当サイトでは小説「僕に綴る」、詩集「桃花水」を掲載しています。

想い慕う女性に贈る、過去の記憶です。

偽りを避けながら言葉を繋いでいるため、性的な表現を含みます。

不快感を覚えられる方は、ご遠慮ください。

最後に、この小説はフィクションとさせて頂きます。


| 僕に綴る | 小説 |

男子高校生と女教師の、恋を抉る日常。

1.僕はそれを喪失と呼ぶ

2.僕は日常を過ごしていると思っていた 1 2 3 4

3.僕は現在へ逃れたい 1 2 3 4 5

4.僕はまだ何も知らない 1

| 桃花水 | 詩集 |

熱を綴った、恋の詩。

1.27時

2.桃花水

3.あかとき

4.夏景

5.微風

6.想うまま

7.思慕

8.恋時雨

9.揺れる

10.秘密

11.待ちわびて

12.白熱

13.ヒステリカル
もっと嫉妬して欲しい

貴方が醜くなる程に

自惚れていられるのだから
綺麗な声を殺しているのに

純白に色づく甘い気息が

貴女の身体を隠そうと

緩やかに濃さを増してゆく


水の音を隠しているのに

雪解けに似た無垢な清音が

僕の身体を溶かそうと

尚、熱を上げてゆく


深く吸い込む空気のせいで

肺は凍りそうなのに

濡れた窓ガラスに身を隠して

貴女を想うことだけに

ただすべてを傾けていた