2011-07-05 21:00:00 テーマ:仏教マメ知識

慢心 (うぬぼれの心)

六根本煩悩のひとつに【七慢(しちまん)という7種のうぬぼれた心があります。

意味は、他人との比較において自己が優れていると妄想すること、またその心のはたらきの事になりますが、よく読むと、自分にも思い当たる節があるのではないでしょうか?叫び


では、下記に7種類の慢の説明をします。

1慢(まん)

 自分より劣った者には自己優位に高ぶり、同等の者には同等であると心を高ぶらせる

2過慢(かまん)

 同等の者に対しては自己が優れているとし、優れた者には同等とする

3慢過慢(まんかまん)

 優れた者に対し、自分のほうが優れているとする

4我慢(がまん)

 どこまでも自分の意地を押し通し、他者を軽んずる思い上がり

5増上慢(ぞうじょうまん)

 悟りを得ていないのに得たとする

6卑慢(ひまん)

 優れた者に対して、自分が少しだけしか劣っていないとする

7邪慢(じゃまん)

 自分に徳がないのにあるとする


どうでしょう?

べーっだ!自分のことは棚に上げて他人のことを言ったり、

プンプン負けたくない気持ちから「あいつより俺の方が・・・」と思ったり、

シラー分ってないのに、分ったふりをしてみたり、

など、いくつかは過去に経験ありますよね~。 これらは根本煩悩とも呼ばれているので、本質的に誰でも具えている心のはたらきなのです。


このような状態の人は、気持ちの良いものではありませんね。

また、他人と自己の比較によって生ずる心の状態は、まさに ねたみ・そねみ であり、(とん・じん・ち)三毒 をも作り出してしまいます。


煩悩なのだから、誰でも持っている心の状態なので仕方がないのですが、可能な限りこのような慢心を起こさぬように、冷静に自分自身の内面を観察したいものですよね。


ところで、我慢の意味は、現代国語では「こらえしのぶこと。 忍耐。」とし、良い心の状態を表しますが、仏教では上記説明の通り、悪い心の状態を表していますね。

これに限らず、仏教での用い方と現代国語では、意味が逆転している言葉が多いのです。


佐伯眞魚のブログ
台湾では「慢」は「徐行」の意味で使ってますので、安全運転で良いかも!

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コメント

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1 ■無題

うぬぼれ!について7種類もあるなんて初めて知りました、

2 ■Re:無題

>CONTAさん
分析してみたら7種類に分類できた。というところでしょうね。
私も、こんな種類があるなんて、習うまで知りませんでした。
それに、まさか「我慢」が悪い意味だったとはね・・・

3 ■まあ

人間ですから
多かれ少なかれございますわよね
全くないってことも無いかと思いますわよね
ただ、思いすぎない事は大切
切り替えができるといいですわよね(笑)

4 ■う~ん・・・

こんばんは!

我慢・・・しているつもりでしたが・・・
現代国語のつもりが
仏教用語の姿だったかも・・・

誰が我慢してるのって家族から突っ込みが入りそう( ´艸`)

5 ■Re:まあ

>チビ梅吉さん
その通りですね。
何事も適度と、メリハリが大事ですからね。
「慢心」を思ってしまう事は仕方がないですが、その状態の自分自身に早く気が付いて、思い直す事が重要ですよね。
(気付くのが難しいのだけど)

6 ■Re:う~ん・・・

>shunmikoさん
見方を変えると、自分が我慢(現代用語)しているつもりでも、相手から見たら逆だったりしてね。

まあ、多かれ少なかれ、皆そうですよね。
だから煩悩なのだし。

7 ■無題

深いんですね(*´ω`*)
我慢しているかなぁ・・・
周りにさせちゃってるほうが多いかも
(´д`;)
それにしても
仏教って
こういう分類がまず、すごいですね。
ううむ・・・。

8 ■Re:無題

>mamimiさん
よほど出来ている人でない限り、慢心を抑えることは難しいですよね。
それにしても、昔の仏教学者は色々なことを分析・分類していますよね。

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