SCE PS3 PS4 ニュース速(まとめブログ)

SCE PS3 PS4のニュースと関連したニュースをまとめていきます
(たまに管理人が気になったニュースも追加していきます)
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文:編集部 ミル☆吉村
●ビデオゲームの新たな風を感じろ!
毎年3月にサンフランシスコで行われるゲーム開発者のための国際カンファレンスGDC(ゲーム・デベロッパーズ・カンファレンス)。
その中日に行われるのが、IGF(インディペンデント・ゲームス・フェスティバル)とGDCアワードの授賞式。
前者がインディー専門、後者が全ゲームが対象となっているものの、このふたつの賞は同会場で連続して行われ、しばしば両者にまたがってノミネートされる作品があったりして大いに盛り上がる目玉イベントのひとつだ。

そして今年も、日本時間の3月17日朝にサンフランシスコのモスコーニセンターで開催される第18回IGFの各賞ノミネート作品が発表された。
というわけで今年もファイナリストに残った全作品を紹介しよう(ちなみに同作品のエントリーは一度までという規定により、IGFから外れてGDCアワードのみのエントリーになることもある。
「あの作品が入ってないの!?」というケースは大体このパターン。
今年は『Downwell』と『Crypt of the NecroDancer』がGDCアワードのみでエントリーされている)。

●Excellence in Visual Art(美術賞)
Excellence in Visual Artは、優れたアートスタイルや視覚効果を持つゲームに対して贈られる賞。
ミニマルデザイン、サイケデリック、光のファンタジーを感じさせるもの、ミニチュアのような表現など、スタイルはさまざま。

『Mini Metro』 (Dinosaur Polo Club)
駅のアイコン同士をマウスで繋いで鉄道/地下鉄の路線を引いていく一種の鉄道運営ストラテジーゲーム。
路線図のようなシンプルなアイコンのみで展開していく、ゲームプレイとアートの両面でミニマルかつ奥深いデザインが特徴で、やり始めると止まらない(記者の正月はコレで潰れた)。
Disasterpeaceによるサウンドも評価が高く、IGFではアート以外にゲームデザイン、オーディオ、そして大賞と、合計4部門でノミネートされている。
現在PC/Mac/Linux版が発売されていて、Playismによって日本語ローカライズ済み。
Steamなどのほか、もちろんPlayismでも配信中。
またiOS/Androidへの対応も予定されている。

『Panoramical』 (Fernando Ramallo & David Kanaga)
音楽賞と2部門ノミネートされた本作は、音とグラフィックが連動した“オーディオビジュアル”と呼ばれる体験ができるインタラクティブアート系のソフト。
キーボード&マウスやPC用ゲームコントローラー、そしてDTM用のMIDIコントローラーなどを使ってパラメーターをグリグリ変えると、新たな音が加わるとともに視界がグワッと変化していき、なんとも言えない高揚感を味わえる。
PC/Macで配信中で、本誌ではレビューも行っているので、詳細はそちらも参考にしてもらえるとありがたい。

『Gnog』 (KO_OP)
不思議な機械仕掛けの“モンスター”の頭に仕掛けられたミニパズルを解き、頭から頭へと進んでいく一種のパズルアドベンチャーゲーム。
海外では今年プレイステーション4でのリリースを予定しており、追ってSteam版とiOS版の展開も計画されている。

『Armello』 (League of Geeks)
ボードゲームやカードゲームの要素を取り込んだストラテジーゲーム。
ミニチュアフィギュアで遊んでいるかのようなアートスタイルで、獣人たちが住むアルメロ王国をめぐる戦いが描かれる。
PC/Mac/Linux版以外に、PS4版も配信中。
ローカライズも行われている。

『Oxenfree』 (Night School Studio)
とある島の浜辺でパーティーしていたティーンのグループがそこに眠る何者かを呼び覚ましてしまったことから始まる、ホラーアドベンチャーゲーム。
心温まりそうな切り絵風グラフィックのまま、異形が動き出してきた時の恐怖はなかなか。
海外では1月15日にXbox OneとPCで配信予定。

