藤沢周平『橋ものがたり』 | キムチの備忘録♪

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前回に続き時代小説ですひらめき電球







橋ものがたり (新潮文庫)/藤沢 周平

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以前から挑戦してみたかったのですが藤沢周平さん作品はお初^^





幼な馴染のお蝶が、仕事場に幸助を訪ねてきた。奉公に出るからもう会えない、と別れを告げるために。「五年経ったら、二人でまた会おう」年季の明けた今、幸助は萬年橋の袂でお蝶を待つが……。(「約束」)
様々な人間が日毎行き交う江戸の橋を舞台に演じられる、出会いと別れ。
市井の男女の喜怒哀楽の表情を瑞々しい筆致に描いて、絶賛を浴びた傑作時代小説。(文庫裏表紙より)





初挑戦の作家さんなので、まずは短編小説に挑戦してみました。
「約束」の他、「小ぬか雨」「思い違い」「赤い夕日」「小さな橋で」「氷雨降る」「殺すな」「まぼろしの橋」「吹く風は秋」「川霧」の全10話。

『橋ものがたり』というタイトル通り、各話の重要なポイントとして橋が登場します。
出会いの場所、思い出の場所、別れの場所…

江戸時代の市井の男女のお話が、時に切なく、時には温かく描かれています。
特に「小ぬか雨」「赤い夕日」等が印象深いですが、どのお話も良くて読んだ後にじ~んとくる。
文体も堅苦しくないので、時代小説とか難しいんじゃ…と思っている方でも読みやすいと思います(`・ω・´)





藤沢作品、これから色々と読んでみたいと思います(*^▽^*)