トヨタ自動車が昨年発売したハイブリッド車の新型プリウスを巡る問題で、ブレーキの不具合として国土交通省に報告された千葉県松戸市で起きた追突事故について、県警が「構造上の不具合はなかった」と断定していたことが19日、捜査関係者への取材で分かった。事故前後の車両情報を記録する「イベントデータレコーダー(EDR)」を解析し、ブレーキが正しく作動していたことを確認したという。

 事故は昨年7月19日、松戸市の国道6号で、同県浦安市の会社員男性(37)運転のプリウスが信号待ちの乗用車に追突、4台が関係する玉突き事故となり、2人が軽傷を負った。男性は「ブレーキが利かなかった」と話していた。

 不具合はないとする分析結果を受けて、県警松戸署は10日付で男性を自動車運転過失傷害の疑いで千葉地検松戸支部に書類送検した。男性は今も容疑を否認しているという。

 捜査関係者によると、事故を起こした車はレンタカーで、県警は事故前に利用した3~4人に事情を聴いたが異常はなかった。また、トヨタ自動車と協力して事故車を分析。その後、米国で「ブレーキが一時的に利かなくなる」との苦情をきっかけにリコール問題が浮上したため、第三者である自動車工学の専門家にもEDRの解析を依頼したが、異常がないとの報告を受けた。【神足俊輔】

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