子供は急に歩けない

テーマ:

カレーに興奮した子供(6歳)が

我が家の家禽に興味を示さない

はずはないわけでございまして。

 

「ニワトリ小屋でたまごを探したい人ー」

「ハーイ!」

 

「ニワトリに餌を上げたい人ー」

「ハイハイハーイ!ねえ、僕、

手から餌をやっていい?この家の

ニワトリ、手から餌を食べてくれる?」

 

「ガチョウに餌をやってその後

寝床まで誘導したい人―」

「ハーイ!ハイハイハーイ!

僕!僕がやる!僕、誘導するする!」

 

まあニワトリのたまご探しは

問題なく何とかなったんです、

ニワトリは小屋の外に出ていたので

たまごを探す少年の姿に

驚くこともありませんでしたし。

 

問題は餌やりでございまして、

手のひらいっぱいに

ニワトリ用の穀類を握りしめ

「こおーっこっこっこー!

ゴハンの時間ですよー!」

 

うむ、少年よ、そのニワトリの鳴き真似は

都会育ちのニワトリ初心者にしては

なかなかの出来である、が、しかし。

 

「Norizoさん!餌をあげようとしているのに

ニワトリが皆逃げていくよ!どうして!」

 

「・・・それは君がニワトリに向かって

一直線に走って行ったからだよ」

 

「僕、走っていないよ!」

 

己の行動の客観視は6歳児には

まだ難しいのかしらね?

 

「じゃあわかった、その場に座りたまえ」

「僕はニワトリに餌をあげたいんだよ!」

 

「君がそこにしゃがんだら

その近くにニワトリを寄せてあげるから」

「・・・そんなことNorizoさんできるの?」

 

任せておきたまえ、と少年をその場に座り込ませ

近くに餌を撒いてニワトリを呼んだところ

まずは雄鶏閣下が恐る恐る近寄って来てくれまして

「よし、今だ、君の手から餌を投げてみたまえ

・・・何故上手(うわて)投げるのだ!」

 

大きく振りかぶった少年の姿に

閣下以下ニワトリご一行は即時退散、

藪に潜りこんでもう出て来ない。

 

「少年よ、こういう時は下手投げが基本だぞ」

「でも僕、上から投げる方が得意なんだよ・・・」

 

こうしてニワトリと少年の間には常に

約3メートルの距離が出来たのでありました。

 

 

その点ガチョウたちは

傍若無人というか好戦的というか

餌を入れた容器を持つ男児の姿に気が付くと

首を下げ半戦闘態勢を取って威嚇音を発声。

 

「ねえ、ガチョウ、噛まないよね?

ガチョウって危ない動物じゃないよね?」

 

「危ない動物じゃないけどガチョウは

噛むし、噛まれたら痛いし、あと

翼で思い切り横殴りにされることもあるよ」

 

「・・・翼で殴られても痛くないよね?」

 

「いや、痛いよ、青痣になるよ。

大人で青痣だから君くらいの大きさなら

顔を殴られたら大怪我しちゃうんじゃないかな」

 

少年は見事に腰の引けた状態で

恐々(こわごわ)とガチョウに餌を与えていました。

 

 

がつがつと餌を貪る

ガチョウの姿に見とれつつ少年は

「それでこのガチョウたちを

どうやって小屋に誘導するの」

 

少年のへっぴり腰ぶりを

微笑んで眺めていたわが夫(英国人)が

「『ゴスゴスゴス』って声をかけながら

集団が小屋のほうに向かうよう

後ろからついて歩いてあげたらいいんですよ」

 

「わかった!ゴスゴスゴス―!」

 

叫びながらガチョウの群れに突進する6歳男児。

 

いきなり何事か!と

恐慌状態に陥るガチョウ集団。

 

それを見て驚く夫。

 

「君!少年!走っちゃ駄目!