『Darkest Dungeon』 (Red Hook Studios)
現在Steamで配信中のアーリーアクセス(早期アクセス)版が人気を集めている、ローグライクなターンベースRPG。
プレイヤーは冒険者のパーティを組み、ダンジョンの奥へと進んでいく。
マップの自由な探索要素などがない分、心理的ストレスによって起こる問題などをコントロールしなくてはならず、甘く見ていたプランがあっという間に崩壊してお通夜、なんてことも。
荒々しい手描きのグラフィックが評価された美術賞以外に、音響賞、大賞などにもノミネートされている。
1月19日に正式版が配信される予定で、別途PS4/PS Vita版の予定や、(正式版配信のタイミングでは対応しないものの)将来的な日本語ローカライズも検討されている。

●Excellence in Narrative(物語賞)
ビデオゲームならではのナラティブ、つまりインタラクティブなストーリー要素を評価する賞で、単にシナリオやテーマの秀逸さだけでなく、それをどういった形でプレイヤーに伝えるかという物語手法も重視される。
今年は『Her Story』と『Undertale』という大賞クラスの作品が並ぶ中、『The Beginner's Guide』と『The Magic Circle』というメタフィクションによってゲーム作りの問題を描いたゲームが2作もノミネートされるという混戦に。
アカデミー賞は俳優についての映画が出ると強かったりするが、IGFではどうだろうか?
『The Beginner's Guide』 (Everything Unlimited Ltd.)
メタフィクションアドベンチャー『Stanley Parable』製品版のクリエイターのひとりDavey Wreden氏による新作。
Wreden氏のナレーションにより彼の知人のものだという未完成の不思議なゲームが披露されるうちに、Wreden氏と知人の間にあったストーリーや、本作を公開した“真の目的”が浮かび上がってくる。
PC/Mac版が配信中。
メタフィクションとしての作品の構造については本誌レビューで解説しているので、気になる人はそちらもどうぞ。

『Black Closet』 (Hanako Games)
お嬢様たちが通う全寮制の女子校で巻き起こる様々な事件に対し、生徒会長として対処していく推理アドベンチャーゲーム。
事件はプレイの度にランダムに生成される。
まずは関係者に事情聴取するか、現場から証拠を探すか、怪しい生徒を尋問するか……。
PC/Mac/Linux版が配信中。
ちなみに百合要素もアリ。

『That Dragon, Cancer』 (Numinous Games)
ライアン・グリーンとエイミー・グリーン夫妻、そして息子ジョエルの小児がんとの闘病の日々を、当時のホームビデオに残された音声や、ビデオゲーム的な比喩表現を織り交ぜながら描いたアドベンチャーゲーム。
PC/Mac/Ouya版が配信中。

『Her Story』 (Sam Barlow)
実写ビデオを使った推理アドベンチャーゲーム。
本作でプレイヤーが可能なのは、古いデータベースを検索し、とある事件について残された事情聴取映像を閲覧していくことだけ。
ゲームシステムはほとんど“正解”への道筋を示さず、プレイヤーはそこに映っている女性の語る内容を頼りに、真相へと迫っていく。
同時開催のGDCアワードでも3部門にノミネート。
PC/Mac/iPad/iPhone版が配信されている。

『Undertale』 (Toby Fox)
RPGやアドベンチャー、そしてシューティング(の避ける部分)などがミックスされた不思議なゲーム『Undertale』は、『Her Story』と並び今年の大賞の本命とみなされている作品で、GDCアワードにも開発者のToby Fox氏本人に対するものを含め3部門でノミネートされている。
戦闘で倒さずに会話や行動で無力化できるという設計や、厄介な性格だったりもしながら愛らしいキャラクターたちなど、どこか奇妙でありながら、懐かしかったり切ない気分にさせられる、深い多様性を感じさせる作品。
PC/Mac版が配信中。

