1 | 2 次ページ >> ▼ /
2008年05月31日(土) 23時59分59秒

2008年5月の読後感想アーカイブ

テーマ:月刊『後感』


◆今月のアクセスランキング

総合ランキング:
26912位/2875537人中 (0.93%)前月からの比=0.33%
ジャンルランキング:
185位/12548人中 (1.47%)前月からの比=0.44%


◆検索ワードTOP10

1 書評 10.8%
2 乾くるみ 7.9%
3 ゴールデンスランバー 3.8%
4 感想 3.6%
5 あらすじ 3.3%
6 ネタバレ 2.2%
7 伊坂幸太郎 2.2%
8 イニシエーションラブ 1.8%
9 荻原浩 1.7%
10 その日の前に 1.4%



◆2008年5月のランキング

5月です。個人的にものすごく忙しかった一ヶ月でした。
GWなんて遠い昔のことです。

ということで、10冊読了。
しかも第1位を決めかねてしまいました、で「ホルモー六景」が受賞です。


第1位;「ホルモー六景」 万城目学

;エンターテイメント小説;2008年05月25日(日) 16時12分07秒

ホルモー六景/万城目 学

¥1,365
Amazon.co.jp


第2位;「ロックンロール」 大崎善生
;エンターテイメント小説;2008年05月11日(日) 21時41分08秒

ロックンロール/大崎 善生

¥1,575
Amazon.co.jp


第3位;「星々の舟」 村山由佳

;エンターテイメント小説;2008年05月02日(金) 21時49分55秒

星々の舟 Voyage Through Stars/村山 由佳

¥1,680
Amazon.co.jp


第4位;「別冊図書館戦争Ⅰ」 有川浩
;エンターテイメント小説;2008年05月20日(火) 21時29分21秒

第5位;「エンド・クレジットに最適な夏」 福田栄一
;エンターテイメント小説;2008年05月05日(月) 21時13分22秒

第6位;「妖怪変化 京極堂トリビュート」 作家アンソロジー
;エンターテイメント小説;2008年05月09日(金) 21時11分09秒

第7位;「ウエンカムイの爪」 熊谷達也
;エンターテイメント小説;2008年05月14日(水) 21時31分46秒

第8位;「舞田ひとみ11歳、ダンスときどき探偵」 歌野晶午
;エンターテイメント小説;2008年05月30日(金) 21時46分08秒

第9位;「雪沼とその周辺」 堀江敏幸
;エンターテイメント小説;2008年05月06日(火) 17時30分16秒

第10位;「本からはじまる物語」 作家アンソロジー
;エンターテイメント小説;2008年05月26日(月) 22時31分16秒

AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2008年05月31日(土) 21時47分44秒

2008/5/31に借りた本

テーマ:読前感想
5月最終日。
雨が降っています。
寒い一日でした。

予約本2冊を含む、7冊の借り出しです。

題名
タカイ×タカイ
読了可能性
★★★★☆
出版元
講談社ノベルズ
初版刊行年月
2008/01
著者/編者
森博嗣
読前感想
予約本1冊目。森博嗣氏の×シリーズ第三段ですね。比較的オーソドックスな「本格」を読ませてもらえるので、それなりに読んでおります。なんといっても森大河の一部ってところも大きいですね。
読後感想リンク
http://ameblo.jp/sasugakiya-hit/entry-10102056329.html

題名
ア・ハッピー・ラッキー・マン
読了可能性
★★★★☆
出版元
光文社
初版刊行年月
2003/08
著者/編者
福田栄一
読前感想
予約本2冊目。ミステリフロンティアレーベルの「エンド・クレジットに最適な夏」の福田さんの作品。似たような感じなのでしょうか。
読後感想リンク
http://ameblo.jp/sasugakiya-hit/entry-10102849293.html

題名
山白朝子短篇集 死者のための音楽
読了可能性
★★★☆☆
出版元
メディアファクトリー
初版刊行年月
2007/11
著者/編者
山白朝子
読前感想
新刊本コーナーにありました。本帯には乙一氏のコメントがありましたので借り出してみました。
読後感想リンク
http://ameblo.jp/sasugakiya-hit/entry-10105713874.html

題名
タペストリーホワイト
読了可能性
★★★☆☆
出版元
文藝春秋
初版刊行年月
2006/10
著者/編者
大崎善生
読前感想
淡々と読んでいます。大崎氏。今回はタペストリーホワイト。
読後感想リンク
http://ameblo.jp/sasugakiya-hit/entry-10103789914.html