走ったらガチョウが驚くでしょ!」

「僕、走っていないよ!」

 

(既視感のある会話)

 

「物凄い速度で走っていましたよ!」

「走っていないよ、僕、本気を出したら

もっとすごい速度で走れるもの、見せようか?」

 

(私、手を叩いて大笑い)

 

この後夫は幾度も少年に

『ガチョウの後ろを歩くときの正しい速度』を

教えていたのですが、やはり子供はどうしても

目の前にあのピコピコ震える

ガチョウの尻尾を見てしまうと

辛抱たまらなくなって早足になり前傾姿勢になり

気が付くと腕を振りそして走りはじめてしまう、という。

 

背後から疾走してくる6歳男児の姿に

追い立てられるようにガチョウ集団が

翼をはためかせこちらも疾駆し始めると

さらに足の回転を速めてしまう少年の本能。

 

「妻ちゃん、僕は子供のことを

よく知らないんですが、子供って

教えないと歩けないものなんですか?」

 

「あのエネルギーを

何かに活用できないものかねえ」

 

滞在中、少年は頑張って

我々のお手伝いに邁進してくれました。

 

 

聞くとどうも本気で彼は

「自分は走っていない」

と思っているらしい

 

・・・いや、君ねえ・・・

 

子供って面白いですね

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猫、愛の受難

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日本式カレーに心奪われた

台湾人少年(6歳)(少年のお父上は

英国人なので正確には

『英系台湾少年』あるいは

『台湾兼英国少年』なのかもですが

居住区が現在台湾なのでこれでゴー)は

我が家に来る車の中で何度も何度も

「これから行くのはカレーのおうちだよね。

去年僕がカレーを食べた家だよね」

と親御さんに尋ねていたそうです。

 

あら可愛い。

 

またそれと同時に

「あとさ、あのおうち、猫がいるんだよね。

黒い猫と白黒の猫。2匹いるんだよね。

猫は僕のことを覚えていてくれるかなあ!」

 

少年の顔を見た瞬間、我が家の

黒猫サイドスワイプはその場に凍りつき、

白黒猫サンストリーカーは一目散

窓から外に逃げていきました・・・

 

誤解なきよう申し上げますが

少年は別に去年

猫を虐待したわけではありません。

 

むしろその逆というか。

 

ただ彼の愛の表現がほら、何、

愛は惜しみなく奪う、みたいな・・・?

 

しかし私には彼の気持ちがわかる。

 

犬や猫が大好きなのに家にはいない、

そんな生活を送る子供が

何かの拍子に実際に動物を間近に見た時

その心がどれだけ踊るものか、

私は実体験から知っている。

 

まあでもあれよ、過去の私も

猫には散々嫌われたものなのですが

今振り返ればその理由は明白。

 

過去の私の轍をこの6歳少年も踏んでいて

1.声が大きい(だって猫に興奮しているから)

2.動作が素早い(だって猫に早く触りたいから)

3.逃げる猫を追う(だって猫が好きだから)

 

猫の生態をご存知ない皆様、これが

三大『猫にやっちゃいけない行動』でございますよ!

 

それでもこういう時サイドスワイプ君は

「・・・まあ自分は飼われている身ですから」

と静かに諦めてくれる度量の広さがあり

兄弟猫サンストリーカー君のように

さっさとお客から逃げ出したりはしない。

 

 

飼い猫の義務として5分くらいは

お客に挨拶をし愛想を振りまくべきか、

たとえ相手が子供であっても、と

観念した様子のサイド君を腕に抱えて

わが夫(英国人)が少年に

猫との接し方をレクチャー。

 

「いいですか、猫の頭、

耳の近くを撫でてあげるんです。

優しく静かに、毛の流れに沿って」

 

指示に従う少年の動きに

害はないとみたか目を閉じる黒猫、

その姿を確認するなり少年は

興奮に上ずる高音

「見てっ!猫、喜んでるっ!」

 

次の瞬間夫の腕から飛び出し

出窓に避難したサイドスワイプ。

 

