『魔法があるなら』
- アレックス・シアラー, 野津 智子, Alex Shearer
- 魔法があるなら
語り手はまだ小学生のリビー。リビーにはママと小さい妹アンジェリーナがいる。リビーはあまりに楽天的なままとは対照的に心配性。ママはひとつの場所に落ち着いていられない性質で、リビーもアンジェリーナもうんざりするほど引っ越しを繰り返してきた。ママの足がムズムズして、心の中のジプシーが動き出すとそれは引っ越しのサイン。ところが、今度の引っ越し先は豪華な高級デパートの寝具売り場だった。ただし、週末だけ。月曜が来たら、ちゃんとした家に引っ越す予定で。
はじめはデパートに住むなんて、無理!と思いましたが、時には強引とも思えるやり方で、デパートに住んでしまった3人。考えてみると、いちばん日常に近くて、いちばん難しそうな冒険です。老舗’と呼ばれるようなちょっと古いデパートならできるかも・・・。と思えてきました。食べものもシャワーもテレビも本も、何だってあるデパート生活は楽しそう。しかもリビーたちは‘盗むわけではなく、でもお金を払わず’に快適な生活を送ります。
以前、あるデパート内の衣料品店でバイトをしていたことがありますが、閉店してから開店まで人目に触れることのないデパートは昼間とは違った雰囲気。それこそワクワクするようなものがあちらこちらにあって、仕事そっちのけで見てまわりたくなります。誰もいない売り場には、自分たちしかいないのですから。こんなことをふと思い出しました。
リビーたちが手強そうなドアマンの口ひげさんの鋭い目と対決したり、毎晩やってくる警備員や掃除屋さんの目をくぐりぬけながら、「引っ越しまであと○日・・・」と楽しくも緊張の連続の日々は「できたらいいな~」が叶う日々でもあるのです。広いデパートでの生活、もしできるならどこのデパートがいいかな。
- Alex Shearer
- The Greatest Store in the World


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1 ■TBありがとうございました
拙いブログではありますが、見ていただいて光栄です。このブログもとてもかわいらしく、たびたび拝見させて頂こうかと思います。すてきな本があったら伝えあいたいですね(*^ー^)ノ