久しぶりに、ブログをUPします。
ここ数ヶ月、心身のリフレッシュに温泉通いをしているんですが、
どんどん地方の名湯、秘湯を求めて移動していますね。
今回は、群馬の『香草温泉』へ行ってきました。
『香草温泉』ってどこ?って?
私も群馬県の草津温泉に行って、情報を得たのですが、
草津温泉の秘湯で、白根山山腹の毒水沢にわいている温泉。
かなりの強酸泉で、知る人ぞ知る名湯ということです。
今回の山行で、温泉は自然の恩恵の賜物だと、つくづく感じましたね。
台風が接近していて、ちょっと迷ったのですが、天気図をみていると
悪化する前に下山できると判断し、一人登山を決行。
始発の電車に乗って、草津温泉スキー場に10時に到着。
名瀑「 常布の滝」に向かって登山道を進みます。
台風の前後は、風や木々の音、雲の動きなど自然の変化を肌身で感じ、
自然への畏怖と、自分の小ささに気づき謙虚な気持ちになれる貴重な機会なので、あえてこのときなのかもしれません。
登山道を一時間ほど登ってから、沢に差し掛かり、
いよいよ温泉に向け、沢のぼり。
1時間ほど沢をつたい、高低差のある滝に出ると、その上から湯気が上がっています。
『いよいよ、源泉だ!』
笹をつかみながら、遠巻きに這い上がると、岩から温泉が沸いているではないですか。
雨具を着ていてもグッショリと濡れ、冷えかけた体に一気に元気が出てきました。
滝のすぐ横に即席の湯船を作って、ぽちゃっと使って日ごろの疲れと汚れを落とします。
台風前の天気とは思えない静穏な空間で岩壁から湧き流れる温泉の音と振動が、体の五感に染み込んでくる不思議な感覚を体験していました。
大地の産湯に浸かっているような安堵感に心が満たされた一瞬。
もっとゆっくり浸かっていたい気分でしたが、近づいている台風のこともあり、
下山の途に着きました。
あいにくの天気のため、それほど写真が取れなかったので、臨場感が伝わらなかったかもしれません。
往復5時間程の山行で、自然の醍醐味を味わえる『香草温泉』。
また、季節を変えて訪れたいと思います。