2007年09月01日(土) 13時18分16秒

「名もなき毒」 宮部みゆき 2007-098

テーマ:★読後感想:作家別【ま・や行】
2007年本屋大賞第10位であり第41回吉川英治文学賞受賞作でもある、宮部みゆき氏作品、「名もなき毒」読了しました。

「原田いずみ」、いいですね。
登場人物としては相当のインパクトをいただきました。
 
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宮部 みゆき
名もなき毒
出版元
幻冬舎
初版刊行年月
2006/08
著者/編者
宮部みゆき
総評
23点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:4点 
読了感:3点 
ぐいぐい:4点 
キャラ立ち:5点 
意外性:4点 
装丁:3点

あらすじ
どこにいたって、怖いものや汚いものには遭遇する。それが生きることだ。財閥企業で社内報を編集する杉村三郎は、トラブルを起こした女性アシスタントの身上調査のため、私立探偵・北見のもとを訪れる。そこで出会ったのは、連続無差別毒殺事件で祖父を亡くしたという女子高生だった。 <<Amazonより抜粋>>



読み終えて、タイトルの「毒」とは、何なのかと考えてみましたが、文中にもあった「こんなにも複雑で面倒な世の中」そのものなんじゃないかと思い、なんだか悲しくなってしまいました。

本書では、ストレートな毒(青酸カリを使った連続無差別毒殺事件)を扱いつつ、サイドストーリーとしていくつかの「毒」を見せていきます。
また、前述した「こんなにも複雑で面倒な世の中」という巨大な毒に対峙し、「解毒」しようと奔走する人たちの無常さなども扱っており、とてもリアリティのある作品であると思いました。

特に「原田いずみ」の持つ「毒」には考えさせられました。

「自分勝手」「うそつき」「被害妄想」「負けず嫌い」「人の幸せを妬む」・・・

直情的な彼女のエピソードは、強烈な印象を残しましたが、一歩客観的に考えてみると、私自身を含めて、「原田いずみ」ってのは、たくさんいるんじゃないかと。
それを表に出すか、出さないかという「たったそれだけの問題」
なんじゃないかと。
そう思ってしまったわけです。

なんだか、とっても考えさせられる(良い)作品でした。

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