「猫に大きな声を出したら駄目ですよ、君」

「出してないよっ!僕の今の、普通の声だよ!」

 

「猫は耳がいいから、君のその

『普通の声』が大きいんですよ。

ひそひそ声で話をしてあげないと」

 

なお出窓に逃げたのは

サイド君の記憶力の良さを示す行為で

うん、去年はその窓に逃げたら

当時5歳の少年は

もう君に手が出なかったよね。

 

窓が高いからね。

 

でもね、今年の少年は1年分

体も頭も成長していて、

猫をしばらく見上げていたかと思ったら

えっちらおっちらと椅子を抱えて

出窓に近づき椅子の上に立ち上がり

・・・その様子を絶望の眼差しで眺める

サイドスワイプ君の哀れさよ。

 

「少年よ、それ以上猫を追うと

君は猫に嫌われることになるぞ」

 

「僕は猫を追っかけたりしないよ!

猫のために窓を開けてあげるだけだよ!」

 

6歳児は不器用な手つきで窓を開け、

猫はそこから外に飛び出していきました。

 

その背中に向かって少年は

わが夫に言われたとおりひそひそ声

「ね、僕、君のために

窓を開けてあげたでしょ?

僕、いい子だったでしょ?

だからまた家に入って来てね!」

 

君は健気だなあ。

 

本年の我が家滞在期間中に少年は

サイドスワイプ君の肩に手を回し

自分の額を猫の鼻面に

擦りつけることに成功しました。

 

来年はもしかしたら彼の

『膝の上で猫を抱っこ』の夢が

かなうかもしれません。

 

大志を抱いてこその

少年時代なのでございます。

 

 

 

少年時代少年時代
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少年と家禽についてはまた明日

 

猫撫でに自信のある貴方も

猫の扱い経験ゼロの貴方も

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少年、カレーに出会う

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去年の夏、夫(英国人)の古い友人が

家族連れで遊びに来ることになりまして

「お子さん、何歳だっけ?5歳?

5歳の子に何を食べさせたらいいんだ?」

 

いえ、世間の5歳児が何を食べるのか

私は本気でわかっていないところがあるんです。

 

夫は私に輪をかけて

そこらへんがわかっておらず

「・・・何でも食べるんじゃないですか?」

 

いやもしかしたらそうなのかもしれませんけど

「たとえばお肉をローストするにしたって

我々の好きなパキスタン風ソースは

あれは子供には刺激が強すぎて駄目だろ」

 

「大人のぶんだけご馳走を作って

お子様にはパンとバターでどうでしょう」

 

「友、遠方より来たるあり、でパンと

バターはいかんだろ!いくらなんでも!」

 

そう、この友人一家は台湾という

英国からしたら遠方も遠方に

普段は住んでいらっしゃる方たち。

 

夫の友人は英国人なのですが

奥様は台湾の方で、待てよ、台湾・・・

 

確か以前『台湾では

日本風のカレーが大人気』という話を

私は耳にしたことがあるような・・・

 

というわけで私は大鍋いっぱいに

日本式にカレーを作り(つまりルゥを使用)

「妻ちゃん、子供に刺激物はよくないって

話だったんじゃないんですか」

「大丈夫だ、これは子供のぶんは

牛乳で薄めればいいんだ」

 

「僕はどうせカレーならタイ式の

緑色のカレーが嬉しかったんですけど」

「私の腕ではあの刺激は薄められない。

まあ任せろ、カレーの力を信じろ。

いいか、カレーが嫌いな子供など

日本には基本的に存在しない。

フィッシュ&チップスが好きじゃない子が

英国には基本的にいないのと同じ理由だ」

 

「・・・台湾と日本じゃ食文化も違いません?」

「そりゃ違うさ、しかし日本と英国、あるいは

台湾と英国の食文化差に比べたら

日本と台湾には割と

共通する食嗜好があると思うんだよ」

 

そんなこんなで友人一家がご到着、

挨拶を交わしお互いの自己紹介を終え

(奥様とお子様とは私はこれが初対面)

さあでは食事にしましょうか、ということになり

登場したのがわが自信作『日本のカレー』。

 

さあ、子供よ!喜びたまえ!

