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2008年04月30日(水) 23時59分59秒

2008年4月の読後感想アーカイブ

テーマ:月刊『後感』

◆今月のアクセスランキング

総合ランキング:
16631位/2733294人中 (0.60%)前月からの比=-0.21%
ジャンルランキング:
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8 荻原浩 2.3%
9 ネタバレ 1.8%
10 伊坂幸太郎 1.8%



◆2008年4月のランキング

4月です。すっかり暖かくなってまいりました。
先月の月刊後感では、「4月は読むぞ!!」などと息巻いていましたが、結局11冊。

さて今月ですが、先月あたりからパワープッシュの大崎義生氏の『アジアンタムブルー」が1位となりました。
なんというか切ない物語でした。

第1位;「アジアンタムブルー」 大崎善生
;エンターテイメント小説;2008年04月08日(火) 21時55分29秒

アジアンタムブルー (角川文庫)/大崎 善生

¥580
Amazon.co.jp


第2位;「邂逅の森」 熊谷達也
;エンターテイメント小説;2008年04月28日(月) 22時07分18秒

邂逅の森 (文春文庫)/熊谷 達也

¥690
Amazon.co.jp


第3位;「ドナウよ、静かに流れよ」 大崎善生
;エンターテイメント小説;2008年04月12日(土) 17時00分14秒

ドナウよ、静かに流れよ/大崎 善生

¥1,785
Amazon.co.jp

第4位;「さよなら、そしてこんにちは」 荻原浩
;エンターテイメント小説;2008年04月22日(火) 22時32分42秒

第5位;「パイロットフィッシュ」 大崎善生
;エンターテイメント小説;2008年04月23日(水) 21時41分55秒

第6位;「ゴッドスター」 古川日出男
;エンターテイメント小説;2008年04月26日(土) 00時18分14秒

第7位;「まなづるとダアリヤ」 宮沢賢治
;エンターテイメント小説;2008年04月06日(日) 21時13分10秒

第8位;「メルカトル」 長野まゆみ
;エンターテイメント小説;2008年04月29日(火) 21時15分18秒

第9位;「いのちのパレード」 恩田陸
;エンターテイメント小説;2008年04月01日(火) 01時21分30秒

第10位;「幸福号出帆」 三島由紀夫
;エンターテイメント小説;2008年04月18日(金) 21時15分22秒

第11位;「平成関東大震災」 福井晴敏
;エンターテイメント小説;2008年04月13日(日) 21時40分59秒
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2008年04月29日(火) 21時15分18秒

「メルカトル」 長野まゆみ 2008-050

テーマ:★読後感想:作家別【な・は行】
長野まゆみ氏「メルカトル」読了しました。

amazonリンク
メルカトル/長野 まゆみ
¥1,365
Amazon.co.jp
出版元
大和書房
初版刊行年月
2007/04
著者/編者
長野まゆみ
総評
20点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:3点 
読了感:3点 
ぐいぐい:4点 
キャラ立ち:3点 
意外性:4点 
装丁:3点

あらすじ
地図収集館で働く青年リュスの周囲で次々と起こる不可思議な出来事―。長野まゆみの新しい魅力が煌めく、極上のロマンティック・ストーリー。<<紀伊国屋Bookwebより抜粋>>

世界観が綺麗です。
そんな綺麗な世界の中で、少年リュスが不可思議なことに巻き込まれていきます。

なんといっても特筆すべきは少年リュスのキャラクター
孤児であるが故に、その取り巻く世界に対し、謙虚に生きていくことで自分というものをしっかり位置づけようとしています。

物語の展開上、どこかでどんでん返しがあるのかと思いきや、ラストまで、このリュスのキャラクターはそのままで、その点はホッとしたと同時に、物足りないところもあったりします。

リュスの純真さに心が洗われると同時に、「どうしてそこまでするのかね~」とリュスを取り巻く「不可思議を起こす人達」に疑問を思ったりもする作品です。
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2008年04月28日(月) 22時07分18秒

「邂逅の森」 熊谷達也 2008-049

テーマ:★読後感想:作家別【あ・か行】
熊谷達也氏「邂逅の森」読了しました。

amazonリンク
邂逅の森/熊谷 達也
¥2,100
Amazon.co.jp
出版元
文藝春秋
初版刊行年月
2004/01
著者/編者
熊谷達也
総評
23点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:5点 
読了感:4点 
ぐいぐい:4点 
キャラ立ち:3点 
意外性:4点 
装丁:3点