題名
べろなし
読了可能性
★★★☆☆
出版元
講談社
初版刊行年月
2007/06
著者/編者
渡辺球
読前感想
見つけたときは、「お」と思いました。渡辺球さんです。この書評の前期ではそこそこ登場していました。
読後感想リンク
http://ameblo.jp/sasugakiya-hit/entry-10103483320.html

題名
MM9
読了可能性
★★★☆☆
出版元
東京創元社
初版刊行年月
2007/11
著者/編者
山本弘
読前感想
以前も借り出しましたが、読めませんでした。今回はどうでしょうか?
読後感想リンク
http://ameblo.jp/sasugakiya-hit/entry-10104126419.html

題名
沖で待つ
読了可能性
★★★☆☆
出版元
文藝春秋
初版刊行年月
2006/02
著者/編者
絲山秋子
読前感想
短めの本を借りてみたいと思い借りてみました。芥川賞受賞作なのだそうです。絲って漢字、難しいですね。
読後感想リンク


AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2008年05月30日(金) 21時46分08秒

「舞田ひとみ11歳、ダンスときどき探偵」 歌野晶午 2008-060

テーマ:--歌野晶午
歌野晶午氏「舞田ひとみ11歳、ダンスときどき探偵」読了しました。

amazonリンク
舞田ひとみ11歳、ダンスときどき探偵 (カッパ・ノベルス)/歌野 晶午
¥900
Amazon.co.jp
出版元
光文社カッパノベル
初版刊行年月
2007/11
著者/編者
歌野晶午
総評
20点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:3点 
読了感:3点 
ぐいぐい:3点 
キャラ立ち:4点 
意外性:4点 
装丁:3点

あらすじ
舞田歳三は浜倉中央署の刑事だ。仕事帰りに兄・理一の家によって、小学五年生になる姪のひとみの相手をし、ビールを飲むのを楽しみにしている。難事件の捜査の合間を縫ってひとみをかわいがる歳三だが、彼女のふとした言動が事件解決のヒントになったりもして…。多彩な作風で知られる歌野晶午が、ちょっと生意気でかわいらしい少女と、本格ミステリらしい難事件を巧みに描く。刑事×難事件×おしゃまな11歳=歌野晶午流「ゆるミス」。軽やかに登場。


個人的にはお気に入りの作家さんである歌野氏の作品です。

全部で6話所収されています。

◆黒こげおばあさん、殺したのはだあれ?
◆金、銀、ダイヤモンド、ザックザク
◆いいおじさん、わるいおじさん
◆いいおじさん?わるいおじさん?
◆トカゲは見ていた知っていた
◆そのひとみに映るもの

作者自らも言っているとおり「ゆるミス」(もしくは「やわらか本格」)なわけですが、登場人物が刑事であるだけに扱う内容は、ちゃんとした事件。
なので、一般的な「ゆるい感じのミステリー」(→殺人事件ではなく、日常の不可思議なことを扱う)とは一線を画いています。

さて、本作の大まか流れは
①「事件が起きる」→
②「歳三、姪のひとみとあそぶ」→
③「ひとみから事件解決のアドバイスをもらう」→
④「事件解決」
といった感じなのですが、
③がもっと前面に出てもよかったのかなと思ったりしました。

いわゆるArmchair-Detectiveの役割に「ひとみ」を置き、事件解決をするという流れをきっちり毎回踏襲できると、マンネリではありながらも、それなりに連続性があって面白かったかなと思ったのです。

1話完結型ではありながらも、時系列がしっかりしていて、前の話に出てきた事件・主要人物が登場したりするあたりは、そういうのが個人的に好きなだけにニンマリしてしまいました。

あ~、でも歌野氏には、もっとシリアスな小説を書いてもらたいと思うのです。
AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2008年05月26日(月) 22時31分16秒

「本からはじまる物語」 作家アンソロジー 2008-059

テーマ:★読後感想:作家別【その他】
18人の作家アンソロジー「本からはじまる物語」読了しました。

amazonリンク
本からはじまる物語/恩田 陸
¥1,365
Amazon.co.jp
出版元
メディアパル
初版刊行年月
2007/12
著者/編者
作家アンソロジー
総評
18点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:2点 
読了感:3点 
ぐいぐい:4点 
キャラ立ち:3点 
意外性:3点 
装丁:3点

