2006年08月08日(火) 21時58分59秒

「地獄のババぬき」 上甲宣之 2006-100

テーマ:--上甲宣之
記念すべき2006年100冊目の読後感想でございます。
とはいえ、何か大それたイベントがあるわけでもなく、淡々と始まります。

・・・”記念すべき”をはなっから否定してしまって、ごめんなさい。
でも、やっぱり淡々と1冊/100冊として、読後感想しちゃいます。

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上甲 宣之
地獄のババぬき 『このミス』大賞シリーズ
出版元
宝島社
初版刊行年月
2005/01
著者/編者
上甲宣之
総評
20点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:3点 
読了感:3点 
ぐいぐい:3点 
キャラ立ち:4点 
意外性:3点 
装丁:4点

あらすじ
卒業旅行のため夜行バスで東京へ出発したしよりと愛子。旅行気分を満喫していた二人だが、なんとバスジャック事件発生!気づかないうちに飲まされた猛毒が、全身に回って絶命するまで一時間しかないという!犯人の命令により、しよりたち乗客は解毒剤を賭けて命がけのトランプ対決に挑戦しなければならなくなってしまった―。同じ頃、しよりの親友・弥生は深夜タクシーに乗っていた。カーラジオからは、一般リスナーが語る薄気味悪い怪談話が聞こえてくる。やがてその話は、現実を侵食し始めて…。運命に導かれ、バス車内に最強のメンバーが集まったとき、命を賭けた“地獄のババぬき”が始まる!ゲームがテレビ中継されるなか、明かされるバスジャック犯の真意とは?果たしてしよりたちは生きてバスを降りることができるのか。<<Amazonより抜粋>>



本書は、メインストーリそのものはまったく別のものですが、主人公格の関係性など時系列的に「そのケータイはXXで(感想はこちら )」の続編に位置づけられております。
ですので、先に「そのケータイは××で」を読了されてから、本書をお読みいただくことをオススメします。
ま、読まなくっても、本書は本書で読めますけど、その後に「そのケータイは××で」を読もうとすると、こちらに、ややネタバレに近い表現があったりするので、やや興醒めしちゃんだろうな~と、ちょっと心配します。

ちなみにこの後に出版された「コスプレ幽霊 紅蓮女(ぐれんオンナ)(感想はこちら )」は、この「地獄のババぬき」に登場した人形娘が再登場しますので、ちゃんと出版順に読めれば理想的ですね。

で、本書の感想なのですが、とってもシンプルに「ババ抜き」を追及した作品となっています。
厳密に言えば「ババ抜き」というゲームで発揮される心理戦やらイカサマの数々をご紹介しているといった感じですね。

真のテーマであろう「障害者への過度な親切心」のようなものも、いまいちメッセージが弱く、サイドストーリとして語られる「ラジオの怪談」とメインストーリとの連携も、やや消化不良な感じがしちゃったりして、ちょっと詰めが甘いような気がしました。

ということで、ストーリそのものは前述でご紹介している「あらすじ(長い!!)」以上のものはなく、ラストも予定調和的に終了しちゃいます。
ですから、この「あらすじ」を読んで、「ほうほう、なら読んでみようかしらん?」と思われる方にはオススメの一冊ということになります。(何度も言いますが「そのケータイは××で」を未読の方は、そちらから読了したほうが良いです)

例えていうなら、章タイトルからして清涼院流水テイストに溢れた作品で、具体的には、清涼院流水氏の「エル 全日本じゃんけんトーナメント」の”物語構成”と、「彩紋家事件」の”マジックネタバレ”と、「ぶらんでぃっしゅ?」の”トーナメント形式”を、足して3で割ったような作品でした。(なんだそりゃ?)

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