あらすじ
秋田の貧しい小作農に生まれた富治は、伝統のマタギを生業とし、獣を狩る喜びを知るが、地主の一人娘と恋に落ち、村を追われる。鉱山で働くものの山と狩猟への思いは断ち切れず、再びマタギとして生きる。失われつつある日本の風土を克明に描いて、直木賞、山本周五郎賞を史上初めてダブル受賞した感動巨編。 <<Amazonより抜粋>>


単行本で456頁という結構なボリュームなのですが、読み始めてしまえばあまり長さは感じません。
それだけ物語の力というものがある作品なのだと思います。

富治という男を主人公にしたこの物語は大別すると、3つの物語に分かれます。
一つは、新米のマタギである富治が、同じ村の文枝と恋仲となるが、その恋は成就せず、加えてマタギの職を失くすまでの物語。
二つ目は、職を失った富治が、鉱山で働き、様々な人間と共に成長してく物語
そして三つ目は、鉱山を下り、イクと夫婦となった富治が、ふとあることから文枝と出会ってしまう物語

この「三つの物語+ラストの山の神との対決」で、主人公・富治の半世を見せる作品となっています。

主人公のキャラクターにおいては対極にあるものの、物語全体の雰囲気は町田氏の「告白」に似ているものを感じました。

そしてやはり圧巻だったのはラストの「山の神との対決」。

それまでの人間ドラマを包括して余りある、描写でした。
ここまで引っ張ってきてこのラストってのは非常に物語として強い印象を持ちました。


「物語が読みたい!!」と思う方は是非、手にとってみてください。
損はしません。
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2008年04月26日(土) 00時18分14秒

「ゴッドスター」 古川日出男 2008-048

テーマ:--古川日出男
古川日出男氏「ゴッドスター」読了しました。

amazonリンク
ゴッドスター/古川 日出男
¥1,365
Amazon.co.jp
出版元
新潮社
初版刊行年月
2007/11
著者/編者
古川日出男
総評
21点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:3点 
読了感:3点 
ぐいぐい:4点 
キャラ立ち:3点 
意外性:5点 
装丁:3点

あらすじ
あたしはごくありふれたOLだった。夕暮れの横断歩道で、ひとりの男の子に出会うまで。融解する時間、崩壊する日常、そして―「ママ」となったあたしの、新しい世界がはじまる。最速・最強の東京湾奇譚、ついに降臨。



もう、なんていうか、ここ最近の古川作品は、ちょっと飛びすぎています。

ここ最近の古川作品を読んでいる方にしか伝わらない表現になるかもしれませんが、「どんどんどんどん先に行ってしまう」といった感じです。
極端に言えば、「もはや小説ではない」という感じです。

一人称で、読み手に語りかける文体は相変わらずですが、加えて異様に短い句点で区切られた文。
そこで息継ぎをしようものなら、本当に疾走する文章
なのです。

氏は最近自作の朗読をされているようでして、まさに「朗読(耳から聞く)」ことで表現される(感じ取れる)文なのかもしれませんね。

読み進めていけば、実は語り手である女の物語というより、男の子カリヲの自分探しといったテーマが強烈に突き刺すのですが、それもこれも、エフェクターでいえば、ディストーションな感じを受けます。

そう、この物語はディストーション小説
じゃりじゃりとしたリアルを、どこまで増幅させ、どこまで歪ますか?

そう捉えれば、ものすごく実験魂のある作品です。

で、そういった作品は個人的には好きなので、応援しちゃいます。

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2008年04月23日(水) 21時41分55秒

「パイロットフィッシュ」 大崎善生 2008-047

テーマ:--大崎善生
大崎善生氏「パイロットフィッシュ」読了しました。

フィクション作品としてのデビュー作。
デビュー作にして吉川英治文学新人賞受賞作なのだそうです。


amazonリンク
パイロットフィッシュ (文芸シリーズ)/大崎 善生
¥1,470
Amazon.co.jp
出版元
角川書店
初版刊行年月
2001/10
著者/編者
大崎善生
総評
21点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:4点 
読了感:4点 
ぐいぐい:4点 
キャラ立ち:3点 
意外性:3点 
装丁:3点

あらすじ
人は、一度巡りあった人と二度と別れることはできない―。午前二時、アダルト雑誌の編集部に勤める山崎のもとにかかってきた一本の電話。受話器の向こうから聞こえてきたのは、十九年ぶりに聞く由希子の声だった…。記憶の湖の底から浮かび上がる彼女との日々、世話になったバーのマスターやかつての上司だった編集長の沢井、同僚らの印象的な姿、言葉。現在と過去を交錯させながら、出会いと別れのせつなさと、人間が生み出す感情の永遠を、透明感あふれる文体で繊細に綴った、至高のロングセラー青春小説。吉川英治文学新人賞受賞作。 <<Amazonより抜粋>>



