムでバイクに乗りながら読んでいたので泣くことはできず。

(最近ジムで本を読みながらエアロバイクをすることに凝っている)


「人にはそれぞれ与えられた使命があるんだよ」


本の中に出てくる言葉なんですが、、

私にも何か使命があるんだろうか。

一人で、ただなんとなく自分のためだけに生きている気がする。。

親はたくさん心配してくれるので、親は大事にしようと思うのだけど。

それは、使命ではなく、当たり前のことだし、、


この本、絶対映画化されるだろうな。

それを意識して書かれたんじゃないか、と思うぐらい

映画的でした。犯行が大掛かりで。普通はそこまで犯行の内容に凝らなくてもいいんじゃないか、って思いますもん。

本を読んでるのに映画観てるみたいでした。


では、みなさま、よいお年を。。。

来年もよろしくお願いします。







Tue, December 12, 2006

陰日向に咲く

テーマ:本のこと
劇団ひとり
陰日向に咲く

私、実はバラエティで見る劇団ひとりはあまり好きではない。


理由は大しておもしろくないのに妙に自信満々だから。

後、前に見た番組で、誰かに馬鹿にされてまじでムッとしていた。

芸人なのに、落とされてマジでムッとしちゃいけないよ、と思った。


でも、まあ、「ビギナーズラックにしてはうますぎる」という

帯の書評を読んで、読んでみたくなった。

(私、帯にかなり弱い。出版社の思うツボである。)


で、結果、たしかにおもしろかった。


思わぬラストであったり、人間の思い込みを上手にいかしたり、

短編集かと思っていたら、微妙にそれぞれの話がつながっていたり。


ちょっと意外でした。




Thu, November 30, 2006

最悪

テーマ:本のこと
奥田 英朗
最悪

読んでてこっちまで運が悪くなりそうな、不運な三人、

銀行のOL, 自転車操業的な町工場の社長、やくざになりきれないプータローのちんぴら。

この三人がどこで重なるんだろう、と読み進めてたのだけど、、、

ほんと、こっちまで暗くなっちゃいそうでした。

伊良部先生シリーズのつもりで読み始めたらちょっとテイスト違ってました。

三人が重なってからはテンポよくおもしろかったです。


全然関係ないのだけど、、

会社のトイレがきれいになった。

老朽化していたのと、妊婦さんのために(うちの会社は何人産んでも働いている人が結構いる)

洋式トイレ導入が目的だったようだ。


いつも予算が。。。経費節約、、、と、合言葉のようにいってるせこい会社なのだけど、

この洋式トイレ、自動で便座のふたが開き、自動で音姫が鳴り、自動で水がフラッシュする。

もちろん自動でふたが閉じる。

こんなところにお金かけなくていいのに。。


で、この音姫、最新式なのか、いろんな音楽が鳴る。

鳥の声、クラシック音楽、琴の音色。。

軽快なクラシックとかがかかってもなんか笑える。

笑える、、と思って出ると掃除のおばさんに

微笑みながら「なんかおもしろい音楽ですね」と話しかけられた。

やっぱり変なんだ。

誰かも「全然音消しの役割をなしていない」と言ってた。

普通に水の流れる音で問題なかったのになあ。。






Mon, October 30, 2006

赤い指

テーマ:本のこと
東野 圭吾
赤い指

臨場感あふれて、どんどん読み進めることができた。

ある意味確かにおもしろかったのだけど、、、確かに追い詰められるとこういう心情になってしまうのかも、とも思わせるけど、、、

かなり後味の悪い話でした。


こんな家族になってはいけない見本のような、でも実際はこういう家族も増えてきているのか、、、


そんなのおかしい!!と注意したくなりました。


本の中で認知症の両親がでてくるのだけど、


そんな時、祖母が少しおかしい、との連絡が入り、私の両親が田舎に行った。


祖母は大阪から特急で3時間ぐらいの所に叔父夫婦と暮らしている。


時々、誰のこともわからなくなるそうだ。


自分をわかってもらえなくなることも、

わからなくなってしまうことも、とても悲しい。


そして、ずっと介護してくれている叔父夫婦の苦労は大変なものなのだと思う。


今は急にいろいろなことが忙しくなってきてしまったのだけど、


出張から帰って落ち着いたら会いに行きたい。






Sat, October 21, 2006

天使のナイフ

テーマ:本のこと
薬丸 岳
天使のナイフ

江戸川乱歩賞受賞作品、好きです。

裏切らない。


これは、少年犯罪の被害者となった遺族の苦しみ、加害者のその後、

いろんな方面からの伏線が読み進めるうちに絡み合って、

かなりおもしろい!!!