 

しかし肝心の五歳児はお皿に盛られた

白米とカレーと福神漬けを見ると

怪訝な表情で母親にしがみついて

「ママ、これ・・・何?」

 

 

えっ。

 

「あら、これはカレーよ。

そうよね、Norizoさん?」

 

「そう、そうです。日本のカレー。

あのもしかしてカレーはお嫌いですか」

 

「ううん、私は好きよ。ただうちの子が

これまでカレーを食べたことがないだけ」

 

ええっ。

 

「もしカレーが駄目なようでしたら

台所にパンとバターと

チーズくらいはございますが・・・

ごめん、5歳にカレーは早かった?」

 

「子供用のカレー、これは

牛乳で割ってくれてあるのよね?

じゃあ大丈夫だと思うんだけど・・・」

そこで彼女はお子様に向かって

「一口だけいただいてみなさい。

食べられないようなら

残りをママが食べてあげるから」

 

恐る恐るスプーンを握りしめる子供。

 

うん、予備知識なしに見たらカレーって

結構得体のしれない外見をしていますよね。

 

具は豚肉と野菜だったんですけど

その何もかもが茶色いドロドロ

覆われてしまっているわけですし。

 

あとこの匂いも、初めての人には

もしかしてかなり強烈なんじゃないかしら。

 

「少年よ、無理はせずともよいぞ」

 

私の言葉に小さく頷いて5歳児は

勇敢にスプーンに少しだけ

その目の前の茶色い液体をくっつけ

おずおずと舌で舐めるようにしました。

 

固唾をのんで見守る大人たち。

 

少年は静かに口の中に入ってきた

『日本のカレー』の味を確かめ、次の瞬間

目を丸く見開き口を半開きにし

虚空を見詰めて鼻から深い呼吸をし、

忙しげに舌を小刻みに上顎に

くっつける動きを繰り返しました。

 

「どう?食べられそう?」

 

愛する母親の声も耳に入らない様子で

少年は二匙目をスプーンに盛り

(今度はかなりの量)、

ためらうことなくそれを口に。

 

次はゴハンを。続けてカレーを。

 

『一心不乱』という言葉が

あんなに似合う子供の姿を

私はそれまで

見たことがありませんでした・・・

 

(というか私は最初彼が

フレーメン反応を起こしたのかと)

 

人間、何の心構えもなく偶然に

『美味しいもの』を味わった時って

本当にあんな風に驚くものなんですね・・・

 

いや、いいものを見せていただいた。

 

結局彼は皿を舐めるようにきれいにし

(実際舐めようとして母親に叱られていた)

お鍋に残っていたカレーもすべて

『おかわり』で食べつくし、私は

調理人冥利を味わったのでございます。

 

夕食の後、彼の両親から

「うちの子、割と食が細い方で、

今日みたいにこんなに

モリモリ食べる姿は珍しいんだよ」

というお世辞までいただき

私はすっかり調子に乗って

もう私が豚だったら相当高い枝まで

木を上っていましたね。

 

そんな彼らが今年もまた英国に

遊びに来るということになったので

私は当然のごとくカレーを用意。

 

「妻ちゃん、僕はてっきり今回は

前回と違う料理を準備するものとばかり」

「うん、普段なら前回とメニューが

かぶらないようにするんだけどな、

安全策ということで。もしかしたらこれで

『カレーしか作れないおばさん』と

少年には認識されてしまうかもしれんがな

・・・やっぱり違う料理に

しておくべきであったかなあ」

 

私の悩みをよそにお客様が登場。

 

6歳になった少年は1年前に比べると

格段に言語能力が発達していて

はきはきと挨拶を済ませると

「それでね、ねえねえ、Norizoさん」と

私の服を引っ張りひそひそ声になり

「またカレーを作ってくれる?

