歴史のおもちゃ箱があったとしたら、その名前はロンドンだろうか。あちこちに当たり前のように数世紀前がゴロゴロしている。HSBC時代に出張で何回か訪れたが、あれは90年代のこと。しかし、20年近く経ても、街がそう変わった印象がない。地下鉄は前より奇麗になり、街の中心部に世界最大級の観覧車が回っていた。
今回は岡山県下で唯一スーパーグローバル・ハイスクールに認定された城東高校の学生さんとのスタディ・ツアーだった。マルバラ・カレッジで歓待を受け、オックスフォード大学のキャンパス・ツアーもした。個人的には、アムネスティ・インターナショナルの本部を訪問できたのが嬉しかった。イギリスから世界に向けて人権擁護の旗を降り続けている。スタッフの人たちの情熱がムンムンしていた。特別講演をして下さった初老の紳士は、「これから女王陛下に呼ばれている」と満面の笑顔で退席された。