『The Magic Circle』 (Question)
リリースが迫った未完成なゲーム『The Magic Circle』の中を、開発ツールを駆使してパズルを解きながら進んでいく、一人称視点のアドベンチャーゲーム。
世界の中から(なかなか完成しないので揉めている)開発者たちのやり取りを見ることができるメタフィクション風の作りになっていて、要するに(失敗しつつある)ゲーム開発について描いたゲームでもあるのだ。
こちらもその構造をレビューで解説しているので、気になる人はチェック。

●Excellence in Design(ゲームデザイン賞)
奇抜だったり新鮮なアイデアが話題を呼ぶインディーゲームの中でも、特に優れたゲームデザインを持つ作品が表彰されるのがExcellence in Design。
今年は既存のジャンルをミニマル(最小限な構成)な設計にまとめたものや、一部を変えて新たな楽しみを生み出したものが選ばれている印象。

『Kingdom』 (noio & Licorice)
美しいドット絵で描かれた、タワーディフェンス系のゲーム。
コインを使って陣地を整備し、兵士を雇って、夜のクリーチャーの襲撃を退ける。
元々は2013年に作られたFlashゲームが原型。
PC/Mac/Linux版が配信されている。

『Keep Talking & Nobody Explodes』 (Steel Crate Games)
爆弾解体役と、解除方法を調べる指示役に分かれてプレイする協力型の爆弾解体ゲーム。
解体役は爆弾を見てその様子を口頭で説明できるが正しい解除方法がわからず、指示役は紙のマニュアルをめくって「緑の線を切れ!」といった指示を出せるが説明してもらわないと爆弾の型がわからないし解除作業自体はできないという非対称性が特徴。
VR対応ゲームとしても知られており、Gear VR向けに配信されているほか、PC/Mac版はOculus RiftのDK2(第2世代開発者キット)以上に対応。
PlayStation VRへの対応も予定している。
ただしPC/Mac版はVRヘッドマウントディスプレイがなくてもプレイ自体は可能だ(ディスプレイを指示役が覗けない状態でのプレイ推奨)。

『Superhot』 (SUPERHOT)
「プレイヤーが移動する間だけ時間が動く」というギミックにより、敵に囲まれた過酷な状況を切り抜けていくFPS。
止まっている間はほとんど敵が動かないので、“左の敵を殴り倒し、銃を奪って右の敵を撃って、通路から撃ってくる弾を避けながら進んで奥の敵も倒す”といった超人プレイが可能になる(というか超人プレイをしないと負ける作り)。
今年第1四半期にPC/Mac/Linux/Xbox Oneでリリース予定。

『Infinifactory』 (Zachtronics)
パーツを目標の配置になるよう自動処理して組み上げる機械を作るパズルゲーム。
同開発者の『スペースケム』の発展形で、2Dで原子を並び替えて分子を作り出すゲームだった前作に対し、今回は3D空間で目標物を作り出す工場ラインを作り出す。
PC/Mac/Linux向けに配信中。

Mini Metro (Dinosaur Polo Club)
Her Story (Sam Barlow)
●Excellence in Audio(音響賞)
『Lumini』 (Speelbaars)
不思議な飛行生物の群れをコントロールして進んでいくアクションアドベンチャーゲーム。
PC/Mac/Linux版が配信中で、デラックス版にはデジタルアートブックとサントラも付属する。

Mini Metro (Dinosaur Polo Club)
Panoramical (Fernando Ramallo & David Kanaga)
That Dragon, Cancer (Numinous Games)
Darkest Dungeon (Red Hook Studios Inc.)
Undertale (Toby Fox)
●Nuovo Award
Nuovo Awardは、これまでの枠組みにとらわれない新しい表現やテーマに取り組んだゲームに対して贈られる。
インディーゲームが特にインディー限定ではない賞の大賞候補になったりする現在では、ある意味一番IGFらしい部門と言えるだろう。