最後は一気に読んでしまいました。


ちょっと ん???って思った部分はあるんですけど、

それは置いておいて、実際にたくさんのわけのわからない少年の凶悪犯罪が起こっている現在、

凶悪犯罪を起こしても守られている加害者に対し、

大切な人を失い、人生を狂わされても、”少年の未来を守るため”罰を与えることもできない苦しみを抱えている被害者家族の人は数え切れないくらいいるのだろう。


人権派はすぐに”少年を犯罪に導くような社会が悪い。”というようだが、

実際被害にあった人にとって、漠然と社会のせいにされても怒りのやり場がないじゃないか。

同じ社会に住んでいても犯罪を殺人など起こさない人の方が絶対多数だ。

そんなことも考えさせられる本です。


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Tue, October 10, 2006

沖で待つ

テーマ:本のこと
絲山 秋子
沖で待つ

作者がメーカーに勤めていたことがあるようで、

主人公の気持ちが、微妙にリアルで共感が持てた。

「沖で待つ」の主人公とは全く環境も状況も何もかも私とは違うし、

実際はこんな同期もいないだろうし、こんな話もないはず。

でも、なにかリアル。

私は結構好きでした。



10月で組織が変わって担当替えもあって・・

なんだか忙しい。。


隣の部の女の子も奈良に転勤になることが決まった。

異動先の部署に酒癖が悪くて有名な人がいるので、

みんなから「気をつけなさい」と言われているらしい。


「みんな、はっきり言ってくれないんで何に気をつけたらいいのかわからないんです。」


というので、


「普段いい人だけど、お酒飲んだら人が変わって、触ってくるらしいので、隣に座ったらだめらしいよ。

私は絶対一緒に飲みに行くな、って人から言われていたので行ったことないけど」


とはっきり教えてあげた。


でも、これから行く部署の人だし、今もそうかわからないから


「あ、でもこれは、大分前に聞いた話だから、それから時間経っているからもう大人になってるかもしれない」


と付け加えた。


うちの会社は飲み会でのそういう種類のセクハラは少ない。(と、思う)

