夫(英国人)は結婚前によく

「僕の家族は

現実版『アダムス・ファミリー』だよ。

これは洒落や誇張じゃないよ」

と口にしていました。


あれが単なる

愉快な冗談ではなかったのが

人生の恐ろしいところです。


この休暇中、夫が一番下の弟に

「ガールフレンドが出来たときの心得」として

「早めに自分の家族が

『ヨークシャーのアダムス・ファミリー』

であることを告白しろ。

そして実際にその怪奇振りを見せておけ。

彼女に考える余地と逃げ出す時間

与えてやるのがお前の義務だ」

と年長者の威厳をもって

教え諭しているのを目撃しました。


「ねえ妻、僕はちゃんと

自分の義務を果たしたよね?」

「はあ・・・まあ・・・」

「ほらね。

僕の戦略が正しかったのは

僕達の結婚が

成就したことからもわかるだろう。

だから弟よ、お前も自分の家族が

きわめてアブノーマルであることは

さっさと相手に告白しておくがいいよ」


静かに話を聴いていた義弟がここで

「兄さんの主張はわかったよ。

でも義姉さんもさ、

どうしてそんな異常な一家の息子

結婚しようとか思ったの」

・・・そんな難しいことを

笑顔で尋ねないで欲しいんですけど。


まあこんなことを質問してくる

義弟自身も

アダムス一家の構成員なのではありました。


噂によりますと

私と夫の結婚生活が

これまでのところ順調なのも

夫が「家族と同じくらい

アブノーマルな女性と出会うことに

成功したからだ」と

夫の一部親族の間では

信じられているらしいです。


失敬な。

私が常識的かつノーマルな人間であることは

このブログを読んで下さっている皆様には

よくおわかりのはず。


「いや、でも僕は弟として思うけど、

うちの兄貴はかなり変わっているよ。

そんな兄と付き合える義姉さんは

やっぱり変なんだと思うよ。

だいたいさ、クリスマスの時期に

ろくに水も出ない家に2週間近く滞在して

暇さえあれば木を植える生活なんて

ノーマルな現代女性には

耐えられないんじゃない?」


・・・義弟よ・・・

人が懸命に

自己暗示をかけている横で

そういうことを口にするのは

やめてもらえないかい。


ちなみに水道はまだ壊れたままです。


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