刊行順に読んでいないのでアレですが、「アジアンタムブルー」と脇を固める登場人物や組織なんてのが一緒で、ちょっとびっくりしました。

厳密にこちらが先で「アジアンタム・・・」が後の作品なわけですが、ま~同じといってもストーリが連結しているわけでもないのであまり気になりません。
前提知識がないから、びっくりしたくらいです。

ただ、同じようなシチュエーションだっていうのが少なくとも本の印象に変化を与えているのも事実です。
その変化というのは、どうしても「アジアンタム・・・」と比較したくなっちゃうという点です。

ということで、あらすじにあるとおりの物語展開なのですが、後発の「アジアンタムブルー」と比較すると「普通の小説」なのでした。

確かに物語構成や文体などは、とても綺麗なのですね。

テーマは「孤独」。
もしくは「人の交差」。


人間の泥臭さというか悪の部分も見せてくれます(例えば、ほとんど登場することのない伊都子の存在など)が、それは象徴として必要なパーツの一つとして物語を装飾しています。
際立った部分がない分、意外とすんなり読めてしまったりもします。

ただ、ですね、やっぱり「アジアンタム・・・」と比較しちゃうと、ストーリとしての押しがイマイチ弱いんです。

たぶん、こちらを読んで、「ふむふむ、結構雰囲気良いね~」と思った後、「アジアンタムブルー」を読んで、ちょっと感動すればよかったのでしょうけど、なんせ逆の順番で読んでしまったことが仇となりました。

ということで、やっぱり刊行順で読むのが良いのです。ということを再認識しました(何回目かの)

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2008年04月22日(火) 22時32分42秒

「さよなら、そしてこんにちは」 荻原浩 2008-046

テーマ:--荻原浩
荻原浩氏「さよなら、そしてこんにちは」読了しました。

amazonリンク
さよなら、そしてこんにちは/荻原 浩
¥1,575
Amazon.co.jp
出版元
光文社
初版刊行年月
2007/10
著者/編者
荻原浩
総評
21点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:4点 
読了感:3点 
ぐいぐい:4点 
キャラ立ち:3点 
意外性:4点 
装丁:3点

あらすじ
世のため、人のため、そして家族のため、働き者の悲哀を描く、著者独壇場の傑作集。いっしょけんめい翻弄される人々スーパーマーケットに勤務する松田孝司は食品課・非生鮮係長。自分の健康など二の次で、今日もメモを片手に血眼でテレビを見る。主婦向けの高視聴率番組で紹介される“身体にいい食品”をチェックするために……(「スーパーマンの憂鬱」)ほか、若い妻と愛娘にクリスマス・パーティーをねだられる住職、実は笑い上戸の葬儀社社員など、さまざまな人生を切り取った作品集。プロフェッショナルの悲哀を描く著者独壇場の傑作ユーモア!<<紀伊国屋Bookweb>>


小説宝石やら小説新潮やら小説すばるやらに掲載された中編7つが所収されています。

どの物語も共通しているのは、「現代の些細な流行を風刺した作品」であることです。
掲載された年の流行ってことで、今となってはやや「古い印象」のものもありますが、総じて物語としての一貫性があったのは好感触でした。

以下、タイトル毎に紹介。

■さよなら、そしてこんにちは
葬儀ビジネスの悲哀。タイトル作です。最後にきっちり落とすところは私の知っている荻原節といったところです。

■ビューティフルライフ
リストラ後の家族が田舎暮らしをする話。こちらもきっちり「家族」を見せるところが良いですね。

■スーパーマンの憂鬱
一時期流行った「健康食ブーム」。そのブームに翻弄されるスーパーの仕入れ係の物語です。実際にこんな話はあったんじゃないでしょうかね。

■美獣戦隊ナイトレンジャー
戦闘モノイケメン俳優にのぼせる主婦の話です。これはもう少し長編でも良かったかも知れません。

■寿し辰のいちばん長い日
いわゆるグルメブームに乗り切れない寿司屋の話。分かりやすいオチがつき、ほくそ笑んでしまいます。

■スローライフ
タイトルの通りです。スローライフなのに・・・といった話。こちらも落語のようなちょっとひねったオチ(?)がつきます。

■長福寺のメリークリスマス
こちらは「流行」というよりも、昨今の「クリスマス」を寺の住職はどう過ごすかという極めてシュミレーションな物語。こういう住職の方が人間らしくて良いですね。