今年僕がここにいる間にもう一度

あのカレーを食べることはできる?」

 

勝者の微笑みを私は夫に投げかけてから

少年の目線を捉えなおして

「もちろん!もうお鍋にいっぱい作ってあるよ」

 

「じゃあ今日の夜ごはんはカレーなの!」

 

「カレーだよ!」

 

・・・『嬉しくて小躍りする』人間、というのも

思えば私は初めて目撃した気がします。

 

日本式カレー、台湾人少年を籠絡。

 

日本のカレーはすごいなあ、という話です。

 

 

今年のカレーの具は牛肉と野菜

 

ルゥはこれでした

 

夜ご飯にカレーをパクパク食べた彼は

布団に入る直前、夜9時をまわったところで

「・・・僕、お腹が空いちゃった」

 

「ああ、じゃあ牛乳でもあっためる?」

 

「あのカレー、残っている?残っているよね?

僕はね、あれを食べたい・・・!」

 

親戚のご高齢者が会うたびに

「貴方は子供の頃これが好きでね」と

毎回同じものを食べさせようと

してくることってあるじゃないですか

 

それはね、貴方が子供の頃

本当に美味しそうに幸せそうにその何かを

食べたのよ、その人たちの前で

 

たとえば私が80歳くらいになった時に

この台湾人少年が訪ねてきてくれたら

私は反射的にカレーを作ろうとすると思う

 

美味しいご飯の基本は愛だ

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お客様がいらっしゃるとなると

何故か家の中がきちんとする現象、

これには何か名前があるのでしょうか。

 

いや・・・普段からそれほど不潔に

生活しているわけではないのですが、

やはり他人様の目が入るとなると

鏡とか窓とか拭き直しちゃいますよね。

 

というわけで我々は案外

お客好きな夫婦なのですが、

世の中にはお客が嫌いな方たちもいる。

 

そして『招かれざる客』も存在する。

 

その例がこちらです:

 

 

いやあ、ガチョウ小屋がどうも

一部の種牡羊(おっさん)には

魅力的でありすぎるらしく。

 

 

ガチョウたちの家出の理由は

ここらへんにもあるのではないか、と

最近は朝ガチョウを外に出したら

すぐに小屋の扉を閉めて夕方に

また開くようにしているのですが、

その戸締りを忘れるとこんなことに。

 

 

ガチョウ団を率いる雄ガチョウ『兄君』が

時々おっさん相手に怒りの喚き声を

上げているのも聞こえはするのですが、

たとえ耳元で金切り声をあげられようが

首や鼻面を多少齧られようが

おっさんにとってはどこ吹く風。

 

もう何をされようが動かない動かない。

 

この小屋をガチョウが使うのは夜、

一方おっさんは昼日中に避暑を求めて

この建物に入りたがるので、今流行の

『シェアハウス』の可能性を

考えないこともなかったのですが、

おっさんを朝方に1頭入れると

何がどうなるのか芋蔓式に

昼くらいまでに20頭のおっさんが

この狭い空間にひしめき合うようなこともあり、

そうなると彼らの落下物で床が汚れる。

 

 

・・・起き抜けにお腹の下が黒くなっている

ガチョウの姿というのは悲しいものです。

 

(寝る時にうずくまるでしょ?

