2006年10月07日(土) 12時45分31秒

「八木剛士 史上最大の事件」 浦賀 和宏 2006-129

テーマ:--浦賀和宏
八木剛士シリーズ(と勝手に命名)の4作目、「八木剛士 史上最大の事件」読了しました。

ついこの間、「上手なミステリ・・・」(3作目)を読んだばかりでしたが、意欲的に作品を刊行されております。
で、今秋刊行予定の5作目もでるそうですね。
ますます、拍車のかかる妄想ワールドです。

ちなみに過去の八木剛士シリーズはこちら

「松浦純菜の静かな世界」
「火事と密室と、雨男のものがたり」
「上手なミステリの書き方教えます」 

amazonリンク

浦賀 和宏
八木剛士史上最大の事件
出版元
講談社ノベルズ
初版刊行年月
2006/08
著者/編者
浦賀和宏
総評
21点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:2点 
読了感:3点 
ぐいぐい:4点 
キャラ立ち:5点 
意外性:4点 
装丁:3点

あらすじ
不死身の“力”を宿す奇跡の男―八木剛士の心にくすぶり続けるのは、デタラメな世界への激しい呪詛。学校では凄まじい虐めを受け、謎のスナイパーには命を狙われるという生き地獄の中で、初めて手に入れた“恋”という名の青春!唯一の救済者・松浦純菜への想いを募らせすぎた妄想は、ついに脳外へ…。そして事態は急展開!急旋回!急降下!?八木剛士に訪れた史上最大の事件とは。 <<Amazonより抜粋>>



前作の書評にて、間違った意味で浦賀作品の集大成と銘打っておりましたが、本作もなかなかにして真骨頂でございます。

現実の世界でいじめられつづける不死身の力を持つ男、八木剛史。
その八木剛士の一人称でひたすら妄想の世界が繰り広げられます。

この脳内世界からの脱却をはかるべく、松浦純菜に恋愛感情を抱き、妄想をたくましくした後、物語はそんな松浦純菜(現実)との恋物語の様子見せ始めます。

まさに、この展開自体が、タイトルにある「史上最大の事件」だったりするのかと思いきや、それに輪をかけた「事件」が起こります。
ちゃんとその「事件」までをカウントダウンする章タイトルまであって演出しまくりなのですが、ここまでくれば、ラブコメ(死後?)以上な展開で、ぐるっと一周して潔い感じですね。
妄想世界の描写が秀逸なので、どこまでが妄想で、どこからが現実かが解らなくなってきました。
ふと、その昔に流行った、ドラえもんの裏の結末(それは全部のび太の夢でしたってやつ)を思い出しました。

で、前述のとおり、物語はすっかり「妄想青春小説」に成り果ててしまっていますが、次作への唯一の伏線が、「八木剛士の出生の秘密」。

どうやら強力な敵がいるらしく、この「妄想青春小説」内で、スナイパーを雇い八木剛士を殺害しようとたくらんだりしています。

ここまでくると、次は一体どんな展開になってしまうのか大変気になってしまうのですね。

いやいや、オタク云々に、生理的に×でなければ、意外に良いですよ、このシリーズ。

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