中庭の出来事 (新潮文庫)/恩田 陸
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【あらすじ】

ホテルの中庭で、気鋭の脚本家が

謎の死を遂げた。

容疑は、パーティー会場で発表

予定だった「告白」の主演女優候補

三人にかかる。

警察は女優三人に脚本家の変死を

巡る一人芝居「告白」を演じさせよう

とする…。

という設定の戯曲「中庭の出来事」を

執筆中の劇作家がいて…。

虚と実、内と外がめまぐるしく反転する

眩惑の迷宮。


【感想】

内と外が反転する二重写しの物語。

恩田陸さん作「三月は深き紅の淵を」を

思い起こさせる設定です。

ストーリー自体も面白かったので、

興味深く読み始めましたが…

非常に複雑で普通に読むだけでは

理解するのが難しかったです。

本書の解説にも「理解しがたかったので

本に色分けした線を引きながら読んだ」

と書かれていました。

解説本が欲しい感じです。