2006年10月22日(日) 21時27分43秒

「文章探偵」 草上仁 2006-138

テーマ:★読後感想:作家別【あ・か行】
ハヤカワ・ミステリワールドシリーズの作品です。
そういえば、あまりこのシリーズは攻めていませんね。

ということで(どういうことかは分りませんが)、草上氏の「文章探偵」読了しました。
・・・う~ん、どうでしょね・・・

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草上 仁
文章探偵
出版元
早川書房
初版刊行年月
2006/05
著者/編者
草上仁
総評
19点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:3点 
読了感:3点 
ぐいぐい:3点 
キャラ立ち:3点 
意外性:4点 
装丁:3点

あらすじ
中堅ミステリ作家・左創作は、文章からそれを書いた人間をプロファイルする文章探偵である。彼は、審査を務める新人賞に応募された作品の中に、自分が講師をしている創作講座の生徒のものらしき作品を発見する。しかしその作品内容に酷似した殺人事件が起こり、左は文章プロファイリングを開始する。真実を述べているのは誰なのか?<<Amazonより抜粋>>


タイトルからは想像しなかったストーリ展開です。
主人公の中堅ミステリ作家である左創作の一人称で物語が進みます。

この左は、「ザ・ノベル講座」という講座の講師をしているのですが、その中で受講生の誰が書いたか分らない作品から、癖を読み取り、作者(受講生)を当てるという「技」を見せます。

例えば「専門用語を使用してる」とか、「誤字がローマ字入力によるものである」とか、「オノマトペを多用する」とか、そういった区から作者を当てるという「技」なのですが、ここで、いきなりの違和感を感じてしまいました。

正直、この「ザ・ノベル講座」と講義中というシチュエーションで、この「技」を見せる必然性のようなものがないんですね。
本人はプロファイリングといっていますが、あまり実利のないシチュエーションであり、(それがなんなの?)ってことです。

タイトルから想像していたのは、正しく事件解決をする「プロファイル」だったので、困っちゃいました。

物語は、受講生の謎の死があったり、その死の描写が応募されてきた小説に記述されていたり、左への脅迫があったりして、事件性帯びてきます。
が、素人探偵の左は、あくまでも「文章探偵」であって、徹底したプロファイリング(正しい意味ではなく、前述した「技」の方ですね)で、犯人探し
をするわけです。

・・・う~ん、どうでしょ・・・

結末も、ある程度、推理小説を読まれている方であれば、何となく中盤あたりに分ってしまいそうなものでした。

・・・

ま、言い方をかえれば、本書の謎ときのツールとなる「技」自体は、面白い題材だと思いましたが、やっぱり、シチュエーションとの違和感が相当あったので、とてももったいないと思いました。

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