あらすじ
18名の作家が「本」「本屋」をテーマに掌編小説で競演!「飛び出す、絵本」恩田陸/「十一月の約束」本多孝好/「招き猫異譚」今江祥智/「白ヒゲの紳士」二階堂黎人/「本屋の魔法使い」阿刀田高/「サラマンダー」いしいしんじ/「世界の片隅で」柴崎友香/「読書家ロップ」朱川湊人/「バックヤード」篠田節子/「閻魔堂の虹」山本一力/「気が向いたらおいでね」大道珠貴/「さよならのかわりに」市川拓司/「メッセージ」山崎洋子/「迷宮書房」有栖川有栖/「本棚にならぶ」梨木香歩/「23時のブックストア」石田衣良/「生きてきた証に」内海隆一郎/「The Book Day」三崎亜記


あらすじに一気に記載してしまいましたが、18名の作家さんが「本」「本屋」をテーマにショートストーリを書いております。

昔、星新一氏が監修した「ショートショートの広場」を思わせる、圧倒的な短さで、あっという間に読み終わります。
なんというんでしょうか、長編では感じられない小気味よさを感じられて中々の好感触でした。

「一駅で一物語」といった按配です。

プロの作家さんらしく、短い物語の中にも、「この世界の続編が読みたいな」と思ったりもして、良かったです。

この書評でもちょくちょく出てくる、恩田陸氏・本多孝好氏・三崎亜記氏などは「それらしく」、それ以外の作家さんの作品もやっぱり「プロね」と思わせる作品ばかりです。

共通しているのは、やっぱり「本」を慈しみ、「本屋」を敬愛しているということなのでしょうね。
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2008年05月25日(日) 16時12分07秒

「ホルモー六景」 万城目学 2008-058

テーマ:★読後感想:作家別【ま・や行】
万城目学氏「ホルモー六景」読了しました。

amazonリンク
ホルモー六景/万城目 学
¥1,365
Amazon.co.jp
出版元
角川書店
初版刊行年月
2007/11
著者/編者
万城目学
総評
22点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:3点 
読了感:4点 
ぐいぐい:4点 
キャラ立ち:4点 
意外性:3点 
装丁:4点

あらすじ
2006年、読書界を震撼させた『鴨川ホルモー』が不思議度2倍、青春度5倍、胸キュン度10倍で帰ってきた!鴨川で、御所で、あるいは河原町で、不可視の「オニ」を使役し、各大学の覇権をかけて争う、それが「ホルモー」だ! この奇妙な部活動に巻き込まれた少年少女が、戦い、困惑し、ときに逆ギレしそして頑張り、はたまた恋をする。 無類に楽しい青春ファンタジー!!


読前感想で「鴨川ホルモーの続編?」などと書いてしまいましたが、正確にはスピンオフ作品です。
「ホルモー」が存在する世界のホルモーに関わる物語が6篇所収されています。

続編ではないものの、登場人物やオチなどは明らかに「鴨川ホルモー」を読んでいないと分からないものがありますので、ご注意ください。

6編それぞれの物語性は非常に高く、より深く世界観を知ることができます。
特に「もっちゃん」「長持の恋」あたりは、中編の域を超えた高い物語性を感じ取れました。

「ホルモーが在る世界」の世界観をより強固にしてくれているので、もう一度「鴨川ホルモー」を再読すると、また違った面白さが分かるようなそんな本となっています。

著者には引き続き「ホルモー世界」を描いていって欲しいなとか思っちゃいました。
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2008年05月20日(火) 21時29分21秒

「別冊図書館戦争Ⅰ」 有川浩 2008-057

テーマ:--有川浩
最近、アニメ化もされた「図書館戦争」のスピンオフ作品、有川浩氏「別冊図書館戦争Ⅰ」読了しました。

amazonリンク
別冊図書館戦争 1 (1)/有川 浩
¥1,470
Amazon.co.jp
出版元
メディアワークス
初版刊行年月
2008/04
著者/編者
有川浩
総評
22点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:4点 
読了感:3点 
ぐいぐい:4点 
キャラ立ち:4点 
意外性:3点 
装丁:4点

あらすじ
『図書館戦争』スピンアウト・別冊シリーズ第一弾!武闘派バカップル恋人期間の紆余曲折アソート! <<紀伊国屋Bookwebより抜粋>>


本筋の「図書館シリーズ」の最終巻「図書館革命」のさらに本筋とエピソードの間に繰り広げられた郁と堂上の極めて分かりやすいバカップル時代の5つの中篇が所収されております。

