皆さんこんにちは、

きのこクッキングの時間です。

 

さて、本日調理するのは

こちらの採れたて新鮮白丸キノコ、

英名ジャイアント・パフボール(Giant Puffball)。

 

 

このように外見が

真っ白な時が食べ頃です。

 

とりあえずキノコはバターソテーにしておけば

間違いはないだろう、という判断に基づき

ニンニクバターで焼いてみることに。

 

その前にまずキノコを

切らなくてはならないのですが

これがまた何というか

手ごたえが非常にキノコらしくないというか

一番近いのは『シフォンケーキ』?

 

ズフー・・・という感じに包丁が入っていく。

 

あ、この時にキノコの内側が

真っ白でない場合、それは

『食べ頃を過ぎたキノコ』なので

食べないほうがいいそうです。

 

おかげさまで今回用意しました

ジャイアント・パフボールは

目に眩しい白さを内に秘めており

断面はまるでハンペンのよう。

 

外側の薄皮的な層を剥ぎ取り

こう・・・厚切りトーストよりさらに厚めに

ズフズフと切って行き、

さてここでフライパンにバターを溶かし

ニンニクと玉ねぎを投入、

ついでズッキーニと黄色ピーマンを入れ

火が通ったところで薄切りサラミを散らし

バターをもう一匙入れ、いよいよキノコ投入。

 

この時点ではフライパンの上に

キノコの山が出現したような有様に。

 

まあジャイアント・パフボールが

そもそも小玉スイカと同サイズなものですから。

 

フライパンに蓋をして待つことしばし、

適当なところで蓋を開けると

キノコが当初の3分の1サイズ

縮んでいるところが何かこう、もう・・・

 

一般的マッシュルームと違い

火が通って嵩が減ると同時に

水気が出る、ということはなく、

ただもうひたすらフスーと小さくなっている

ジャイアント・パフボール君は

この時点では一見お豆腐のよう。

 

キノコを裏返し、上にチーズをのせ

もう一度蓋をして1分ほどで出来上がり。

 

 

つけあわせはクスクスです。

 

(Norizoさん、野菜が焦げていません?)

 

(しっ!キノコに視線を集中するのよ!)

 

肝心のお味なんですが

非常にこうキノコ的というか

頭がまず目からの情報を処理し

お豆腐的な、もしくは

ハンペン的な味を待ち受けているところに

純粋キノコ味が舌を刺激する、

これはね、体がびっくりしますよ。

 

シイタケやアンズタケの様な

独特の風味は特になく

淡白であっさりした薄味キノコ。

 

歯応えは『やわらかキノコ』。

柔らかいけど

コキュコキュした歯応えはある。

 

純粋かつ夢見がちなキノコ好きの方、

一生に一度でいいから口の中いっぱいに

『一切れのキノコ』を頬張ってみたい、

普通のキノコでは小さすぎる、

肉厚な大きなキノコで口中を隙間なく埋めたい、

みたいなことを日夜考えている方には

これはまさに憧れを具現化したキノコなのでは。

 

・・・私は別にそれほどキノコは・・・

 

まあ普通にサラミで味付けされた

野菜とチーズののった

焼きキノコの味がいたしました。

 

「これ、どうなんだろうな。私は調理過程で

このキノコが著しく縮んだことに衝撃を受けてな、

何故かはわからないのだがな、だから

偏見なしに味を評価できないんだけど、

どうだろう、これは美味しいキノコなんだろうか」

 

私の質問に夫(英国人)は満面の笑顔で

「とっても美味しいキノコじゃないですか!

評価をつけるとしたら

『Aマーク』で間違いなしですよ!」

 

というわけでわが初の

ジャイアント・パフボール調理は

成功に終わったのでございました。

 

が、しかし、この時点で我が家には

もう1個白玉丸キノコがありまして、

翌日も私はまた

キノコ料理を作ることとなりました。

 

 

これがね。

 

続く。

 

 

なお調理に使用した

ニンニクと玉ねぎとズッキーニも

我が家の畑で採れたものです

 

・・・わが夫は何を目指しているのか

 

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