その人は、うちの会社の元偉い人の息子なので、多分誰も注意しなかったのだと思う。


そんな話をしていたら、先輩が、


「酒癖って治るかなあ、、あの人、お父さんもめちゃくちゃ酒癖悪くて、酔ったら男女かまわずキスしまくるらしい」


と、いう話をし出した。それを聞いた友達が


「家族で飲んだらどうなるんでしょうね。」と、つぶやいた。


・・・・親子でセクハラ合戦。。。


考えたくない光景だった。。



Mon, September 25, 2006

in the pool /空中ブランコ

テーマ:本のこと
奥田英朗
イン・ザ・プール
奥田 英朗
空中ブランコ

会社で新しい部ができるらしく、

私はその新規メンバーとして指名されたようなのだけど、

部長は私よりも他の人に出て行ってもらいたかったらしく、

私の異動の話は他の人に代わってもらうよう人事に交渉中だ、と言われた。


・・私に選択権はないのか。。


私的にはその異動先の方がいいかなーと思ったりもするのだけど、、

ほんとのことはどうなんだろう、、と思いつつもやもやしているところに

この本に出会った。


装丁のクールさとお医者さんが主人公ということしか知らずに

勝手に都会的でかっこいいお医者さんがでてくるおしゃれな感じの小説なんだと勝手に想像していたのだけど、、

全くの想定外。


おしゃれとは程遠い精神科医が主人公で、

頭がいいのか悪いのかわからない診断で、、、

おもしろい。


こんなおもしろい小説は久しぶりに読んだかも。


伊良部先生にちょっと会ってみたいし、彼みたいに生きてみたいかも・・・



Thu, September 21, 2006

捨てる!技術

テーマ:本のこと
辰巳 渚
「捨てる!」技術

どうでもいいものを「何かに使えるかも」とついついとっておいてしまう性質でして、、


一応目に見える所は私なりになるべくすっきりしようと心がけているため、


押入れとかが妙にごちゃごちゃしてしまい、、、


これではいけない、と読んでみました。


内容自体はそーーーれほど目新しいものではなく、


一応私も実践していることが多かった。


例えば、一定容量になれば捨てる、一定期間がすぎれば捨てる、


ただ、理屈でわかっていても、思い切れないのはもう性格なわけで、、、


「いつか使うかも」「念のため。。」「一応。。。」がいけないらしい。


こういう本を読んだら触発されるのはいつものことなので、


早速やってみた。


うちに、勝手に”ウォーク イン クローゼット”と呼んでいる、押入れと化している部屋がありまして、、、


本によると”数ヶ月、数年使わないものはもういらないものなのだ”と。(もちろん物による)


その法則に従い、しかし、思い出も残しつつ、、、片付けてみた。


ちょっとすっきり。


そして押入れも。


やりだしたら癖になりそうなので、飽きないうちにいろんな場所をやっていこうと思います。







Mon, September 11, 2006

セックス依存症だった私

テーマ:本のこと
K子, 押川 剛
セックス依存症だった私

私じゃないですよ。本の題名です。


一体どんな精神状態になったら、そんな依存症になるんだろう、、と思ったけど、


題名を衝撃的にしているだけで

結局はドラッグ中毒者の記録でした。


この瞬間にこの国のどこかで、ドラッグにまみれ、正常な意識を失い、自堕落になっている集団がいるという。

私にとっては全く別の世界の話で、同じ国で同じ時代に生きている人の話とは思えない。

ドラッグに少し興味がわくのはまだわかるとしても、でも、そこから先恐ろしいことになるかもしれない、という想像力はないのだろうか。



「お菓子が食べたくなったらみんな万引きして食べていた」

「三越で高価なものを万引きすることが自慢だった」

「ドラッグはみんなしていたので悪いことだと思わなかった」

「これは詐欺かな、と思ったけどお金もらえるし、いいか」


彼女の悪いか悪くないかの基準は”みんな”がしているかどうかでしかない。


あまりに感覚が違いすぎて全く理解できない。

親の躾のせいなのか、学校や友達を含め育った環境のせいなのか。

本人自身のせいなのか。常識の欠片もない。


作者も書いていた通り、彼女の証言には嘘や妄想が多くどこまでが本当の話なのか疑わしい部分もあるようだ。

どうしてドラッグに溺れていったのかの原因究明も深くされておらず、題名には過去形にしてあるが、更正しようとしているだけで、 まだ更正には至っていない途中経過の状況のようだ。

このような状況で、出版することは、本としては中途半端である気がした。


ただ、本当に、気軽にドラッグが手に入り、ドラッグに溺れ、脳を侵されて、"普通”の常識がなくなっている若者たちが”普通”の世界があるのであれば、どうにかしなければいけない問題提起ではあると思う。







Sun, September 10, 2006

三谷幸喜 冷や汗の向こう側

テーマ:本のこと
三谷 幸喜
三谷幸喜のありふれた生活 4 冷や汗の向こう側

朝日新聞に連載されたエッセイを集めたものです。


ちょうど新撰組を書いていた頃のようで、新撰組の裏話がよくでてきてました。

残念ながら、私、最初の数回で見るのをやめてしまったので、ちゃんと観てれば数倍楽しかったのかも、、


三谷さんってほんと不思議な人です。


照れ屋を演出している出たがり、なんだそうです。


じゃ、演出せずに、普通にでればいいのに、、


でも、奥さんの小林聡美さんととても仲がよさそうなエッセイでいいなあ、、と思いました。


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