本帯にも著者あとがきにもあるとおり、極めて「甘い物語」です。

図書館シリーズというフルコース(もちろんデザートあり)を食べた後に、別の場所でデザートビュッフェに行ってしまったという感じ。

しかも、このデザートビュッフェは、先にフルコースを食べておかないとその良さが分からないという仕掛けですので、もうもうお腹いっぱいなわけです。

ま、こういうのは一般的に評価されちゃいます。
よく分かります。

そんな甘い物語なのですが、評価すべきはそのバカップルぶりというよりも、小さな事件そのものの展開。
とても質の高い物語
と思ったのでした。

特に「児童虐待」をテーマに扱った「こらえる声」は、なかなかにして秀逸。

キャラクターも相変わらずしっかり書かれているし、シリーズを読了した方には、とても面白い作品だと思いました。

それにしても「甘い」です。・・・

せっかくなので「図書館シリーズ」のリンクをご紹介

●「図書館戦争」

●「図書館内乱」


●「図書館危機」

●「図書館革命」

いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2008年05月18日(日) 17時03分13秒

2008/5/17に借りた本

テーマ:読前感想
仕事でバタバタしておりますが、きっちり返して、きっちり借りております。
予約本2冊を含め6冊の借り出しでございます。

題名
別冊図書館戦争Ⅰ
読了可能性
★★★★☆
出版元
メディアワークス
初版刊行年月
2008/04
著者/編者
有川浩
読前感想
予約本1冊目。比較的新しいです。このタイミングで借り出せるのはラッキーですね。
読後感想リンク
http://ameblo.jp/sasugakiya-hit/entry-10098580268.html

題名
ホルモー六景
読了可能性
★★★★☆
出版元
角川書店
初版刊行年月
2007/11
著者/編者
万城目学
読前感想
予約本2冊目。たぶん「鴨川ホルモー」の続編ですかね。装丁の絵が今どきな感じで好感触です。
読後感想リンク
http://ameblo.jp/sasugakiya-hit/entry-10099978979.html

題名
舞田ひとみ11歳、ダンスときどき探偵
読了可能性
★★★★☆
出版元
光文社カッパノベル
初版刊行年月
2007/11
著者/編者
歌野晶午
読前感想
新刊本コーナーにありました。予約するのを忘れたってくらい気にしていた本です。なんせ歌野さんですからね、期待しています。
読後感想リンク
http://ameblo.jp/sasugakiya-hit/entry-10101531534.html

題名
一億百万光年先に住むウサギ
読了可能性
★★★☆☆
出版元
理論社
初版刊行年月
2006/09
著者/編者
那須田淳
読前感想
一般の書棚にあり、なんとなく借り出してみました。まったくの前提知識なしでございます。たまにこういうのがアタリだったりします。
読後感想リンク


題名
本からはじまる物語
読了可能性
★★★☆☆
出版元
メディアパル
初版刊行年月
2007/12
著者/編者
作家アンソロジー
読前感想
こちらも比較的新しい本で、新刊本コーナーにあり借り出してみました。恩田陸氏、本多孝好氏、三崎亜記氏など、こちらの書評でも登場が多い作家さんが沢山書かれています。作家ミッケ本としても活用できそうです。
読後感想リンク
http://ameblo.jp/sasugakiya-hit/entry-10099979348.html

題名
ハイコンセプト
読了可能性
★★☆☆☆
出版元
三笠書房
初版刊行年月
2006/05
著者/編者
ダニエル・ピンク 訳大前研一
読前感想
会社用に借り出してみます。この手の本って折り目が良くついているんですね。心のない「ダメな大人」にぐったりしまうs。ダメ大人が多いです。
読後感想リンク


いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2008年05月14日(水) 21時31分46秒

「ウエンカムイの爪」 熊谷達也 2008-056

テーマ:★読後感想:作家別【あ・か行】
熊谷達也氏「ウエンカムイの爪」読了しました。

amazonリンク
ウエンカムイの爪/熊谷 達也
¥1,470
Amazon.co.jp
出版元
集英社
初版刊行年月
1998/01
著者/編者
熊谷達也
総評
20点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:4点 
読了感:3点 
ぐいぐい:4点 
キャラ立ち:3点 
意外性:3点 
装丁:3点

あらすじ
北海道で撮影旅行中の動物写真家・吉本はある日、巨大なヒグマに襲われ、九死に一生を得る。彼を救ったのは、クマを自在に操る不思議な能力を持つ謎の女だった。その女を捜し求める吉本が見たものとは?野性と人間の壮絶な闘いを通して、生命の尊厳と自立を描いた傑作。<<Amazonより抜粋>>


