2006年10月04日(水) 02時21分55秒

「エンド・ゲーム」 恩田陸 2006-128

テーマ:--恩田陸
常野物語三部作の最終巻とされている「エンド・ゲーム 常野物語」
ちなみに前二部作は、書評立ち上げ後に読了したので感想があります。
で、それらは、こちら・・・
「光の帝国 常野物語」
「蒲公英草紙 常野物語」
こうやって三部作がすべて書評掲載されるってのもいいもんですね。

って、本当に最終巻なのか!!といった感じの「エンド・ゲーム」でございました。
amazonリンク
恩田 陸
エンド・ゲーム―常野物語
出版元
集英社
初版刊行年月
2006/01
著者/編者
恩田陸
総評
20点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:3点 
読了感:3点 
ぐいぐい:4点 
キャラ立ち:3点 
意外性:4点 
装丁:3点

あらすじ
「常野物語」の最新作、早くも登場!「裏返さ」なければ「裏返される」??正体不明の「あれ」と戦い続けてきた拝島親子。だが母が倒れ、残るは一族最強の力を持つ娘だけに。息もつかせぬ展開の果てに、驚愕の真相が明らかに! <<Amazonより抜粋>>


前二部作の印象は、常野の人々=「”穏やかで知的で、権力への志向を持たない”一族」だったわけですが、今回は現代・核家族化といった背景の中で語られる常野一家が主人公格であり、やや前作までの印象とは違ったものでした。

どちらかといえば、特殊な能力を疎ましく思い、一般化したがっている家族の物語なのです。

ということで、物語は、まるで「ダリの抽象画」のような不条理な世界があり、それを拒絶する常野一族の末裔の苦悩がありありと描かれています。

前2作の印象が強かったせいか、この展開は意外だったわけですが、同時に「この世界(現代)においては、もうこういった特別な能力を持った人々を必要としないくらい(もしくはそれ以上に)、不条理な世界である」というメッセージが隠れているようで、とても感慨深く思いました。

一体、常野の人々はどこにいってしまうのか?
そんな状況を許容できてしまう世界は、果たして正しい世界なのか?

今までの作品とは一線を画した作品であることは間違いないのですが、最終巻といわれるとちょっと淋しい思いもしちゃいました。
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