20年後の日本
シリコンバレー在住の渡辺千賀という女性が 「日本はもう立ち直れないと思う。」というブログを書いて話題になっています。優秀な女性で分析と考察ができておりこのままの状況で進むと彼女が危惧する最悪のシナリオワーストケースも充分考えられるでしょう。(現にその萌芽はあちこちにみられる。)
以下引用。
これまでずっとなるべく言わないようにしていたのだが、もう平たく/明快に言うことにしました。
1)日本はもう立ち直れないと思う。
だから、
2)海外で勉強してそのまま海外で働く道を真剣に考えてみて欲しい。
これまでは、1)は言わずに、2)だけ言ってきた。で、「海外で働く」の中でも、私が知っている「シリコンバレーで働く」ことの楽しさ、働くための方法をなるべく具体的に紹介するようにしてきた訳なのであるが、前半も言うことにしました。その理由は、若い人に早く気づいて欲しいから。年を取ったら駄目、というわけではないが、扶養家族が増えて、引退までの年数の方が働いてきた年数より短くなってきたりすると、みるみると進路変更は大変になる。ところが、多くの人が「もはや国内に機会はない」と気づく頃には、そういう「進路変更大変状態」になってしまっていることが多い訳です。
というわけで、明言することにした次第。
(略)
今の私が考える、日本の20年後ぐらいの将来はこんな感じだ。
ベストケース:一世を風靡した時代の力は面影もなく、国内経済に活力はないが、飯うま・割と多くの人がそれなりの生活を送れ、海外からの観光客は喜んで来る(フランス型)
ベースケース:貧富の差は激しく、一部の著しい金持ちと、未来に希望を持てない多くの貧困層に分離、金持ちは誘拐を恐れて暮らす(アルゼンチン型。あの国も19世紀終わり頃には「新たな世界の中核を担うのはアメリカかアルゼンチンか、と言われたほどだったんですけど・・・・)
ワーストケース:閉塞感と絶望と貧困に苛まされる層が増加、右傾化・極端で独りよがりな国粋主義の
台頭を促す。
ブログ全文は下記のとおり。
http://www.chikawatanabe.com/blog/2009/04/future_of_japan.html#more
(引用終了)
上記必然の流れを変えるえるには、
早く政治を変え、
1.1940年体制に代表される極端な官僚統制的中央集権体制から民主的な分権連邦体制へ(そうすることにより少し大きくなると本社を東京に移すという極端で独特の日本社会にビルトインされている行動パターンや悪しき慣行を変えることができる。---これが本当の構造改革)(私には現在の東京一極集中は鼠が狭いところに集まり集団自殺するのに似た光景にみえるがどうだろう?)
2、少子化と年金対策、そして何より再びダイナミツクな社会を構築する為には人材や投資家を日本によびこむための移民政策の早急な採用が不可欠。(移民法の管轄はカナダのように連邦政府と州政府双方にもたしたほうがいい。)
という制度枠組みを作る以外にないと思いますがどうでしょう?