2006年10月13日(金) 23時38分12秒

「精霊探偵」 梶尾真治 2006-134

テーマ:★読後感想:作家別【あ・か行】
読前感想 では、お初にお目にかかる作家さんなどといっておりましたが、同氏の「クロノス・ジョウンターの伝説 」を以前読んでおりました。
いやいや失礼いたしました。

気を取り直し、「精霊探偵」を読了しました。

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梶尾 真治
精霊探偵
出版元
新潮社
初版刊行年月
2005/09
著者/編者
梶尾真治
総評
21点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:4点 
読了感:3点 
ぐいぐい:4点 
キャラ立ち:3点 
意外性:4点 
装丁:3点

あらすじ
事故で妻を失ってから、私には他人の背後霊が見えるようになった。霊は実に表情豊かで、色々なことを教えてくれる。霊の示唆で相談事を解決するうち、それが評判となり、人捜しの依頼が舞い込んだ、どこかで、誰かの背後霊になった妻に会えるかもしれない。依頼を受けて捜査を始めた矢先、奇妙な出来事が身の回りに起こり始める―。<<Amazonより抜粋>>


本帯には「涙腺ゆるむ、サプライズまで一直線。今度は「泣ける」だけじゃない」と銘打っており、ちょっとだけ「泣ける作品」かと期待していたのですが、泣ける部分は正直ありませんでした。

ただ、期待を裏切られたという喪失感もありますが、その喪失感を忘れるほどの派手なストーリ展開があり、それなりに楽しめる作品でございます。

なので、本書を読むときは、「泣ける」ってのは言葉半分で受け止め、「サプライズまで一直線」の方を期待してください。

物語は事故で妻を亡くした新開友道の一人称で語られていきます。
妻を亡くしてしまったことによるショックでまったく人間らしい生活ができなくなってしまった新開に、とある人の失踪人捜索依頼が舞い込んできます。
この捜索依頼を受け、素人探偵よろしく調査をはじめ、徐々に真相を解く鍵を見つけながら、物語が進行していきます。

本書の大きな特徴は、この主人公の新開が、人の背後霊を見ることができる能力を持っているという点
背後霊には、様々な種類があり、これら背後霊の思いのままに人間が行動しているといった図式が描かれております。
例えば、ホームレスの人には貧乏神のような背後霊(物語中に、新開によって助けられますが)、凶悪な人には得体の知れない背後霊が憑いているといった具合なのです。

なんだか、自分の背後霊ってのがどんな感じなのかを知りたくなってしまいました。

で、物語の展開は、銀色の意味不明なカードが登場するあたりから変化、そして加速していきます。
ここまでは正直、まったりとした展開で、(まぁ、なんだかかんだいって事件が解決して、お涙頂戴的に妻の霊に出会うことができて、よかったよかったって終わるんだろうね)と思っていたのですが、この辺りからラストまで、まったく想像にしていなかった、「完全な霊的SFエンターテイメント」に変わっていくのです。

正気、これにはビックリしました。

ラストでは、主人公の新開が、どうして他人の背後霊を見ることができたかという、もう一つの隠された謎もきっちり解決されますし、それはそれでサプライズだったりします。

ということで、意外な展開にビックリしながら本書を読み終わり、そういえばこの本は、お涙頂戴的な宣伝文句だったなぁと改めて思い出し、(全然、泣けなかったじゃん。でもそれなりに、面白かった)と極めて端的な感想を持ったのでした。

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