変なことだらけ?!区の子育て利用券事業③~高額委託料を払って外注する必要があるのか?
この「変なことだらけ?!」も今回で最後にしたいところですが、
今回の本会議で、先日より問題にしている子育て利用券事業について、さらに疑問な点が出てきました。
※前回のブログ;http://ameblo.jp/satmik/entry-12221831037.html
本会議の一般質問では、決算委員会の続きで
①子育て利用券事業を子ども家庭課の所管としないこと、アイデックスに外部委託していることの非効率性
②当該事業含め、世田谷版ネウボラのような新規事業を展開する際の区の組織運営面
を問いました。
①の所管云々は、相変わらず「保健所(健康づくり課)でやっていく」の一点張り。
保健所の所掌範囲は、予防接種、感染症など医療マターで、もちろん母子保健は守備範囲ですが、子育て利用券事業のような子育て支援系は守備範囲外だから、無理があると思うのですが・・。
無理やり進めようとするがあまり、人員やノウハウ足りない→外部委託という選択肢を取り、
結果その事業者に丸投げで後手後手に回るのであれば、そのような新規事業はやるべきでない、とも一般質問では申し上げました。
・・というのも、今回、この外部委託(アイデックス)の委託料を調べたら、業務内容の割に高額な委託料となっていることが判明。
委託内容・費用の詳細は以下(※担当課である保健所健康推進課作成の資料から以下コピペ)
① 利用券作成・手引き作成等 8,433,007円
② 事業者登録管理・問合せ対応 6,075,756円
③ 事業者への支払い業務 37,396,450円
※③はについては、実績払いのため下方修正(契約変更)予定
①の利用券手引きは、10月の私の決算委員会質疑をうけ、全面作り直ししているので、そんな作り直すような内容のものに843万も払ってることになります。
②の問合せ対応は、私が「妊婦さんからの声を直接区が聴くべき(問い合わせ窓口として外に出すにふさわしくない類)と主張してきたもの。結局、アイデックスで問合せうけても、区がか改めてかけなおすこともあるそうなので、それなのに607万!
①②ともに一括払いとのこと。問合せ内容などは、件数ベースでもいいような・・。
③は、サービス提供した子育て支援団体などの事業者が、妊婦さんたちからうけとった利用券を送ってくるので、その清算関連業務。
・・ですが、7月からの妊婦面接で、面接と引き換えに渡された子育て利用券&手引き2848件のうち、実際に使われたのは700件という報告も他の会派とのやりとりであったので、
たった700件の清算事務の代行で3739万も払うとしたら、とんでもない話です。
区からの説明資料にも「※③については、下方修正(契約変更)予定」とありますが、どのくらいになるのか?!
また、こうなってくると、来年度は当然このような契約・事業者は見直すべきですが、この辺もどうなるのか(私の本会議での再質問では見直すような副区長の答弁でしたが・・・)。
しっかりチェックしていかないとと思います。