2006年08月09日(水) 21時42分24秒

「殺戮にいたる病」 我孫子武丸 2006-101

テーマ:★読後感想:作家別【あ・か行】
ある小説を読了した際に、改めて「○○トリック」に感銘を受け、ネット上の、「○○トリックといえば・・・」で見つけたのが本書。
ちなみに○○トリックとはこちら のことを指しますが、リンク先にいってしまうとネタバレしてしまうので、未読の方は注意してくださいね。
ちなみにこの読後感想については、ずっと「○○トリック」と伏字でいきますので、既読の方は”○○”に適切な文言を埋めて読んでください。

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我孫子 武丸
殺戮にいたる病
出版元
講談社ノベルズ
初版刊行年月
1992/02
著者/編者
我孫子武丸
総評
19点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:3点 
読了感:3点 
ぐいぐい:4点 
キャラ立ち:3点 
意外性:4点 
装丁:2点

あらすじ
永遠の愛をつかみたいと男は願った―。東京の繁華街で次々と猟奇的殺人を重ねるサイコ・キラーが出現した。犯人の名前は、蒲生稔!くり返される凌辱の果ての惨殺。冒頭から身も凍るラストシーンまで恐るべき殺人者の行動と魂の軌跡をたどり、とらえようのない時代の悪夢と闇を鮮烈無比に抉る衝撃のホラー。 <<Amazonより抜粋>>



・・・

なんと申しましょうか、○○トリックと知っていて読むと、やっぱり”面白くない”ってことを再認識しました。

きっとそれを知らずに読んだら、「目からうろこ」的衝撃を受け、ちょっとフォントサイズ5くらいの文字で「騙されました~」などと”うれしい嘆き”を書き記していたんでしょうけどね。

冒頭に”エピローグ”という章があって、その描写は、犯人である「蒲生稔」の逮捕シーンなわけです。
で、その”エピローグ”までを補完するように本書が時系列に描かれています。
○○トリックだということを知らなければ、「何故、蒲生稔は殺人に至ったか?」とか「どんな犯罪を犯したのか?」という謎を追う構成なのですが、○○トリックと知っている以上、まったく別の観点(邪心)で物語を追ってしまい、それも物語中盤で、なんとなく分っちゃったりする訳です。

よくできた作品なのです。
この犯人の異常性(例えば、ネクロフィリアと、岡村孝子のギャップ感)たるや、相当のもの(万人にはオススメできないほどの描写)で、決して○○トリックが仕組まれていなくても、十分「怖い作品」なわけ。
ですが、○○トリックだと分っているので、どうしてもそっちに神経がいってしまう。
よくできているだけに○○トリックと知って読んでしまったことに後悔をしました。
でも、この本と出会ったきっかけそのものが、「○○トリックといえば・・・」だったりするので、なかなかどうして、パラドックスなのです。

○○トリックのことばっかり書いてしまいましたが、こちら (○○トリックで有名な書。感想自体は、ぎりぎりネタバレなし)やこちら (こちらも○○トリックで有名。これもぎりぎりネタバレなし)のように本当に偶然出会ってみたいものです。

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コメント

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2 ■TBどうもです②

とおもったら、TBされておりませんでしたね。
ということで連続投稿どうもです。
いいなぁ、目からうろこで・・・

1 ■TBしようと思ったら・・・

この作品は、ブログ開設前に読了していたようです。
○○系は、なかなか書評が難しいですよね。
私も好きなジャンルなので、いつも悩みます。
ちなみに、私は知らなかったので、目から鱗でした。
ぼろぼろっと。

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