2007年03月25日(日) 21時56分13秒

「小生物語」 乙一 2007-037

テーマ:--乙一
小生≒乙一であり小生≠乙一という不可思議な徒然物語「小生物語」読了しました。

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乙一
小生物語
出版元
幻冬舎
初版刊行年月
2004/07
著者/編者
乙一
総評
20点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:2点 
読了感:3点 
ぐいぐい:4点 
キャラ立ち:4点 
意外性:3点 
装丁:4点

あらすじ
驚天動地、奇々怪々、前代未聞、無我夢中、陰翳礼讃、波瀾万丈…。小生と乙一の161日。著者のホームページ及び、Webマガジン『幻冬舎』連載に加筆・訂正を加えて単行本化。<<Amazonより抜粋>>


「小生物語」といっても厳密には物語ではなく、「まえがき」で著者が述べているとおり「ネットで書き散らした日記のようなもの」なわけです。(ちなみにこの「まえがき」だけ読んでも、卑屈感があって秀逸です)

なのですが、かといって純粋な乙一氏の日記なのかといわれれば、これは「あとがき」で著者が述べているとおり、「そうでもない」。(これまた、ちなみにこの「あとがき」は、大概のあとがきが、そうであるように、ちゃんと後で読んだ方が面白いことになります

正直、内容全体は「本が売れてしまった若い作家のだらだらとした日常」ってことなのですが、要所要所に乙一的挿話が挟みこまれています。
それは単発、要するにその日の物語として収束されるもの(例:映画館で同席していた泣きやまない子供とその母親)から、継続的に日記に組み込まれるもの(例:お気に入りのソファーと、それについてきた少年)まであります。
このあたりの日常のダラダラ感と、非日常的挿話の見せる微妙なズレ感があいまって、これが意外に面白かったわけです。

とはいえ、前にお断りの通り「物語」ではないので、ストーリー性があるものではなく、ただただ人の日記といわれればその通りなので、ある程度の「前向きな読み手ごころ」が必要かも知れません。

氏の作品にそれなりに敬意をもてる方々なら、「好きな作家のエッセイとして」読むことができると思いますので、そんな感じで読んでみてください。
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