2007年03月02日(金) 21時28分31秒

「親不孝通りラプソディー」 北村鴻 2007-030

テーマ:★読後感想:作家別【あ・か行】
お初にお目にかかる作家さんである北村鴻氏のもちろんお初の作品「親不孝通りラプソディー」読了しました。

いやいや、掘り出し物でしたね。

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北森 鴻
親不孝通りラプソディー
出版元
実業之日本社
初版刊行年月
2006/10
著者/編者
北村鴻
総評
22点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:4点 
読了感:4点 
ぐいぐい:4点 
キャラ立ち:3点 
意外性:4点 
装丁:3点

あらすじ
一九八五年、博多の町を騒がすコンビ、鴨志田鉄樹(通称テッキ=俺)と根岸球太(通称キュータ=オレ)の二人。美人局に引っかかったキュータは、地元信金の裏金を奪う計画をテッキに持ちかける。キュータの友人が、警察の射撃訓練場で拾った弾丸を現場に残し、捜査の矛先を鈍らせる計画であった。無謀な計画をテッキに断られたキュータは、山沢組の下っ端で、組内で不始末をしでかした鈴木恭二(キョウジ)と組んで強盗を決行。首尾よく一億二千万円を手にするが、そこから歯車が狂い始めた。残された弾丸があぶり出す警察の裏事情、一連の計画の裏で糸を引く謎の人物、金を狙う山沢組、さらに脱北者グループも絡んで博多は危機のてんこ盛り。テッキとキュータに明日はあるのか―?1985年の博多を舞台に、危険と謎が絡み合うCRIME MYSTERY。<<Amazonより抜粋>>


あらすじの通りのあらすじですね。
このあらすじ本帯に記載されていたものなのですが、ここまできっちり書き上げてもらえると、この感想の前半部分はまったく割愛できちゃいます。

助かります。

ま、あらすじにあるとおり「クライムミステリー」なわけですが、一方で「青春グラフティー」的要素もございます。
村上龍氏の「69」をもっと犯罪チックにしてみて、ちょっとトカジ本の悪(というか灰汁)を振りかけてみましたという印象ですかね。

”テッキ&キュータの凸凹コンビが織り成すクライム青春グラフティー”

どんどん深刻な状況に追い込まれつつも、(たぶん)若さと(それなりの)頭脳プレーで、立ち向かって(もしくは軽くかわして)いきます。
前半から中盤に見られたセンジイがらみの話と、後半、エピローグ前までの盛り上がりはそれなりに楽しめます

また、別の観点で評価すべきは、物語の広がり感が絶妙な点
ただの(ま、「ただの」ってわけでは、決してないのですが)お金の必要な高校生が仕掛ける銀行強盗が、警察や、やくざ、はては北朝鮮工作員を巻き込みながら、ぐんぐんと広がっていきます。
このあたりのストーリの妙に感心しちゃいました。

どうやら同じ登場人物による「親不孝通りディテクティブ」なる作品もあるようで、そちらは早々に借り出してみたいと思いました。
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