そんなわけで英国は

本年6月に総選挙を

前倒し実施するのだそうでございます。

 

(一昨日のメイ首相の

霹靂記者会見に着いて

BBCの日本語配信記事はこちら

 

「相当『いきなり』な展開だが

(英国民総ノーガード状態での

首相発表であったかと)

メイさんもまた何を考えての

選挙前倒しなんだろうな。

勝算はあるのか勝算は」

 

私の言葉にわが夫(英国人)は

「勝算はあるんでしょうね、だって

勝算が無かったらわざわざ今こんな

選挙を実施しなくてもいいんですから」

 

「今回の前倒しがなければ

次の総選挙は2020年の

予定だったんだよな。2020年て

EU離脱はもう完了している年だよな。

そこまで待ってもメイ保守党としては

何も問題なかった気もするんだけどなあ、

EU離脱はもう決定したことだし今さら

どうして国民の信任が改めて必要なんだろう」

 

「それはですね、EU離脱は決定事項としても

その詳細、細かい点を決める際に

保守党と野党の間で折衝があるでしょう。

その時に野党はメイ首相に対し

『アンタは国民の信任を得ていないでしょ』

と自分の意見を通したかったわけですよ。

この前倒し選挙で保守党が勝利すれば

メイ首相はそこらへん堂々と交渉できるわけです」

 

「しかしもし負けたら大惨事だよな」

 

「ええ、でも負けないでしょう」

 

「その自信はどこからくるんだ」

 

「最大野党の労働党はいまだに

党首の指導力を巡って

党内部で紛糾が続いているんですもの。

あそこまで足並みが乱れていたら

選挙戦を戦おうにも

戦えないんじゃないでしょうか」

 

「でもそういう『相手の弱みに付け込む』みたいな

タイミングでの選挙というのもどうなんだろう。

与党には正々堂々の横綱相撲を期待したい、

みたいな有権者も一定数存在すると思うんだけどなあ。

そういう人は判官贔屓で

労働党に票を投じちゃうんじゃないか」

 

「そういう人もいるでしょうね。

ただ本当に昨今の労働党は

支持基盤が揺らいでいますからねえ」

 

「あれは何がどうなって

この凋落ぶりなんだ?」

 

「一言で説明するのは難しいんですが、

労働党はご存知の通り左派なんですけど

ブレア党首の時に『あまりに左寄りでは

大衆の支持が得られない』と『中道左派』に

舵を切ったんですよ。その結果労働党は

大衆支持を獲得し政権の座に就きましたが

同時に『昔からの労働党支持派』は

その路線変更にちょっと渋い顔を

していたんです、迎合してどうする、

我々はもっと左であるべきだろう、と」

 

「でも労働党のようなザ・野党が

第一政党になるというのは

すごい業績といえばすごい業績だよな」

 

「そしてブレアからこっちのブラウン、

ハーマン、この人はまあ代行ですが、

そしてエド・ミリバンド、再び

代行ハーマンとこう来ての

現党首のコービンさんなわけですが、

このコービンさんという人は

『労働党は労働党らしく

ガッツリ左であるべきだ』という人なんです」

 

「2015年総選挙で労働党が大敗したのは

中道に寄りすぎて保守党との差異が

わかりにくくなったため、という

指摘も一部であったらしいしな」

 

「故に一部の労働党支持者からは

この人は人気なんです。

労働党の党員になっているレベルの

支持層はこの人のことが好きなんです、

だって久々に労働党を労働党らしく

左派政党にすると

言明している人なわけですから」

 

「そこだよ。労働党の党員が

そこまで支持する党首のことを何故

労働党に所属する議員たちは

あまり歓迎しない風なんだろう」

 

「大衆の支持が無くては

自分たちの議席が危うい、と

考えているからですよ。

選挙権を持つ大衆の数に比べ

党員の数は限られているでしょう。

彼らは生粋の労働党支持者の票より

中道を好む浮動票が欲しいわけです。

そうした考え方から行くと

コービンさんは強烈過ぎるのです」

 

コービン労働党党首は

この選挙、勝ちに行くつもりである様子。

 

左らしい左政策で戦うご予定なのか

それとも大衆人気のため中道に歩みを戻すのか。

 

労働党の戦略に注目です。

 

 

 

しかし私が個人的に気になるのは

この事態を受けてのスコットランドの動向よ

 

そのお話はまた明日に

 

政治ネタが続いてすまん

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