2007年03月23日(金) 00時53分59秒

「鴨川ホルモー」 万城目学 2007-036

テーマ:★読後感想:作家別【ま・や行】
2007年本屋大賞ノミネート作品「鴨川ホルモー」読了しました。
小説舞台が「京都」ってだけで、評価が上がっちゃうんですよね。個人的に。

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万城目 学
鴨川ホルモー
出版元
株式会社産業編集センター
初版刊行年月
2006/04
著者/編者
万城目学
総評
23点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:4点 
読了感:4点 
ぐいぐい:3点 
キャラ立ち:4点 
意外性:4点 
装丁:4点

あらすじ
謎のサークル京大青竜会に入った安倍を待ち構えていた「ホルモー」とは? 恋に、戦に、チョンマゲに、若者たちは闊歩して、魑魅魍魎は跋扈する。京都の街に巻き起こる、疾風怒濤の狂乱絵巻。前代未聞の娯楽大作、ここにあり! <<Amazonより抜粋>>



京都大学入学したての安倍の一人称「俺」で物語が進みます。
読み始めの雰囲気は同じく京都の大学生の物語であるこちら に近い作風でした。(ちなみにそちらも本屋大賞ノミネート作品だったりしますが)
読み手に語りかけるような地の文などは、まさに近いんですよね。

物語自体は「ホルモー」という奇妙な競技を通じた青春恋愛物語といった感じです。
なんというか、ファンタジーを土台としつつ、あえてそこの部分を強調しないあたりは個人的に好感触でした。

要するに「京都」と「ホルモー」という比較的「奇妙な場所」があったうえで、語られるのは「極めてありがちな話」だったりするわけです。
もちろん「ホルモー」そのものに言及する場面(例えばそれは「<ホルモー>ニ関スル覚書キ」)も相当ありますが、あくまでも物語を牽引するのは主人公安部とその周りを取り巻く大学生達なわけで、展開するのは4つの大学に分かれた伝統的な「ホルモー」という競技そのものなのですが、展開の先にあるのは競技における知略戦略の類ではなく、あくまでも登場人物個々の人物の気持ちのゆらぎなのです。

ま、先入観なく読めてしまえば(例えば魑魅魍魎な世界観とかを期待しなければ)、それなりに面白い作品です。
なんだかこのシチュエーションでもう一冊くらい、例えば『第五百二十一回立命館大学白虎隊』の話とか作っても面白いかもしれませんね。

P.S1
主人公安倍の相棒、高村のキャラクターは良いです。
ホルモーと叫ぶ彼と、その後の彼に起こった出来事ってのが、実はこの物語の最大の見せ場かもしれません。

P.S2
やっぱり京都っていいですよね。
桜が綺麗な時期にちょっと行ってみたくなりました。

P.S3

文中にあった「レナウン娘」。
高校の体育祭の応援団で踊ったような気がします。
まさか、文中と同じ衣装(?)ではありませんが・・・

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