2006年07月19日(水) 09時12分36秒

「レタス・フライ」 森博嗣 2006-090

テーマ:--森博嗣
今や「森大河(と勝手に命名。S&MとかVとか四季とかGで見られる連鎖の同一物語世界のこと)」の森博嗣氏の短編集「レタス・フライ」を読了しました。
本当に、”いちげんさんお断り”の世界に突入です。

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森 博嗣
レタス・フライ
出版元
講談社ノベルズ
初版刊行年月
2006/01
著者/編者
森博嗣
総評
20点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:3点 
読了感:3点 
ぐいぐい:4点 
キャラ立ち:3点 
意外性:4点 
装丁:3点

あらすじ
西之園萌絵が叔母らと訪れた白刀島の診療所をめぐる怪しい噂に迫る。(「刀之津診療所の怪」)長期の海外出張で訪れた某国の美術館で、“僕”が遭遇した不可思議な事件とは…?(「ラジオの似合う夜」)ショート・ショート五編を含む透明感に満ちあふれた九編収録。 <<Amazonより抜粋>>



ショート・ショート5編(「証明可能な煙突掃除人」など)に、ちょっと長めの短編2編(「檻とプリズム」「砂の街」)と、ちょっと短めの中編2編(「ラジオの似合う夜」「刀之津診療所の怪」)の計9編が所収されております。
”ちょっと長めの短編”とか”ちょっと短めの中編”とか微妙な言い回しですが、全体的にはノベルズ1段表記かつ上下空白多なので、ま、短編集と括ってしまっても良いでしょう。

”ショート・ショート”5編は、国内線飛行機に常備している「機内誌」の見開きページに挿絵つきで、掲載されているような雰囲気です。
特段大きなオチ(もしくは教訓)もなく、さっと読み始めてさっと読み終わるといった主旨の物語ということです。

”ちょっと長めの短編”2編は、それなりに物語世界がはっきりしていて良かったと思いました。
特に「砂の街」は、この世界をモチーフに別の長編小説が書けるような、それくらいはっきりとした世界だったと思います。

で、本書のメインディッシュである「ラジオの似合う夜」・「刀之津診療所の怪」の”ちょっと短めの中編”は、森大河におけるサイドストーリ的扱いで描かれています。
従って、Gシリーズの書評でも再三申し上げているとおり、こりゃもう「最初っから読んでないと、分りませんよ~」的オチが待っておるわけです。

で、私自身もその辺りをあまり意識せず読んでおり、「ラジオの・・・」のラストでは「あ~、この物語は、彼の物語だったのね~」と思ったまでは良かったのですが、「刀之津診療所・・・」のラストに至っては、「???(へ?どういうこと)」と、すっかり「森博嗣素人化」してしまったのでございます。

・・・

こういうのなんていうのでしょうか、「行間を読む」ならぬ「本間を読む」みたいな感じ(しかも本当に)です。

要するに、既出のとある物語を読了していない限り、「刀之津・・・」のオチはまったく分らないということなのでございまして、普段より斜め読みの私などには、到底理解し得ないラストなわけです。

読了後ネット検索し、ことの真相を知ることのできた今でも、あのラスト(そして、この本の姿勢そのもの)は「???」な感じが否めません。

十分、リピーターを確保してしまい、新規開拓への意識がない森氏。
一体、どこへ行ってしまうのでしょうか?
(とはいえ、私は、読みますけどね)

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