今年の4月より、河内長野校務員(小学校・中学校)、
給食配膳員(中学校)の業務を変更すると一方的な通知が流されました。
対象者は39名にあたりますが、実質突然の解雇通知です。
中身の概要は、
小学校の場合、現在の学校校務業務と学校安全管理業務
(校門前で子どもたちの安全管理に携わっている仕事。
現在シルバー人材センターに委託)を合わせて週20時間未満で
シルバー人材センターに委託する。
中学校は現在の学校校務業務と学校給食配膳業務
(弁当受け渡業務、現在パート勤務)をあわせた業務となり
新たに非常勤嘱託員として採用するというものです。
学校校務員の役割は、子どもたちの教育現場の環境を維持するために
決して小さくはありません。
子どもたちとの関係、教職員との信頼、一定期間勤務するからこそ
構築されるものですし、仕事に誇りをもって携わっていただいています。
そしてそれ以前にこの通知は昨年の末、書面で渡したあと
12月22日に説明会らしきものを自由参加のような形で開いたようです。
本人にも、こんな一方的な通知、職員には全く知らせず、
議会にも黙って進めるこんなやり方は絶対許せません。
目的は財政健全化?! このことにより約2200万円/年間 削減できるとのこと
しかし失うものは大きいはず。
そもそもシルバー人材センターは
その会員と発注者又はシルバー人材センターとの間にも雇用関係が生じません。
通常の雇用での労働のように、生活のために働くことを望む人を対象にしたものでは
ありません。一定の収入保証や就業日数の保証をする仕組みには
なっていないわけです。(河内長野市シルバー人材センターHPより)
今の校務員の役割、仕事内容から言えば相容れないものです。
この問題はこれからも引き続き追求していきたいと思います。
2016年1月13日
河内長野市長 芝田 啓治 様
河内長野市教育長 和田 栄 様
日本共産党河内長野市会議員団
角野 雄一 丹羽 実
宮本 哲 駄場中大介
校務員・配膳員の業務廃止撤回を求める申し入れ
2015年12月に河内長野市教育委員会は突然、校務員(小学校・中学校)
・配膳員(中学校)の業務を廃止し、シルバー人材センターへの委託と業務
の新設をすると現非常勤嘱託員に一方的に通知した。日本共産党市会議
員団は以下の事項について申し入れるものである。
第一に、非常勤嘱託員の契約は1年契約ではあるが、事実上は5年更新
が行われてきた。いわば突然の解雇通告であり労働者の誇りと生活を踏み
にじる行為である。
第二に、校務員は学校教育を支え子供の成長にとって重要な役割を担っ
ている。校務員業務は教育委員会が直営で行うことが当然の任務である。
「教育立市」を掲げながら校務員業務を投げ棄てる事は、教育の後退である。
第三に、このような重大な問題を当事者にも、学校現場の教職員にも、
議会にも一切の相談も無しに強行し、さらには2月広報に新規非常勤嘱託
員募集を計画している事は、民主主義を無視する手法であり断じて許され
るものではない。
以上、何重にも問題を抱えている校務員・配膳員の業務廃止は撤回し、
さしあたっては2月広報での新規募集は中止するよう強く求めるものである。
以上