すると床の汚れがお腹に付いちゃうの)

 

そんなわけでガチョウ小屋の

『おっさん出禁』は今後も続くのでございます。

 

 

ところで『出禁』の読みは

『できん』で正解なのでしょうか

 

なおガチョウとおっさん羊の間には

時々争いが起こるのですが

いざという時はたいてい

ガチョウ側が勝利を収めています

 

必殺技は『耳齧り・ヒネリ入り』

 

喧嘩の原因はよくわからず

 

・・・雄ガチョウ『兄君』が己の強さを

集団に誇示したい時に

たまたまそばにいた不運なおっさんに

戦いを挑んでいる風もなきにしもあらず

 

おっさんもおっさんでガチョウ相手に

本気を見せる気はさらさらない様子なので

これはこれで美しい共存の姿かと

 

・・・弱いガチョウほどよく吠える

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夏、情熱の情事

テーマ:

ケールやサヤエンドウ、

ラズベリーなどが順次

取り入れ時期を迎えました

わが夫(英国人)の畑でございます。

 

 

さあ、またここから

畑と我らの食卓の

産出・消費競争が始まる・・・!

 

今年の私は本気で

『収穫物の冷凍保存』を

考えております。

 

もうね、旬を逃して味が落ちる

野菜を見るのが私は忍びないの。

 

あ、ちなみにロケット(ルッコラ)と

サラダ菜とは現在も駆け足競走中です。

 

何故夫はもう少し野菜の

『数を絞る』ということをしないのか・・・

 

それでも優しい妻である私は

近頃忙しい夫に変わり

せっせと野菜畑の

草むしりをするのでありました。

 

日の長い北国の夏、

夕食の後、午後8時過ぎでも

外で仕事ができるのが

嬉しいといえば嬉しい環境。

 

また今週は風が暖かくて素敵なのです。

 

この場合、風は非常に重要で、

風がないと吸血虫ミッジ(ヌカカ)が

出てしまうのでございますよ。

 

風があると奴らは吹き飛ばされるので

人は気持ちよく作業に

没頭することができるのです。

 

鼻歌交じりにエシャロット区画の

雑草を引き抜いていた私はふと目の前に

これまでに見たことのない形をした

奇妙な何かが存在することに気が付きました。

 

 

薄茶色で、勾玉が二つ、

ぴったりと重なったような・・・

 

陰陽対極図のような・・・

 

それが何やらひっそりと息づきつつ

かすかな振動を繰り返し・・・

 

あ!

 

これはわが畑の大敵、

ナメーどもではないか!

 

そう、私は暖かな夏の夕暮れ

情熱に身を任せることを決意した

2匹のナメクジの

情事を目撃してしまったのです。

 

しかしこれはわが夫の畑の一大事、

これを見過ごせばこの畑に

数多くのナメーたまごが

埋め込まれることになってしまう。

 

私としては当然彼らを捕え

息の根を止めるべき。

 

情けは無用。

 

・・・ではあるのですが、しかし

彼らは私に発見されたことを

知ってか知らずか

行為を止めることはなく、

またこの2匹の雰囲気が

ぎょっとするほど官能的だったんです。

 

このムードを壊したら

エロスの精霊が天から駆けおりてきて

私の後頭部に腐ったじゃがいもを

投げつけること間違いなし、みたいな。

 

言っておきますが

私はナメクジが好きではない。

 

連中がわが前庭から

完全に姿を消しても悲しくもなんともない。

 

だがここまで熱をこめて

互いを深く愛する二人を

冷酷に引き裂けるほど無情でもない・・・!

 

私は近くの雑草の葉を使って

からまりあう2匹をつまみ上げると

畑から離れた木陰に放り投げたのでした。

 

いやしかしナメクジの交尾が

あんなにすごいものだとは知りませんでした。

 

まさに『濡れ場』という単語がふさわしい

驚異の粘液量と命を賭けた必死さの輝き。

 

しかし彼らの子供が

夫の畑に戻ってきたら困るのです。

 

夏の世の二律背反でございます。

 

 

あれだ!マルグリット・デュラスなら

あの光景を詳細に描写できるはず!

 

 

 

 

まさかナメーに

艶っぽさを感じる日が来るとはなあ

 

ああ、ナメーって

色っぽいですよね、という貴方も

いやもうNorizoさん、それ

貴方がもう末期ですよ、という貴方も

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