『Fantastic Contraption』 (Northway Games & Radial Games)
2008年にリリースされたオリジナル『Fantastic Contraption』 は、さまざまなパーツを組み合わせてゴールを達成するための装置を作り出す、いわゆるピタゴラスイッチ(洋ゲーファン的にはインクレディブル・マシーン)的ゲーム。
これはVRヘッドマウントディスプレイのHTC Viveに対応したVR版で、プレイヤーはVRヘッドマウントディスプレイを被り、モーションコントローラーを使ってVR空間で装置作成を目指す。

『Orchids To Dusk』 (Pol Clarissou)
未知の惑星に不時着した宇宙飛行士として、酸素がなくなるまでの最期の数分間を過ごす、探索アドベンチャーゲーム。
特に目的はなく、行けるところまで思うがままに歩くもよし、「もうここでいいや」とヘルメットを脱ぐもよし。
そしてゆっくりと甘美な死が訪れると……。
PC/Mac/Linux版が寄付も可能な無料ダウンロードで公開中。

『Cibele』 (Star Maid Games)
メインクリエイターのニーナ・フリーマン氏自身が演じる(オタク気味の)19歳の女の子ニーナが、オンラインゲームで出会った男性と親密になっていく様子を生々しく描いた「インターネットと愛と性の物語」。
PC/Mac版が配信中。

『Progress』 (Tim Garbos, Martin Kvale and Joel Nystr?m)
画面上の指示に合わせて、タッチしたり、スマートフォン本体を動かしたりsて解くパズルゲーム。
例えば「くすぐって」と書いてあれば、くすぐるようにコショコショとディスプレイをくすぐるような感じで、シンプルな「正解」を見つけた時が楽しい。
iOSデバイス向けに配信中。

The Beginner's Guide (Everything Unlimited Ltd.)
Panoramical (Fernando Ramallo & David Kanaga)
Her Story (Sam Barlow)
Keep Talking & Nobody Explodes (Steel Crate Games)
●Best Student Game(学生部門)
Best Student Gameは、その名の通り学生が制作したゲームを表彰する部門。
とはいえ学校のカリキュラムの一環などに終わらず、実際に商業作品として販売されていたり、パブリッシャーなどの支援を得る作品も多数。

『Pitfall Planet』 (Bonfire Games)
不時着した2名のロボ宇宙飛行士が、宇宙船を再び離陸させるために協力してミッションをこなしていく協力型のパズルアドベンチャーゲーム。

『Ape Out』 (Gabe Cuzzillo)
脱走したゴリラとして自動生成された面を逃走するアクションゲーム。
動画などが公開されていないのでなんとも言えないが、捕獲した人間をぶん投げたり盾にしたりすることもできる模様。
またBGMのジャズが緊張感を高めてくれる(らしい)。

『Beglitched』 (Jenny Jiao Hsia & Alec Thomson)
パステルカラーのネットワーク世界を舞台にしたハッキングパズルゲーム。
PC/Macでのリリースを予定している。

『Circa Infinity』 (Kenny Sun)
同心円の外側から始まり、ゴールとなる弧に飛び込んだら内側の円へ。
そうやってどんどん円の中心を目指していく円形プラットフォームアクションゲーム。
PC/Mac版が配信中なのだが、以前開発者本人にiOS版を見せてもらったので、いずれ対応するかも?
『Chambara』 (team ok)
背景が白黒の世界を舞台にした白の剣士と黒の剣士の対戦アクション。
黒の背景の前に立つ黒の剣士は見えないが、角度を変えて白の背景の部分が重なると浮かび上がる。
現在はオフラインでプレイする対戦ゲームとして設計されている。

●Seumas McNally Grand Prize(大賞)
Seumas McNally Grand Prizeは、その年度を代表する作品を選ぶ大賞。
2000年のIGFの大賞を受賞した直後に夭折したSeumas McNally氏の名を冠している。
今年は『Her Story』と『Undertale』の一騎打ちになりそう。

Mini Metro (Dinosaur Polo Club)
Darkest Dungeon (Red Hook Studios Inc.)
Her Story (Sam Barlow)
Keep Talking & Nobody Explodes (Steel Crate Games)
Superhot (SUPERHOT)
Undertale (Toby Fox)

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