2006年10月25日(水) 22時05分49秒

「風林火山」 井上靖 2006-141

テーマ:★読後感想:作家別【あ・か行】
たまになのですが、無性に時代小説を読みたくなったりします。
ということで、2007年の大河ドラマ「風林火山」の原作である、井上靖著「風林火山」読了しました。
大河ドラマ放送を意図して新装の単行本です。

意外にミーハーな私です。

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井上 靖
風林火山
出版元
新潮社
初版刊行年月
2006/08
著者/編者
井上靖
総評
20点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:4点 
読了感:3点 
ぐいぐい:3点 
キャラ立ち:4点 
意外性:3点 
装丁:3点

あらすじ
「いかにも、武田の軍師、山本勘助」己が生命を絶たんとする切っ先を突きつけられても、その男は堂々と自らを名乗った―信玄への仇討ちを誓う由布姫と、姫への思慕を胸に川中島の決戦に散りゆく山本勘助。夢半ばにして歴史から過ぎ去っていった人々の果敢な後姿を、華麗な筆致で描いた井上文学の金字塔。<<Amazonより抜粋>>



主人公の山本勘助が仕官して戦死するまでの物語です。

読み終わるまで、なんとなくこの人物を後藤又兵衛 と勘違いをしていており、「大坂夏の陣」まで活躍しちゃうねと思っておりました。(勉強不足といたく反省)
そしたらあっさり逝ってしまいます。
没年1561年といえば織田信長が台頭するきっかけとなった「桶狭間の戦い」の1年前ということで、一般的にいわれる戦国時代のピークよりは早い時代の話なんです。

ということで読み終わったときの率直な感想は、「これで(大河ドラマの)1年持つのかいな?」というあらぬ心配でした。
もっと余計な期待感でいえば「脚本家の魅せ方の勝負よね」ということです。
(3年前の「新選組!」も、史実としてはあっという間の物語ですが、三谷幸喜氏の辣腕で、とても良い作品になりましたよね)


閑話休題


本書の印象は、よくある戦国記より地味といえば地味
言葉をよくすれば「等身大の生き様」そのものだったりするのかなと思います。
山本勘助という男を通じて、戦国の世が俯瞰的に見えたりするかといえば、決してそういうわけでもなく、どちらかといえば「山本勘助個人の心配事」が語られていきます。

やれ「まぁ主君の武田信玄は、女が好きで困ったものだ」とか、
やれ「武田信玄の正妻の息子は生意気で嫌いだ(その後、成長した息子との邂逅により改心)」とか。
どんな時代でも、心配事ってのはそういったものだということを知るわけです。(なんだそりゃ?)

本書の盛り上がるのは、由布姫の死を悲しむ箇所なのですが、来年の大河ドラマで、どのようなシーンとなるかが見ものですね。

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コメント

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1 ■はじめまして

山本勘助個人の心配事が語られる「風林火山」、私もその点が面白かったな~と思います。
大河ドラマ楽しみですね。

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