レバーが恋しい大人たち

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昨日の記事

写真を添付するのを忘れました。

 

ガチョウのレバーのストロガノフ、

調理結果はこのようになります。

 

撮影者(私)の腕を考えれば

これはなかなかのナイスショット

 

ストロガノフというかお肉の

クリーム煮を食べたのが久々で、

これはなかなか悪くない味だわい

(初代メガトロン様風に)、と

次は基本のレシピ通り

牛肉の薄切りでストロガノフを

作ろうかと私は考えていたのですが

・・・レバーのストロガノフを食べて

数日が経過した今、何故だろう、

私はまたレバーが食べたい・・・

 

 

 

あれ?

 

どうして?

 

私はそもそもレバー自体

そんなに好きではないはずなのに!

 

いえ、嫌いじゃないんです、

嫌いじゃないんです、けど、でも、

積極的にお店でレバーのパックを買って

お酒やら牛乳やらを駆使して臭みを取って、

という手間を嬉々としてかけたいほど

あの独特な味と舌触りが好きか、というと

決してそんなことはなく。

 

お肉のクリーム煮なら

普通にチキンの胸肉を

使うんでいいじゃない!

 

このレバー恋しさは何なのか。

 

そういえば知人のスコットランド人紳士は

新婚時代に妻となった美女から

「私、あなたの『家庭の味』を

作ってみたいと思うわ」と言われ

幸福感にとろけそうになりながら

「じゃあ子供の頃に母が良く作ってくれた

レバーの煮込みを作ってよ」とお願いし、

心優しき美人妻はそこでご亭主のお母様、

すなわち彼女からすると義理の母に

「お義母様、レバー煮込みの作り方を

教えてもらえませんか?うちの人の

子供の頃の思い出の味なんだそうです」

 

これ、すごくいい話でしょ?

 

でも新しい義理の娘にそう言われて

その『おかあさま』は

泣き出してしまったのだそうです、

「うちは貧しかったからあの頃は

レバーみたいなそういう

安いお肉しか買えなくてねえ・・・

レバーの煮込みなんかを

思い出にさせちゃったなんてねえ・・・」

 

『おかあさま』は結局レバー煮のレシピを

お嫁さんに教えなかったそうです、

姑のイジワルとかそういうのではなく

「あなたたちはもう普通のお肉が

買えるんだから!レバーを食べなくて

いいくらい頑張ったんだから!」

 

「いや、そうじゃなくて僕は母さんの

あのレバー煮の味が好きなんだよ!」

とそこで知人男性は粘ったらしいのですが

「・・・あなたはね、そういうところが

優しい子だったわね・・・いいのよ、

もうレバー煮なんか食べないでいいのよ!」

 

・・・まあしかしこれはこれで

本当に『いい話』ではありますよね。

 

なおこの知人紳士が言うには

「でもさ、僕はさ、うちの母がそこで

そんなことを言うほど我が家の経済状況を

気にしていたとは知らなかったんだよね。

いや、うちは確かに裕福じゃなかったよ?

家庭的に色々あったし。でもさ、生活はさ、

服とか食事とか、僕はそういうことで

引け目を感じた経験はないんだよね、

だから母の反応にびっくりしちゃって」

 

・・・おいおい、君、それは本当に

君がいいお母様を持っている、と

そういう話じゃないか!

 

そんなわけでレバーの話でした。

 

 

わが夫(英国人)も子供の頃によく

『レバーとソーセージのパイ』を

食べたらしいのですが大人になって

「あれ、美味しかったような気がする。

また作ってよ」とご母堂(わが義母)に

頼んでも絶対に作ってもらえないとのこと

 

・・・噂では当時の夫の家庭も

それなりに貧しかったのだそうな

 

「あの頃は色々大変でね、お肉屋さんで

レバーを買うしかなかったの。でもね、今は

ちゃんとしたお肉を買えるんだから!

そういうパイが食べたいなら

『いいお肉』で作ってあげる!」

というのが義母の現在の姿勢

 

夫としてはそれは

『普通のお肉のパイ』であって

それはそれで美味しいけれども

思い出の『レバーのパイ』とは

絶対的に別物であるそうな

 

・・・母心って健気ですよね

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