2006年09月17日(日) 08時45分06秒

「εに誓って」 森博嗣 2006-118

テーマ:--森博嗣
Gシリーズ第4段。「ε(イプシロン)に誓って」読了しました。
どうでも良いですが、Amazonリンクが文字化けします。
(タイトルにギリシャ文字ってどうなの?)ってことですね。

amazonリンク

森 博嗣
εに誓って
出版元
講談社ノベルズ
初版刊行年月
2006/05
著者/編者
森博嗣
総評
19点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:3点 
読了感:3点 
ぐいぐい:4点 
キャラ立ち:3点 
意外性:3点 
装丁:3点

あらすじ
山吹早月と加部谷恵美が乗車していた東京発中部国際空港行きの高速バスがジャックされた。犯人グループは、都市部に爆弾を仕掛けたという声明を出していた。乗客名簿には<イプシロンに誓って>という名前の謎の団体客が。<ファイは壊れたね>から続く不可思議な事件の連鎖を解く鍵を西之園萌絵らは見出すことができるのか?最高潮Gシリーズ第4弾!<<Amazonより抜粋>>


当シリーズ、頑なに森大河なわけですが、今回はちょっとだけ趣向が違います。

物語の視点は、登場人物毎に切り替わります。
いわゆるバスジャックされた乗客(ここには当シリーズの主人公格である山吹・加部谷が含まれます)視点と、外側の視点。
いわゆる事件を解決に導く探偵役(赤柳・海月・西之園・犀川)が、事件の外側に居り、その事件の情報だけが与えられるといった手法をとっています。

また、純粋な事件ではなく、冒頭から「どうやら、この事件の真相には「警察」そのものが大きく関与していること」が提示されます。
無理やりに言ってしまえば「一人称表記によるミスディレクション」が、この物語の大きな鍵になるわけで、事件の真相(というかトリック)はなるほどうまいと思いました。

ご存知のことですが、このシリーズの特徴は、一つ一つの事件の解決そのものに主眼があるのではなく、シリーズ全般に大きく横たわる「巨大な謎」にあり、単行本化される物語の一つ一つが、パズルのピース一つの役割を持っているということなのですが、そんな中、この「ε」は、それなりに物語としての構成も面白かったということですね。

さて、徐々にその「巨大な謎」の輪郭が見え始めました。
特に犀川と「巨大な謎の首謀者(敢えて伏せてますが、あの人ですね)」との夢の中の会見は、見所です。

ということで、当シリーズ終了時に、当シリーズ全巻+αが特別装飾版として、マニア向けに再発されると予測しています。

ちなみに個人的に期待している"圧倒的に盛り上がらない探偵”の海月及介のローテンションぶりですが、今回は、比較的、饒舌で、ちょっと残念でした。
徹底的に寡黙(というか、ローテンション)で押し通して欲しかったのですが、ま、あれだけ話しかけられたら、しょうがないですかね。
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