2006年09月03日(日) 15時48分38秒

「ママの狙撃銃」 荻原浩 2006-110

テーマ:--荻原浩
最近忙しくなってしまって、読了した本の感想がUPできない状況になってしまっています。
とはいえ、ちゃんと本を読了できているってことは、それほど忙しくもないってことで、いやはや「矛盾の9月」でございます。

・・・

閑話休題。。

・・・

ということで、荻原浩氏の「ママの狙撃銃」を読了しました。
「明日の記憶」で、一躍有名作家の仲間入りとなった(と思う)荻原氏の最新長編でございます。
時同じくして、既刊の荻原本を読了した私にとっては、こちらの作風の方が、やっぱ荻原ワールドであり、気負いしない感じが受け止められてよかったです。

amazonリンク

荻原 浩
ママの狙撃銃

出版元
双葉社
初版刊行年月
2006/03
著者/編者
荻原浩
総評
22点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:4点 
読了感:4点 
ぐいぐい:3点 
キャラ立ち:4点 
意外性:4点 
装丁:3点

あらすじ
福田陽子は一見ふつうの主婦。ある時、「もう一度仕事をしてみないか」??25年ぶりのKからの電話。幼い頃米国に住む祖父の元で暮らした陽子は、祖父からあらゆることを教わった。射撃や格闘技、銃の組み立て・分解。そう、祖父の職業は「暗殺者」だったのだ。<<Amazonより抜粋>>


あらすじにもあるように、一見、馬鹿馬鹿しいシチュエーションを、まじめに作品にしております。
この主人公である主婦・福田陽子は、家族(の家計)を守るため、暗殺者(スナイパー)の仕事を引き受けます。

物語は、そんな福田陽子の一人称で進みます。

ちょっとした中流家庭の主婦を営む陽子には、小説的な様々な問題が用意されていて、それらの解決をすると同時に、スナイパーの仕事もこなしていくスーパー主婦といった感じです。

陽子自身の知られざる過去の経緯といった場面もあるはありますが、あまりくどくなく、それでいて「どうしても断わりきれない理由」が陽子自身の気持ちあったりする場面は、読んでいて痛々しく感じました。

物語中盤になると、スナイパーとしての活躍とは別に、娘の珠紀のイジメ事件を解決する場面があります。
このあたりは、ここ最近にない爽快感を感じました。
正直、かっこ良い主婦なわけで、やもすれば、陽子の一番の活躍の場面です。

一つ目の暗殺が無事に終わった直後に新しい依頼が舞い込んできます。
この物語がラストの大きな展開に繋がっていき、ちょっと悲しくて、それでいて勇気の持てる終わり方に結んでいます。


今までの荻原本にはない作風でありながら、どこか懐かしい感じのする作品でした。

ちなみに、息子の秀太。
いいキャラです。
オロロの早苗 に近いインパクトで、ございました。
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