ということで各物語、さくっと軽めに解説させてもらいました。
そろそろ荻原氏のこういったノリの長編も欲しいところですね。




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2008年04月19日(土) 17時33分19秒

2008/4/19に借りた本

テーマ:読前感想
予約本4冊含む、8冊の借り出しです。

題名
さよなら、そしてこんにちは
読了可能性
★★★★☆
出版元
光文社
初版刊行年月
2007/10
著者/編者
荻原浩
読前感想
予約本1冊目。久しぶりの荻原氏。短編集のようですね。本帯を読む限り、私の好きな「荻原節」が読めそうです。
読後感想リンク
http://ameblo.jp/sasugakiya-hit/entry-10090456999.html

題名
パイロットフィッシュ
読了可能性
★★★★☆
出版元
角川書店
初版刊行年月
2001/10
著者/編者
大崎善生
読前感想
予約本2冊目。大崎氏の代表作といわれる作品です。ようやく借り出しました。単純に忘れていただけですが。吉川英治文学新人賞受賞作。
読後感想リンク
http://ameblo.jp/sasugakiya-hit/entry-10090457415.html

題名
邂逅の森
読了可能性
★★★★☆
出版元
文藝春秋
初版刊行年月
2004/01
著者/編者
熊谷達也
読前感想
予約本3冊目。Amazonをいろいろと見ているうちに、どうやら「良い本」らしいことを知り、予約してみました。こういう形の本の借り出し理由って結構あります。第17回山本周五郎賞、第131回直木賞受賞作
読後感想リンク
http://ameblo.jp/sasugakiya-hit/entry-10091893898.html

題名
ゴッドスター
読了可能性
★★★★☆
出版元
新潮社
初版刊行年月
2007/11
著者/編者
古川日出男
読前感想
予約本4冊目。なんだかんだいって、借り出しています古川日出男氏。
読後感想リンク
http://ameblo.jp/sasugakiya-hit/entry-10090996860.html

題名
星々の舟
読了可能性
★★★☆☆
出版元
文春文庫
初版刊行年月
2003/03
著者/編者
村山由佳
読前感想
文庫本なので借り出し、こちらも邂逅の森と同様、直木賞受賞作。こちらは第129回受賞です。
読後感想リンク
http://ameblo.jp/sasugakiya-hit/entry-10093233003.html

題名
メルカトル
読了可能性
★★★☆☆
出版元
大和書房
初版刊行年月
2007/04
著者/編者
長野まゆみ
読前感想
「オススメ本コーナー」から借り出してみました。比較的読みやすそうな作品です。
読後感想リンク
http://ameblo.jp/sasugakiya-hit/entry-10091894060.html

題名
村上ソングス
読了可能性
★★☆☆☆
出版元
中央公論社
初版刊行年月
2007/12
著者/編者
村上春樹 和田誠
読前感想
「新刊本コーナー」から借り出しました。新刊とはいえ去年の12月。このあたりがこの図書館の良いところです。
読後感想リンク


題名
涼しい脳味噌
読了可能性
★★☆☆☆
出版元
文藝春秋
初版刊行年月
1991/10
著者/編者
養老孟司
読前感想
前回、養老氏の著書をちょっとだけ読み、なかなか面白かったので改めて借り出してみました。
読後感想リンク


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2008年04月18日(金) 21時15分22秒

「幸福号出帆」 三島由紀夫 2008-045

テーマ:★読後感想:作家別【ま・や行】

三島由紀夫氏「幸福号出帆」読了しました。

予想通り、Amazonリンクはできません。すみません。

Amebaアフィリエイトって何なんでしょうね?

amazonリンク

出版元
ちくま文庫
初版刊行年月
1997/06
著者/編者
三島由紀夫
総評
18点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:3点 
読了感:3点 
ぐいぐい:3点 
キャラ立ち:3点 
意外性:3点 
装丁:3点

あらすじ
「私たちは幸福号という船(この船の名は誰にも秘密にして下さい。そうしないと私たちの身が危険になります)に乗って、日本を離れます。…」密輸に手を染め、外国へ高飛びせざるを得なくなった敏夫と義理の妹三津子。二人の幸福号とは?恋とスリルとサスペンスに満ちたエンターテインメント。フランス伝統の物語形式を積極的に取り入れた実験小説でもある。<<Amazonより抜粋>>


