2007年01月15日(月) 21時36分20秒

「スカイ・クロラ」 森博嗣 2007-009

テーマ:--森博嗣
森博嗣氏「スカイ・クロラ」読了しました。
随分と昔の刊行で、随分と前から、気にはなっていたのですがようやくの読了です。
装丁は非常に良いです。

amazonリンク
森 博嗣
スカイ・クロラ
出版元
中央公論社
初版刊行年月
2001/06
著者/編者
森博嗣
総評
22点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:3点 
読了感:3点 
ぐいぐい:4点 
キャラ立ち:4点 
意外性:3点 
装丁:5点

あらすじ
僕は戦闘機のパイロット。飛行機に乗るのが日常、人を殺すのが仕事。二人の人間を殺した手でボウリングもすれば、ハンバーガも食べる。戦争がショーとして成立する世界に生み出された大人にならない子供―戦争を仕事に永遠を生きる子供たちの寓話。<<Amazonより抜粋>>


すでにシリーズ化されていることが分っているので、なんとなく「次作アリ」で構えて読んでしまいます。
物語は、カンナミ・ユーヒチの一人称である「僕」で語られていきます。

至ってシンプルな戦争の物語という印象です。
文体も極めてシンプルで、ある意味では「無駄のない詩」のような印象を受けます。

ついこの間、「ルー=ガルー 」を読了したばかりで、その読後感想で「近未来や異世界などの小説の持つ世界観を、登場人物に説明させてしまうと、ちょっと冷めちゃうな~」的コメントをしたのですが、本作は、これ以上なく「何も語りません」。
一体、この物語がどの世界のものなのか?どんな状況なのか?は、誰の口からも語られません。
まず「世界」があって、そこに含まれた登場人物が存在し、物語を紡いでいます。
当たり前ですが、その世界に含まれている以上、登場人物からは、第3者の我々に対して、説明はないということです。

これはこれで、読み手にとっては、ある意味ですごく不便であり、人によっては「不親切」だと感じるかもしれませんが、個人的にはとても好感触です。

このスタイルは読み手にその小説世界を勝手に想像させてしまうものであり、書き手にとっては多少なりともリスクのある手法なのでしょうけど、同時に読み手には、勝手に想像をする権利を得ることが出来るので、物語以上の広がりを感じることができるわけです。

「キル・ドレ」という単語が登場してきますが、この件についてもまったくといってほど触れることはありません。
(そりゃ、物語の流れ上、必要最低限の説明はありますが、それ以上はまったくありません)

きっとこのスカイ・クロアシリーズの全体の世界観と密接に関係するワードであると思われるので、勝手に想像を膨らませてみたいと思います。

ということで、また一つ、シリーズを追うこととなったのでした。
めでたしめでたし。
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