週末、わが夫(英国人)の父、

すなわちわが義父が

わが義弟その1とともに

再び我が家を訪れました。

 

前回の予告なし訪問から

約1週間での再登場、

まあ私はこれを薄々予感しておりまして、

だってほらイースター週末ですし、

義父と義弟はスコットランドを

1週間くらい旅してから

イングランドに戻ると言っていましたし

「たぶんあの二人は帰り道にも

我が家にお寄りになられるだろうな。

それはまったく問題ない

食事の準備もあるから

何日の何時にいらっしゃるかだけ

前もって確認しておいてくれたまえ」

 

しかしこの私の依頼にわが夫は

「いえいえ、彼らはもう来ませんよ。

またすぐ来る、なんてこと

この間も言っていませんでしたし」

 

「何も言わずに突然いらっしゃるのが

わが義父の気遣いの形、我々はそれを

ついこの間経験したばかりだろう?

いいから義父の携帯に電話をかけて

帰り道のご予定を訊ねてくれたまえ」

 

「いや、いくら僕の父でも・・・」

 

「いいから電話したまえ」

 

ぶつぶつ言いつつも夫は義父に連絡をし

「イングランドに戻るのは週末ですが

その際我が家には寄らないそうです」

 

「そうか。じゃあイースターには

お客はないものとして

週末の食材を買うことにするからな」

 

翌朝、車で買い物に出かけ

野菜コーナーでトマトを物色していたら

鞄の中の携帯が妙に弱々しく鳴り

それは家で留守番をしていたわが夫からで

「・・・あの、さっき父から電話がありまして、

予定を変更して週末にやっぱり

我が家に寄るって言っているんですけど・・・

その、これ、断った方がいいですか?」

 

いえ別に断らなくていいですよ。

 

想定の範囲内でございますから。

 

 

ご訪問はお昼頃、との話だったので

朝のうちに食事の仕込みを済ませ

適当に部屋のあちこちを掃除しておりましたら

義父から電話がありまして

「到着は12時半ごろになる見通しだ」

「なるほど、わかりました」

 

「そちらに着いたらまず最初に

お茶を一杯いただきたいのだが」

「なるほど、承りました」

 

「つまりだな、12時半に

我々が到着するわけだから

君は12時25分にお湯が沸くように

手はずを整えておいてくれたまえ」

「なるほど、承知しました」

 

「つまり12時20分の時点で

君はやかんに水を入れて

スイッチを入れるべきだろうな」

 

 

 

お義父様からこんな電話があったわよ、

前もって細かい時間をお知らせくださるなんて

それはそれで心優しい気配りよねえ、と

笑顔とともに夫に報告したところ

「・・・父のそれは冗談ですからね、

一応僕から説明しておきますと!」

 

「あら、冗談なんかじゃないと思うわ、

お義父様は12時半に

お茶をお飲みになりたいのよ。

ちゃんと12時20分に

やかんのスイッチを入れましょうね」

 

「入れなくていいですから!

父と弟が到着してから

お湯を沸かすんで問題ないですから!」

 

「いや、私としては他の料理との

兼ね合いもあるからな、12時半なら

12時半ジャストにお茶をお出しして

そこでまたすぐやかんでお湯を沸かして

そのお湯で料理をしたいんだよ」

 

「そんなに手の込んだものを

出さないでいいんですから!

もっと君が楽をできる献立にしましょうよ!」

 

「お気持ちは嬉しいが

既に下ごしらえは済んでいる、

今さら献立を変更されても手間なだけだ。

いいか、12時20分に

ケトルのスイッチを入れる。

12時半にお客がいらっしゃる。

それと同時にお茶を出す。

そこで再びお湯を沸かし

そのお湯でタイ式にお米を炊く。

これが基本計画だ、いいな」

 

「もちろん!もちろんですよ!」

 

義父と義弟は結局12時20分に

我が家の玄関口に登場し

「やはり紅茶じゃなくて

コーヒーをいただけるかな」

 

お客遠方より来たるあり

また楽しからずや。

 

素敵な復活祭のお客でございました。

 

 

気になるのはあれですね、

わが夫はこの日一日

何故か非常に

挙動不審気味でありまして

 

びくびくしているというか

ドキドキしているというか

 

おかしいわねえ、

愛する妻と父と弟に囲まれて

すごく嬉しいはずなのにねえ?

 

私は悪妻なんでしょうか

 

可哀そうな夫の話は

明日にも続くのであります

 

お客好きなあなたも

非社交的なあなたも

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