Re:佐高氏とプロレス | 一撃筆殺仕事人:佐高信先生追っかけブログ

Re:佐高氏とプロレス

昨日、07年7月31日の東スポ佐高コラム「毒筆啓上」についてエントリー いたしましたら、ネット上での佐高批判の急先鋒Gryphon様よりコメントいただきました。

<キャー恐いよー助けてー(棒読み)>


なかなか興味深い情報をいただきましたので、そのまま転載させていただきます。


>プロレスの好きな佐高さんですが

はい、プロレス・格闘技兼佐高信サイトを運営している私が来ました(笑)
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なんか佐高さん、、自分ではプロレス好きとか称しているようですがね。
そちらもご指摘の古館批判はリベラル性が低い、程度では留まってませんね。
「プロレス中継とか、あ ま り ア タ マ を 使 わ な い で す む 番組を早口でやっていればいい」

はあ。
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内館牧子批判。
「プロレスの蝶野正洋の大ファンで、東京ドームで行われた試合でパイプ椅子の上に立ち『蝶野ーッ!蝶野ーッ!』と絶叫したこともある内館なのだから、 知 性 や 理 性 を 要 求 す る ほ う が無理なのかもしれない」

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ついでに大宅壮一賞を故井田真木子が受賞した際、少数意見だった立花隆が「プロレスというのは、品性と知性と感性が同時に低レベルにある人 だけが熱中できる低劣なゲーム」と受賞絶対反対を表明したことに全面的に賛成。
そこからスポーツノンフィクションを得意とする沢木耕太郎批判につなげるという珍妙な論理を(笑)。


これで自分はプロレス好きだ、と佐高氏が表明しても
「あなたは嘘つきなんですか、それとも例によって過去の言動をすっかり忘れてるんですか」と聞くぐらいしかありません(笑)
Gryphon 2007-08-18 10:24:41

エーまず、現在佐高信さんがプロレスファンであるという情報は、こちらの対談集の前書きから知ることができます。


佐高信の丁々発止
はじめに――「神は不謹慎に宿りたまう」


 言葉は肉体を持っている。それが物や事柄を指し示すからということもあるが、生ま身の人間から発せられるものであることによって必然的にボディ・ラングエッジたらざるをえないのである。


 私はしばしば、テレビのプロレス中継やK1中継に魅入ってしまう。肉体を喪失した言葉の乱舞にうんざりして、原初的な肉体の衝突に興奮してしまうのである。


http://www.pen.co.jp/syoseki/syakai/0621.html
(下線 引用者)

ま、確かに佐高信さんはこのとき以前はプロレスに対しては好意的とはいえませんでしたね。
ご指摘の事象のほかにも堺屋太一氏を批判するにあたって、氏が女子プロレスにいれあげていて当時の人気女子レスラー尾崎魔弓さんんを友人が経営するパチンコ機器メーカー・ダイコク電機のCM出演させるよう、堺屋氏が便宜を計った疑いがあり、その関係が不明朗であるという噂の眞相での疑惑発覚を指摘して、そのとき「女子プロレスを好きなのは堺屋の好みだから私は何も言わないが」みたいなプロレス批判とも取れるような表現をしていたこともあります。

そして、Gryphonさんが指摘している2004年9月号、創の「タレント文化人筆刀両断」での内舘牧子さんの批判ですが、Gryphonさん、現在発行されているちくま文庫での内舘氏の章をご覧ください。

佐高 信
タレント文化人筆刀両断! (ちくま文庫)


「創」連載時のご指摘のところがすべて削除され不自然な空白がページの後ろに生じています(笑)

プロレス関係者、愛好者の鈴木邦男さんやチョコボール向井氏もあの月刊誌には執筆していますから苦情がかなりあったのかもしれません。

その後の2006年6月号での「創」でGryphonさんが最初にご指摘になった古館伊知郎氏の行動批判をしていますからその時点ではまだプロレス嫌いだったかも。

そして佐高さん、この年に香山リカさんとはじめて対談などをなさっているのですが、プロレスファンの皆様はご存知のように香山さんは熱狂的プロレス者で、なんと身障者プロレスのリングドクターを勤め、またジャイアント馬場を特集したNHKのシリーズにも解説、進行役をされているのですね。


私は佐高信さんが「プロレス好き」を標榜するようになったのはこの香山さんとの付き合いからではないかと見ております。
なんせ、佐高さんの故郷酒田はミスターオオノウミ、石川隆士選手の出身地ですからね。酒田で香山さんとの対談を行ったときプロレス嫌いでは通じなくなったのでしょう。


さて、Gryphonさんご指摘の最後の1つ、これは知りませんでした。(ガックシ)、佐高さんが井田さんをそんなに書いていたとは。

佐高さんはテリー伊藤さんとの共著「お笑い創価学会 信じるものは救われない、池田大作ってそんなに偉い?」で井田真木子さんの池田論を高く評価していましたからね。これは本当にそういうことを言ったのなら井田さんが亡くなった時に謝罪、撤回してほしかったですね。
(Gryphonさん、ソースを教えていただければ幸いです。)
井田さんの「プロレス少女伝説」たしか中国残留孤児の子女であるレスラーのことも書いてたのではなかったでしょうか。
これは参りました。


ま、しかしGryphonさん。佐高さんのことを「嘘つきである」と批判しても詮無きことではないでしょうか。

なにしろ、佐高さんのモットーは「フェアプレイは時期尚早」また「疑う、逃げる、嘘をつく」なのですから。(笑)