三島由紀夫だからといって、難しいそうだな~と思ったら大間違いです。
とても読みやすいエンターテイメント小説でした。

あらすじにあるとおり敏夫と三津子の物語。

三津子が利用しようとする富田青年以外、基本的に良い人が一人もいない、とても物語性のあるストーリです。

ただ、三島由紀夫だからといって、「すごい」わけでもないというのもポイントです。

微妙な言い方になりますが、端的に言ってしまえば「古き小説」であり(当たり前ですが)、刊行当時の時代背景とかをちゃんと押さえておかないと、ただの「古き良きエンターテイメント小説」ということです。

これが「三島由紀夫作」でなければ、読み続けていたかといわれれば、答えはNO。

ということで、ミーハー的読書となってしまいました。


はい、すみません。


それにしても、Amebaアフィリエイトって何なんでしょうね?
ちょっとそっちに気をとられて、まともな感想も書けません。

その点もすみません。
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2008年04月13日(日) 21時40分59秒

「平成関東大震災」 福井晴敏 2008-044

テーマ:★読後感想:作家別【な・は行】

福井晴敏氏「平成関東大震災」読了しました。

ちなみに正式な名前は「平成関東大震災 いつか来るとは知っていたが今日来るとは思わなかった」です。

amazonリンク
平成関東大震災--いつか来るとは知っていたが今日来るとは思わなかった--/福井 晴敏
¥756
Amazon.co.jp
出版元
講談社
初版刊行年月
2007/08
著者/編者
福井晴敏
総評
18点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:2点 
読了感:2点 
ぐいぐい:4点 
キャラ立ち:3点 
意外性:3点 
装丁:4点

あらすじ
サラリーマン西谷久太郎を突如襲った大地震。震源は東京湾北部、マグニチュード7.3。高層ビルのエレベーターからようやく脱出した西谷が目にしたものは…。リアルなデータと情報を満載した実用的シミュレーション小説。 <<Amazonより抜粋>>


あらすじにあるとおり、「いつか起きるであろう大地震のシミュレーション小説」でございます。

実用性とストーリ性との両立という意味において、福井氏の実力はやや見えなかったのも事実であり、それが実用性にも影響しちゃったな~とか思っちゃいました。

一兎追うもの二兎追えず。

ただ内容自体は、どうしたって避けられない話であって、本書にエンターテイメントを期待しちゃいけないのですよね。

実用として利用するのであれば、小説じゃない形が良いのでしょうね、この手の話って。

と、極めて読み手のわがままな話で終了します
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2008年04月12日(土) 17時00分14秒

「ドナウよ、静かに流れよ」 大崎善生 2008-043

テーマ:--大崎善生
大崎善生氏「ドナウよ、静かに流れよ」読了しました。

amazonリンク
ドナウよ、静かに流れよ/大崎 善生
¥1,785
Amazon.co.jp
出版元
文藝春秋
初版刊行年月
2003/06
著者/編者
大崎善生
総評
22点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:4点 
読了感:3点 
ぐいぐい:3点 
キャラ立ち:5点 
意外性:3点 
装丁:4点

あらすじ
ドナウ川で邦人男女が心中…その小さな新聞記事が頭から離れなくなった私は、二人の足跡を追ってウィーンへと向かった。もはやこの世にいない19歳の少女、日実は、異国の地でどんな恋をし、何を思い、そして何ゆえに追いつめられていったのか?悲劇的な愛の軌跡を辿る、哀切さにみちたノンフィクション。<<Amazonより抜粋>>


あらすじにもあるとおり「ノンフィクション」です。
一つの心中自殺の記事から著者がその軌跡を追っていくという物語。

なんとも切ない物語でした。

すべてを肯定できることもできませんが、彼女の生き方をすべて否定することもできないのです。

指揮者と名乗る男に想いを寄せ、それを「愛」と感じ、感じたまま生きようとする彼女にとって取り囲む世界はすべて「敵」に映っていたのかもしれません。

「死」をもって何かから開放され、同時に何かに抵抗する姿は、人間の根源を見たような気もします。

注目すべきは主人公カミが愛した指揮者と名乗る男「千葉」の存在。
著者はカミの目線から物語を構成していますが、

彼の世界は一体どのように構成されていたのでしょうか?
虚言癖な男「千葉」の人生は、幸せだったのでしょうか?

ひとつの事件を著者の視点で再構成された本書は、読むものにいろんなものを問いかけています。
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