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2011-12-24 18:06:51

求人欄:最終回

テーマ:ブログ

前回は患者さまを

「その気にさせる」のがすごく大事、といいました。


患者さまが「その気になって」くださったら、治療ははかどりますね。


多少痛くてもがんばれる。


多少回数がかかっても最後まで通える。


多少費用が掛かっても、OK。


注:費用に関しては、あくまでも健康保険のレベルです。最近は基本的に3割負担の方が多いですから、一回歯科にかかると少なくともCD一枚が買えるくらいの出費はかかります。ですから回数が増えれば万単位の出費にはなってゆきます。それが負担できるかどうか、という意味です。


治療がはかどれば、おのずと良い結果が得られますよね。


勿論、良い結果というのは患者さまにとってのよい結果ですね。





私たちは、日々の診療において、どうしたら患者さまに「その気になって」もらえるか?


これを考えながら対応しているのです。




こういった事柄は、患者さまお一人おひとりで対応を変えてゆかなければなりません。


例えば、痛みに極端に弱い方がいらっしゃいます。


例えば、歯を治すことより仕事のスケジュールの方が優先の方もいらっしゃいます。


患者さまの背負っている背景が一人一人違うからです。


そして、その患者さまの背負っている病気の重さも違います。



私たちは、こういったことを真剣に考えながら一緒に仕事をしてくれるスタッフが欲しいのです。



最後に、人から聞いた話をご紹介します。


「コーチング」という世界があるそうです。


例えば、野球のコーチとか、スポーツでなくとも英会話のコーチとか、


色々ノウハウを教える技術のことですね。



その「コーチング」の世界では、


「よいコーチ」というのは「教えるのがうまい人」ではないそうです。



「よいコーチ」とは「生徒をその気にさせる人」なのだそうです。


生徒がその気になれば、一人でどんどん練習しますよね。



私たちの患者さまの良い「コーチ」でありたいと願っています。


終わり。


2011-12-19 18:22:50

求人欄:その5

テーマ:ブログ

実例を挙げて考えてみましょう。


いま、ある患者さまが「歯が痛い」とおっしゃって来院されました。




痛みが特にひどい場合を除き、一般的には初診時にお口全体の審査をしてしまいます。


今回は、「歯が痛い」という主訴の部分のほかに、たくさんの歯石がついていたとします




治療はまず主訴の解決、から入ります。


ここでは、通り一遍の説明さえきちんとしておけばまず問題がありません。


なぜなら、患者さまはその問題点を身に染みて感じていらっしゃるからです。




さて、何回かかけて、主訴を解決したとして、今度は歯石をなんとかしないといけません


「なんとかしないといけない」と書きましたが、それは医療側がそう感じているだけで、


患者さまは同じように感じているわけではないのですね。



患者さまと術者の間で認識に差がある。


これが問題ですよ、というわけです。








私たちはプロですから、


歯石を取らずに放置してた場合、将来どんなによくないことが起こって、


どれだけ不自由な思いをするのか、よく知っているわけです。



しかし患者さまは、素人さんですから知らないわけです。


その知らない素人さんに向けて、


「歯石がついています、このままだと歯槽膿漏になりますよ」


程度の簡単な説明をして、


「では、歯石取りをお願いします」


という言葉をいただいても、


それは説明を尽くしたとは言えない。


と思うのです。


なぜなら、


本気で歯石取りをすると、痛いし、回数がかかる。


ことを説明していないからなんです。



ですから一回歯石取りをしたところで、患者さんは「こんなに痛いとは思わなかった」とか、


「これを何回も我慢しなければならないのか」とか思って懲りてしまい、


次のアポイントが入らなくなるのですよ。



でもそれでその患者さまは幸せなのだろうか?


違いますよね。


なぜなら、歯石はついたまま、いずれ歯槽膿漏は悪化し、


歯は抜け、入れ歯になり、食事に不自由することになりますね。


患者さまは歯科医院からは逃げおおせたけど、自分の疾患から逃げおおせたわけではないですね。


ですから、私医療従事者は、


「患者さまをその気にさせる」


ことを考えないといけないと思います。




続く








2011-12-16 18:00:00

求人欄:その4

テーマ:ブログ

インフォームドコンセント


についてもう少し解説します。


日本語では「説明と同意」という風に訳されています。





つまり患者さまに病状や治療の成り行きに関して説明をし、


同意をいただいた場合にのみ治療がスタートする。という意味です。



私が「この言葉には落とし穴がある」と思ったのは、


ややもすると、


「一応説明をして、『お願いします』の言葉をもらったのだからあとは何をしてもよいのだ」、


と術者が思いがちだということなのです。



患者さまは歯科治療に関しては素人です。


歯科医がどんなに説明をしても説明しきれるものではありません。


医療が数分の説明ですべてを語れるのなら、そもそも6年間も大学に通う必要がないでしょう。




どれだけ時間を尽くして説明しても、患者さまは100%理解することは無理。


なぜなら医療に関しては素人だから。


このことを忘れてはいけないと思います。

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