創作絵本「てんしのはな」

表紙

こちらにも載せてみました。
天使のリリーと黒猫ファーゴの物語。



プロローグ01

プロローグ01

ちじょうでは クリスマスのころ・・・。

てんしのリリーは 8さいの たんじょうびを むかえているところでした。

ママからの プレゼント。
いつもの おもちゃ ではなく それは ちいさな めがでた なえの うえきばち。

「これはね、 だいだい うけつがれてきた はなの なえで
ママも おなじように こどものころに このはなを さかせたのよ。
そのはなから とれた タネを ママが だいじに そだてて でてきた
たいせつな なえなの。
ちじょうへ いって はなを さかせることができれば
あなたも いちにんまえの てんしとして みとめて もらえるのよ。」



プロローグ02

プロローグ02

ママは つづけて いいました。
「ふつうの はなは みずを たくさんあげて そだつけれど
このはなは あなたの たいせつに おもう きもちを えいように するから
みずを あげなくても せいちょう するのよ。」

「たいせつに おもう きもち?」
いままで リリーが たいせつにしてきた キャンディーや ゆびわ。

それよりも もっと もっと この なえを たいせつにおもうこと。

それが いちにんまえの てんしなの?



プロローグ03

プロローグ03

「いちにんまえの てんしに なったらママや おとな みたいに
きれいな てんしの わっか が、わたしにも もらえるのかな?」

そう おもうとリリーは うれしくなりました。

ちじょうは クリスマス。
いまなら てんしは じゆうに おりられます。

リリーは あすのあさ ちじょうに おりることにきめました。



プロローグ04

プロローグ04-01

しゅっぱつの あさ。

たいせつな なえをもった リリーは ちじょうへの いりぐちに むかいました。
そこには あめ でもないのに かさを さしている くろねこが いっぴき。

プロローグ04-02



ふしぎに おもった リリーは くろねこに いいました。

「くろねこさん あなたも ちじょうに いきたいの?
わたしと いっしょなら ちじょうに おりられるよ。」

「ファ~ゴ!」
くろねこは へんてこな なきごえを だしました。
くろねこさんの なまえなの?

「わたしは リリー よろしくね!」

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