出会い
ワイナリーを回るっている時、添乗員さん(オーストラリア在住の日本人)が
こんなことを言いました。
「ワインとの出会いって人間との出会い
に似ていると思うんですよ。」
と車を運転しながら、後ろのシートに座っている私達2人に話しかけてきました。
・・・・何で(゜∀゜)?
彼は、ワインについて少し話してくれました(以下彼談)。
ワインは簡単に言うと糖をアルコール発酵して出来たもの。
葡萄また他の果物を原料として作ります。
穀類を主に原料としている日本酒や焼酎のようなものとは違い、
ワインの原料となる葡萄または果物は保存することができないため
収穫したら製造に入ることになり、
そのためワインは年に一回しか作ることがでないんです。
だから○○年のワインとか呼ばれるんです。
(もちろん、日本酒だって新米で作るのと古米で作ると言う意味では、
いいものは年1回しか製造できないと思いますが)
そのたった年に一回しか作ることがでないワインも、
葡萄(←勝手に葡萄と限定させてもらいます)の種類、それを育てる
土壌によっても大きく違います。
そうだよね、それはそう思ってた(゜∀゜)。
同じ土地で同じ葡萄を育てても、その年の気候でもまた大きく変わります。
もちろんオーナー(作り手)によっても変わります。
ふむふむ、何となくそんな感じは思ってたけど(゜∀゜)。
だから、仮にFuyaさんが「あのワインおいしかったな~」と思っても
その年にできたワインがすべてなくなって(消費されて)しまったら
もう一生出会うことはできないんです。
人との出会いもそうだと思うんです。
例えば「あの人ともう一度会いたい」と後々思っても
思った頃は、もうすでに誰かのものになっていたり。
もしくは、自分が身をかためてしまっていた頃であったり。
そうでなくても、昔のようには戻れなかったり....。
あとあと思っても、もう無いんです。
ワインも人もいいと感じたら、その出会いをしっかり
握っておかなくてはならないと思うのです。
そういった点が似てると僕は思うんですよね。
最後の方彼は少し照れた感じでした。
そんな話が終わった後に私たちはワイナリー3つ回りました。
出発時に
"回ったワイナリーへはもう一度行くことはありませんので”
と説明があったのにも関わらず、最終的に、
最初に行ったワイナリーが一番口に合っていた事が分かったんです。
そのワイナリーでテイスティングした時も、
「おいしい。ここで買おうかな」と思ったのに(/TДT)/。
だけど、次でもっといいのがあるかも(-^□^-)と買わなかったんです。
2番目、3番目のワイナリーでは購入する気もなれず
あぁ、しまったぁ(ノ◇≦。)バカバカ
と思いました。
添乗員さんが気を使ってくれ、最初に行ったワイナリーにもう一度
連れて行ってくれました。
幸運なことに参加が私達だけだったから、特別に!と言うことで。
結局購入したワインは、そこのワイナリーでのみでした。
会計している時に、添乗員さんが
「だから言ったでしょ。出会ったときのインスピレーションが大事って。」
といい、さっそく実感させられちゃいました。
今回運よく、一度手放しかけたワインを手に入れれれました。
もし来年そのワイナリーでもう一度購入しても、今回私たちが飲んだワインとは
似ていても同じじゃないかもしれない。
手に入れれて本当によかった。
帰り際に
「今回ワインを手に入れれたけど、人との出会いは
失ってしまうと簡単ではないので大切にしてくださいね。」
と添乗員さんが言ってお別れをしました。
オッパと付き合っていて、不安になることが時々ある。
それが解消されず戸惑いが尾をひいてしまったりすると、自信を失ってしまう。
逃げ出すことは簡単で、いつでも出来るのだから、
今がつらいからと言って投げ出してはいけないと改めて思った。
オッパと出会った事を大切にしようと思った瞬間でした。
今回の旅行では、その国を知って楽しむと言うのもあったけど
気持ち(精神的な)としても、何かを得たものになりました。
オーストラリアへ行っても結局どこか(心の中)にオッパはいるな~
悔しいなぁ(-""-;)