英国のメイ首相の

総選挙前倒し決定に対し

スコットランド自治政府の

スタージョン首相はどうやら

真っ向勝負の姿勢で挑む模様。

 

 

 

 

メイ首相は首相官邸前で

6月に総選挙を実施したい旨

発表した際に、野党各党

すなわち労働党・自由民主党

そしてスタージョンさんが党首を務める

SNP、スコットランド国民党が

「ゲーム感覚で政治をしていらっしゃる

(注:超意訳、原文は『playing game』)」と批判、

それが今回の決断の一因となったと指摘。

 

そういえばこの3月、スタージョンさんが

「スコットランド独立を問う

第二回住民投票をいざ開催せん」と

まあ多少トチ狂った感のある

姿勢を示した時にもメイの姉御は

「政治で遊ぶ(Playing politics)よりも

スコットランド政府には

他に成すべきことがございましょう」と

おっしゃっていたものですが、

確かにあの時期に住民投票が

どうこう言っちゃったスタージョンさんの

政治感覚には私も首をひねりましたが

でもじゃあこの時期に総選挙を

打ち出すメイさんの戦略というのもどうなのか。

 

私がスタージョンさんだったら

つい脊髄反射的に

「政治で遊んでいるのはどちらのほうか」

とか言っちゃいそうなところ

流石スタージョンさんも一国の宰相、

今回のメイ英首相の選挙前倒し決断に対し

「よろしい、そうとなれば我々は

これを好機とするまでだ、

しかし言っておこう、

これはメイ首相にとって

大いなる政治的計算間違い(huge 

political miscalculation)になろう、と」

 

(意訳が止まらぬ今日この頃、

原文はBBCのこちらの記事に)

 

何かしら、顔に投げつけられた白手袋を

端然と拾い上げ大きく振りかぶって

ど真ん中高めに全力投球、みたいな・・・?

 

 

「しかしこれはどうなるかね。

保守党がイングランドで善戦しても

スコットランドで大敗したら

それはスタージョンSNPにとっての

追い風になるだろうし、そうなったら

スコットランド独立の是非を問う

第二回住民投票が

現実味を帯びちゃうだろうし」

 

そんな私の疑問に夫(英国人)は

「保守党がスコットランドで大敗・・・

とは、それは即ちどういう状況ですか」

 

「え、だからつまり議席数を

今より減らしてしまう、という意味だよ」

 

「妻ちゃん、君は大事なことを忘れています。

スコットランドで争われる議席数は59。

前回2015年の選挙ではSNPが大勝、

59議席中56議席を手に入れたんですよ。

残りの3議席を労働党・保守党・

自由民主党が1議席ずつ確保している、

それが現状なわけです。今回の選挙で

保守党がこれ以上ひどい有様に陥る

可能性がどの程度あると思います」

 

2015年の前の状態、つまり前々回

2010年総選挙の結果でも

保守党が獲得した議席数は1。

 

その時は労働党が41議席を確保し

第一党となっていて、つまり前回2015年の

総選挙におけるスコットランド地域での

SNPの大躍進というのは言うなれば

労働党の票をSNPが奪った結果、

スコットランドでは

保守党は不人気で当たり前、

議席を1つでも取れれば儲けもの。

 

「保守党の議席数がゼロになる可能性は

無きにしも非ずだが、なるほど、

1議席がゼロ議席になってもそれは

特に大きな打撃にはならない気もするか・・・」

 

2議席取れたら大躍進ですよ。

万一ゼロ議席でもそれは止む無し、

しかしSNPの議席を削れる可能性は高い。

そう考えてメイ首相は賭けに出たんでしょうね」

 

「それでも結果としてSNPが

59議席すべてを獲得してしまったら

それはどうなるんだ。

スコットランドが独立しちゃうぞ」

 

「案外そうもならないと思うんですよね。

前回のEUからの離脱の是非を問う

英国国民投票でスコットランドは

離脱反対派が多数派で、それを根拠に

スタージョンさんは英国からの

スコットランド独立、EUへの帰属を

旗印にしているでしょう。でもあれは

当時SNPが『英国がEUから離脱したら

スコットランドは英国から離脱しちゃる』と

言っていたから『離脱反対』に

票を投じた人も多かったと思うんです」

 

「つまりスコットランドの

英国からの独立を望まない故の

EU離脱反対の意思表示、ということか?」

 

「そうです。それでそういう投票者は

今回SNPから離れ他の党に

票を回すんじゃないでしょうか。

それが労働党か

保守党かはわかりませんけれども」

 

夫の見方はスタージョンSNPに対し

少々厳しすぎる気がしないでもないのですが

うーむ、なるほど、しかしこれはどうなるか。

 

これから6月8日まで

手に汗握る日が続きそうです。

 

 

フランス大統領選は

第1回投票が今月23日

・・・あら、明日じゃないですか

 

たとえばそこで

右のルペン氏が勝ったら

フランスのEUからの離脱も

現実味を帯びてきちゃうわけで

・・・そうなったら英国のEU離脱交渉は

現状に比べて楽になるのかしら

それとも難しくなるのかしら?

 

しかし私はルペン氏の

勝利の可能性は低いとみております

 

ただ英国EU離脱国民投票にせよ

アメリカの大統領選にせよ

近頃の投票結果は私をはじめとする

世間の予想を裏切る方向が

続いていますからね

 

英国総選挙だってどうなることか

 

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