- 中庭の出来事 (新潮文庫)/恩田 陸
- ¥700
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【あらすじ】
ホテルの中庭で、気鋭の脚本家が
謎の死を遂げた。
容疑は、パーティー会場で発表
予定だった「告白」の主演女優候補
三人にかかる。
警察は女優三人に脚本家の変死を
巡る一人芝居「告白」を演じさせよう
とする…。
という設定の戯曲「中庭の出来事」を
執筆中の劇作家がいて…。
虚と実、内と外がめまぐるしく反転する
眩惑の迷宮。
【感想】
内と外が反転する二重写しの物語。
恩田陸さん作「三月は深き紅の淵を」を
思い起こさせる設定です。
ストーリー自体も面白かったので、
興味深く読み始めましたが…
非常に複雑で普通に読むだけでは
理解するのが難しかったです。
本書の解説にも「理解しがたかったので
本に色分けした線を引きながら読んだ」
と書かれていました。
解説本が欲しい感じです。