2006年09月05日(火) 20時56分56秒

「ギブソン」 藤岡真 2006-112

テーマ:★読後感想:作家別【な・は行】
ミステリフロンティアレーベル第13回配本「ギブソン」読了しました。

中盤辺りまで、よい感じでぐいぐいだったのですが、タネあかしらしきところから、急減速してしまいました。
う~ん、ミステリフロンティアレーベルなのですが・・・

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藤岡 真
ギブソン
出版元
東京創元社
初版刊行年月
2005/04
著者/編者
藤岡真
総評
20点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:3点 
読了感:3点 
ぐいぐい:4点 
キャラ立ち:3点 
意外性:3点 
装丁:4点

あらすじ
果たして彼が向かったのは右の道か、左の道か、それとも正面の道か?―八月二日午前六時、待ち合わせの場所に高城秀政は現れず、そのまま失踪してしまった。敬愛する上司の行方を追う日下部の前に次々現れる、奇矯な人びとと不可思議な事実。町内に出没する謎の消防車、血痕を残して消えた老人、生き別れの娘、正体不明の脅迫者。それぞれがパズルのピースのように結びつき始めても、杳として知れない高城の行方。大量のレッド・ヘリングに翻弄されながら、遂に日下部が直面した驚愕の真実とは?<<Amazonより抜粋>>



部下が、尊敬している上司の失踪の謎を掴もうとするといった話であり、文中にもあるように、ある種ロールプレイングゲームのような展開が始まります。

基本的に聞き込みをして、新たな場所や事実を知り、そこにいっては別の人に聞き込みをする。ある一定の情報が集まったところで、以前にあった人から別の情報をもらったりして、そこに大きな絵が完成する。

と、そのままゲームにしても良さそうな雰囲気で物語が進行していくわけです。

途中、章間に挟み込まれる、物語のあまり関係のなさそうな「ストーカー目線の物語」も、いつか融合されるであろう読者へのヒントとして提示され、物語の主人公となる日下部と一緒に、上司失踪事件の謎を解いていこうとするのです。

と、良い勢いで読み進めていったはず・・・・なのですが、中盤おわりから後半にかけての展開が、ちょっと残念でした。

物語を無理やりに終わらせてしまったというか、強引に押し込めてしまった感じのする展開でした。
もう少し余裕のある終わり方もあったんじゃないかな~と考えてしまいました。

「数々あるパズルのピースがかっちりはまっておしまい」という伊坂幸太郎的終焉を期待してしまったのですが、どうやらそのパズルのピースはそれぞれ別々の絵のピースであったようでして、それはそれで一つの終わり方なのでしょうけど、やっぱりちょっと残念だったのですね。

(だったら最初からそんなピース見せるんじゃないよ(怒))と無理やり怒れば、ま、そんなとこです。

またそれでいて、「ギブソン」と銘打ったタイトルのところだけ最後の最後に洒落た収束を見せていたりして、
(だったらもっと物語の方に、伏線張りなさいよ(怒))と、ま、そんなとこです。

展開は優なのですが、ラストが劣といった作品です。
でも、気に入る人もいるかもしれません。

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