2006年07月27日(木) 22時46分11秒

「The TEAM」 井上夢人 2006-096

テーマ:★読後感想:作家別【あ・か行】
「The TEAM」読了しました。
たぶん「井上氏のお初にお目にかかる作品」だと思われます。
書評以前に「岡嶋二人」氏作品は読んだ記憶があるような気はしますが・・・

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井上 夢人
the TEAM
出版元
集英社
初版刊行年月
2006/01
著者/編者
井上夢人
総評
20点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:3点 
読了感:3点 
ぐいぐい:4点 
キャラ立ち:3点 
意外性:4点 
装丁:3点

あらすじ
人気霊能者の陰で〈彼ら〉が大活躍!?盲目で難聴の人気霊導師、能城あや子。百発百中の"霊視"を支えるのは、彼女の仲間たちだった。過去の事件の真相や、不思議な現象の真実を次から次へと暴き出す! 極上ユーモアミステリ集。<<Amazonより抜粋>>


偽霊媒師とそれを取り巻くチームの物語。
全8編の中編が所収されております。

物語は基本的に、悩める対象者からの相談事があって、裏で活動するチームが、事前に調査をするのですが、それが一筋縄ではいかない展開になっていくといった感じです。
相談者にしてみれば、霊媒師に相談するくらいだから、「霊的」な解決を期待しているわけですが、結果的にはちゃんとした裏付けのある事実であること(もしくはそれに類する状況であること)を、霊媒師である能城あや子から伝えられるということなわけです。

読んでいて、ふと京極夏彦氏の「京極堂シリーズ」の「この世には 不思議なことなど何もないのだよ」という決め台詞を思い出しました。

ま、もちろんこの事実を突き止めるためのチームの活動は、直線的であり、不法侵入をしてみたり、ハッカーまがいのことをしたりします。
これは、一般的には犯罪なわけですが、事件が解決するという点においては、喜ぶ人はいても、被害者はいないといった妙な構造になるのです。

ラスト2話は、これら偽霊媒師とチームにかつてない危機が訪れます。
「その危機をどのように回避していくか」というラストをもって物語が終了しますが、このあたりは潔くて良かったです。
ただ、何事もなくいつもの仕事を淡々とこなしていくといった「終わりのない終わり」という終わり方でも、良かったような気がします。

また、タイトルが「ザ・チーム」とありますが、実際のチーム人数は3名(実働は2名)であり、意外にそれぞれせっかくだから、特徴のある個性的なメンバーがもうちょっといても良かったかな~などと思いました。

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