人間が自然・野生と対峙する物語です。
一方で、主人公・吉本が経験を通じて一つの人生の解を見つけるといった成長小説の側面も持っております。

物語自体は非常にシンプルであり、登場人物の役割とか展開そのものも先の読める感じとなっております。

ただ、前述した「吉本にとっての経験」というものを、読み手がどれだけ同調することができるかによってこの小説の価値が変わってくるような気がしました。

要するに「九死に一生を得る」ような経験の中で、人間は如何に自分の小ささを知り、覚悟を知るかといったところなのだと思います。

もう一点の特筆すべきところは、自然・野生の象徴とされる「クマ」と「人間」の危険なまでの接触の情景描写が手に取るように分かるという点

その点において著者の文章能力の高さは非常に好感が持てました。
比較的に短い物語ということもあって、読みやすいです。
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2008年05月11日(日) 21時41分08秒

「ロックンロール」 大崎善生 2008-055

テーマ:--大崎善生
大崎善生氏「ロックンロール」読了しました。

amazonリンク
ロックンロール/大崎 善生
¥1,575
Amazon.co.jp
出版元
マガジンハウス
初版刊行年月
2003/11
著者/編者
大崎善生
総評
22点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:4点 
読了感:4点 
ぐいぐい:4点 
キャラ立ち:4点 
意外性:3点 
装丁:3点

あらすじ
デビュー第二作執筆のためパリのホテルに篭もる作家のもとに、突然ひとりの新米女性編集者が訪ねてきた。東京に届いていた謎のCD、去っていった恋人たち、目の前の恋。人生が揺らいでいく。岩となれ、そして転がるな。ツェッペリンの名曲をバックに、パリで展開する恋と人生。 <<Amazonより抜粋>>



ここ最近、大崎氏の作品を読んでいますが、読み続けられる理由がようやく分かったような気がしてきました。

それは「会話が綺麗である」ということ。
「登場人物が好人物である」ということ。

本書は今までとは違って、軽い感じの物語(展開)です。
胸を掻き毟るような「悲しみ」があるわけでもなく、はっと驚くような展開があるわけでもありません。

簡単に言ってしまえば、「作家がそれなりに生きてみました」という話です。

ただ、主人公をはじめ登場人物が、「それほど依存しあっていないものの、関係しあう間柄」を守りつつ、それでいてゆっくりと物語が進んでいくといった「空気感」のようなものは、好印象でした。

また、第四章では、主人公の植村が「小説を書くこと」を編集者の高井と久美子に説明するシーンは、何故かちょっとだけ感動したりもしました。
大崎氏が、物語の登場人物を使って、自らの「小説論」を述べているという感覚を受けました。

総じて、会話の綺麗さを堪能いただければと思います。

いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2008年05月09日(金) 21時11分09秒

「妖怪変化 京極堂トリビュート」 作家アンソロジー 2008-054

テーマ:★読後感想:作家別【その他】
「妖怪変化 京極堂トリビュート」読了しました。

amazonリンク
妖怪変化 京極堂トリビュート/西尾 維新
¥1,260
Amazon.co.jp
出版元
講談社
初版刊行年月
2007/12
著者/編者
アンソロジー
総評
21点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:3点 
読了感:3点 
ぐいぐい:4点 
キャラ立ち:4点 
意外性:3点 
装丁:4点

あらすじ
西尾維新が!あさのあつこが!京極夏彦の作品世界に挑戦!!各界を代表する超豪華執筆陣。これはもう、おもしろくないはずがない。<<紀伊国屋Bookwebより抜粋>>


以下の作品が所収されています。
●が小説。○が漫画(挿絵)です。

●「鬼娘」 あさのあつこ
●「そっくり」 西尾維新
●「『魍魎の匣』変化抄。」 原田眞人
●「朦朧記録」 牧野修
●「粗忽の死神」 柳家喬太郎
○「或ル挿絵画家ノ所有スル魍魎ノ函」 フジワラ ヨウコウ
○「薔薇十字猫探偵社」 松苗あけみ
○「百鬼夜行イン」 諸星大二郎


全般的に「期待しすぎだった」のでした。

西尾維新氏の作品も読めるし、なんといっても「京極堂」のトリビュートなんという「甘い言葉」に、相当の期待をかけていたのですが、それはそれやっぱり「企画モノ」ってのは難しいというのが正直なところです。

どれも、面白いのですが、どれも「京極堂」にはかなわない。当たり前ですね。
大変失礼かもしれませんが、結成間もない高校1年生のコピーバンドを、聞いている感じがしました。

例えば、「村上春樹トリビュート」なんていう企画が以前にあって、こちらの書評でも紹介したことがありましたが、あれだって「村上春樹」の作品を「古川日出男」が書くなんていって、相当盛り上がるのですが、それはそれだったのです。

ということで、京極堂は本物が良いという普通の感想に落ち着いてしまいました。はい。
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
1 | 2 次ページ >> ▼ /

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。