2006年11月19日(日) 01時18分39秒

「幸福ロケット」 山本幸久 2006-151

テーマ:--山本幸久
いろいろありまして、更新が遅れてしまいました。
ちゃんと本は読んでおります。

・・・ということで、マイブームの山本幸久氏の「幸福ロケット」読了いたしました。

ま、当然にして読了したのでこの感想を書いている訳ですが、未だにタイトルの意味が解りません。
プラネタリウムとか天文部とか出てくるのでその辺りからだとは思いますが・・・
「これだっ!!」という方、是非コメントをください。

amazonリンク

山本 幸久
幸福ロケット
出版元
ポプラ社
初版刊行年月
2005/11
著者/編者
山本幸久
総評
22点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:4点 
読了感:4点 
ぐいぐい:4点 
キャラ立ち:3点 
意外性:4点 
装丁:3点

あらすじ
ふたり、同じ未来を見てた。京成電車に、ガタゴト揺られながら…。クラスで8番目にカワイイ「あたし」と、深夜ラジオ好きでマユゲの太い「コーモリ」の、可笑しくて切ない初恋未満の物語<<Amazonより抜粋>>



小学5年生の少女「山田香な子」の一人称で語られるジュブナイルな作品です。

随分昔のことなのであれですが、この「小学5年生」という時期、男は、まだまだ子供で同級生の女の子のことを「女子」といい、「呼び捨て」にすることで、自分の内面に芽生え始める”異性への憧れ”を押し殺していたりします。
一方、女の子は、それよりちょっとだけませていて、この微妙な差が、後で振り返ってみるとちょっとだけ”こそばゆい”そんな時期
だったかと思います。
大した思い出もありませんが、ちょうど私自身も、その頃に同級生の女の子から本格的にバレンタインデーのチョコをもらい、「どうしようもなく”どうしよう???”」と感じていたわけで、(ふんふん、懐かしいやね~)とすっかり大人びた感慨にふけるのですね。

で、そんな”微妙な時期”を本書はよく捉えて作品にしているという印象を受けました。

ちょっとだけませた女の子「山田香な子」と同級生の「小森(通称:コーモリ」の恋愛未満な物語です。
また、香な子の両親、コーモリの母親、担任の先生と、脇を固める大人たちのキャラクタが、この2人の物語以上に大きな環を作り出しています。

氏の作品の魅力は、きっとこういった「何気ないキャラクタ像」が比較的嫌な人でないといったところでしょうか?
結局のところ本作品で”一番嫌われる役”という、はずれくじを引いてしまったのは香な子の塾のクラスメイトくらいで、ついでに言ってしまえば、その子も愛嬌のある嫌われ者といった感じなのです。(個人的には、好きなキャラクタです。ぐふふ)

ラストに向かって、ちょっとした三角関係やら、父親のことやらいろいろと物語が展開していくのですが、最終的には、香な子とコーモリの2人の物語に収束していきます。
このラスト、登場している人物が「小学5年生」だということを忘れるくらいの立派なラストです。
とくにコーモリのセリフは、歯が浮くようなドラマのセリフのそれですが、意外にまっすぐ心に響いたりして、(なかなか言うじゃん、コーモリ)と肘でつんつんしたくなったりしました。

その昔の微妙な時期を、味わいたい方は是非ご一読ください。
特に男性諸兄の方々は、コーモリのいきざまを感じて、今を深く反省してみていただければ良いと思います。(私のように・・・)

AD
いいね!した人  |  コメント(1)  |  リブログ(0)

流石奇屋ヒットさんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

コメント

[コメントをする]

1 ■タイトルの意味

こんにちは。TBこちらからもさせてもらいました。よろしくお願いします。

タイトルの意味は僕もわからないままです。山本さん本人に聞かないとはっきりしたところは判明しませんよね。僕も知りたいです。個人的には幸せに向かってロケットに乗って(のように)突き進む子供たちをイメージしてたんですが・・。

コメント投稿

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。