2007年02月10日(土) 19時30分42秒

「EDS 緊急推理解決院」 新世紀「謎」倶楽部 2007-019

テーマ:★読後感想:作家別【その他】
新世紀「謎」倶楽部 という名のあるミステリー作家さんの有志の会があるようです。
で、本作はそんな新世紀「謎」倶楽部名義の作品「EDS 緊急推理解決院」。
読了しました。
読了して、「なるほどね~、そういうことね~」と思いました。

amazonリンク

新世紀「謎」倶楽部
EDS緊急推理解決院
出版元
光文社
初版刊行年月
2005/11
著者/編者
新世紀「謎」倶楽部
総評
19点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:3点 
読了感:3点 
ぐいぐい:3点 
キャラ立ち:3点 
意外性:3点 
装丁:4点

あらすじ
新宿副都心に開設された「EDS 緊急推理解決院」。警察では対応しきれない難事件や不可解な謎を、市井の名探偵の知力と名推理によって、早期に解決しようという施設だ。専門分野ごとの探偵師と助師が披露する鮮やかな推理!画期的合作長編、遂に完成。 <<Amazonより抜粋>>


探偵ばかりの世界。
シチュエーションは、清涼院流水のJDCシリーズに類似しています。
ちなみにJDCは「JAPAN DELECVTIVE CLUB」で、EDSは「EMERGENCY DELECVTIVE SERVICES」。
違う点は、JDCが探偵組合的(?)な色合いが強いことに対して、本作のEDSは「総合病院」をモチーフにしている点ですかね。
ちゃんと受付があって、院長までいる。
患者(依頼者)が、探偵の問診を受けるといった展開が本作の基本的な流れなのですね。

そんな「緊急推理解決院」のクリスマスイブの朝8時半~夜7時前までの物語です。

で、この物語は、作者が複数名いるわけなので、それぞれのパート毎に作家さんが違い、もちろんストーリも違う。
そのような物語が先の時間軸の中で、「同時進行」していくというユニークさがあります
。(本である以上、本当の意味で「同時進行」はしませんが)
この辺りは、まだまだ流行の「24-TwentyFour」あたりを意識しています。

ちなみにざっと書き上げると・・・

「院長室」 石持浅海
「小児推理科」と「受付」 二階堂黎人
「女性推理科」 松尾由美
「不可能推理科」 柄刀一
「歴史推理科」 高田崇史
「外国人推理科」 小森健太郎
「動物推理科」 鳥飼否宇
「スポーツ推理科」 黒田研二
「怪奇推理科」 加賀美雅之

といった具合です。

石持さん、高田さんあたりは本ブログでも常連の方々なので、そういった意味では、これだけの作家さんの物語が、同じ時間軸の中で語られるといったこと自体、とても喜ばしいことであり、大変価値のある作品であると思います。

・・・

と、ここまで持ち上げといてアレですが、この作品自体、ちょっとイマイチなのですね。
よく「綱引きの話」で出てきますが、大勢になった瞬間にそれぞれがちょっとずつ力を抜いているような感触を受けました。
それにせっかく同じ時間軸で語られるのであれば、物語の交差は当然期待していたのですけど、この辺りも期待はずれです。
やるなら、もっと徹底的にこのアイデアを活かせれば、相当面白くなったのだろうな~とちょっと残念でした。

ま、何事もチャレンジするところからはじまるわけですので、これまらも新世紀「謎」倶楽部は、ちょっと注目していきたいと思います。
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