カタール放送局アル・ジャジーラの実体と日本のマスメディア | 狭山与太郎のどですかでん

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カタールの首長が私財を投じて作ったアラブ系のアル・ジャジーラという放送局があります。
米国のイラク侵略の時に、CNNなどの米軍丸抱え報道とは一線を画し、客観的な報道姿勢を貫いたことが高く評価されたこともありました。
ところがこのアル・ジャジーラ、「アラブの春」以降状況は大きく変わってしまったようなのです。
リビアやシリアの内乱でカタール政府は反体制側に深く関与していたため、アル・ジャジーラは自由な報道を規制され、カタール政府の単なるプロパガンダ機関となって信頼度が大きく低下してしまったのです。
アル・ジャジーラの傘下にはアル・ジャジーラ・ムバシャー・ミスルという放送局があるのですが、エジプトでモハメド・ムルシ政権が倒された後、放送中止に追い込まれました。
ムルシ政権を批判したことが政府の癇に触ったのでしょうか。
社長のアイマン・ガバラーは7月3日に治安機関に拘束されてしまいましたが5日には釈放されました。
7月8日にはその放送局のスタッフ22名が、職場に嫌気を差して辞職しています。
カタール政府の指示で、ムスリム同胞団に肩入れした報道をさせられたことが辞めた直接の理由とのことです。
その前日7日にはルクソールの特派員ハッガグ・サラマも、放送で嘘をつき視聴者をミスリードしていることに抗議し辞めました。
ムスリム同胞団やサラフィを背景とするムルシ政権を持ち上げる一方、同政権に反対するグループは「暴徒」として報道し、彼らが何を主張しているかは伝えないというのが局の方針でした。
イスラム同胞団が反モルシのデモ隊に発砲したことについても一切報道していません。
ムスリム同胞団やサラフィはアル・カイダともつながり、その糸を手繰ると米国ネオコン、椅子らえるが顔を出します。
カタール政府は椅子らえるのネタニエフ首相に献金していることでも知られています。
アル・ジャジーラの社員がシリアの反政府軍への兵器の”運び屋”になっていたという情報も流れています。
昨年3月にもアル・ジャジーラのベイルート支局の幹部ハッサン・シャバーンやプロデューサーや特派員も「偏向放送」に抗議して辞職しています。

一方我が国のNHKをはじめとする放送局はいかがなものでしょうか?
相変わらずBS1では中東情報はアル・ジャジーラのニュースをそのまま垂れ流し続けています。
誰かが偏向報道に抗議してやめたという話も聞いたことがありません。
日本の放送や新聞のマスメディアに携わる人たちには正しい報道を客観的に伝えるという最も基本的な姿勢が全く見られないようです。
どこの報道部も政府やスポンサーや圧力団体や宗主国の顔色を窺って、彼らが喜びそうなどうでもいいインチキ情報ばかりを垂れ流すのみです。
原発事故が日本マスゴミ再生への良いチャンスだったのですが、結局自主改革への糧にすることができず終わってしまいました
シリア情勢にしても、我が宗主国である米国様のメディアですら反政府軍の実態に疑問を呈するようになって来ているというのに、知ってか知らぬか未だにアサド批判なのです。世界中で未だにこんな放送をしているのは日本とカタールくらいでしょう。
要するにインチキ情報やプロバガンダを垂れ流すという点では中国と大して変わらないということですね。
中国と日本で大きく違うのは、中国では新聞やテレビの報道はみんな政府のプロバガンダだと思って信じていないのに対し、日本人は新聞やテレビで報道されることはみな正しいと未だに信じているということでしょうか。
全くオメデタイというほかに言葉が出ないです。
中国では年間25万件ものデモや暴動が起きているということですが、国民の意識や行動力やエネルギーは日本人民より数段勝っているんじゃあないでしょうか。
これじゃあ戦争やっても日本は勝てっこないですぞ。石腹さん!
戦争まで行かなくてもあらゆることで負けそうです。
そのうち「なんで負けちゃいけないんですか?」なんて聞く奴も出てきそうです。
なぜならみんな飼い慣らされて骨抜きになってしまって、疑うことを知らない人間に人格改造されてしまってるからです。
その結果未だにおれおれ詐欺の被害者は後を絶ちません。
世界中探したってこんな国はないんじゃあないでしょうか。
「騙すより騙されろ」というのが日本人としての基本的な道徳観です。
世界中から驚異の目を持って評価されています。
アーメン