「平成関東大震災」 福井晴敏 2008-044 | 流石奇屋~書評の間

「平成関東大震災」 福井晴敏 2008-044

福井晴敏氏「平成関東大震災」読了しました。

ちなみに正式な名前は「平成関東大震災 いつか来るとは知っていたが今日来るとは思わなかった」です。

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平成関東大震災--いつか来るとは知っていたが今日来るとは思わなかった--/福井 晴敏
¥756
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出版元
講談社
初版刊行年月
2007/08
著者/編者
福井晴敏
総評
18点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:2点 
読了感:2点 
ぐいぐい:4点 
キャラ立ち:3点 
意外性:3点 
装丁:4点

あらすじ
サラリーマン西谷久太郎を突如襲った大地震。震源は東京湾北部、マグニチュード7.3。高層ビルのエレベーターからようやく脱出した西谷が目にしたものは…。リアルなデータと情報を満載した実用的シミュレーション小説。 <<Amazonより抜粋>>


あらすじにあるとおり、「いつか起きるであろう大地震のシミュレーション小説」でございます。

実用性とストーリ性との両立という意味において、福井氏の実力はやや見えなかったのも事実であり、それが実用性にも影響しちゃったな~とか思っちゃいました。

一兎追うもの二兎追えず。

ただ内容自体は、どうしたって避けられない話であって、本書にエンターテイメントを期待しちゃいけないのですよね。

実用として利用するのであれば、小説じゃない形が良いのでしょうね、この手の話って。

と、極めて読み手のわがままな話で終了します