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2008年03月31日(月) 23時59分59秒

2008年3月の読後感想アーカイブ

テーマ:月刊『後感』

◆今月のアクセスランキング

総合ランキング:
21280位/2601617人中 (0.81%)前月からの比=0.09%
ジャンルランキング:
174位/12260人中 (1.41%)前月からの比=0.12%

◆検索ワードTOP10

1 書評 6.7%
2 乾くるみ 6.2%
3 イニシエーションラブ 3.9%
4 あらすじ 3.5%
5 感想 2.7%
6 その日の前に 2.6%
7 噂 2.3%
8 伊坂幸太郎 2.3%
9 荻原浩 2.2%
10 イニシエーション・ラブ 2%




◆2008年3月のランキング

すっかり春めいてまいりました。
桜も満開です。

3月ってのは「別れの月」だったりするのですが、総じてあまりそういった機会も少なく、平凡なヒトツキだったのではないかと思います。

とはいえ今月はギリギリの11冊読了。
「読書の春」になるべく、4月はもうちょっと読みたいところですね。

ということで、今月の1位は、すっかり「一般ウケしている」森見氏です。
でも書評でも書きましたが、物語の展開や引き込み方などなど確実に巧くなっておりますね。

今後も大いに期待しちゃいます。



第1位;「有頂天家族」 森見登美彦
;エンターテイメント小説;2008年03月23日(日) 21時30分31秒

有頂天家族/森見 登美彦

¥1,575
Amazon.co.jp


第2位;「図書館革命」 有川浩
;エンターテイメント小説;2008年03月08日(土) 22時13分30秒

図書館革命/有川 浩

¥1,680
Amazon.co.jp


第3位;「刀語 第十二話 炎刀・銃」 西尾維新
;エンターテイメント小説;2008年03月31日(月) 21時10分27秒

刀語 第十二話 炎刀・銃 (エントウ・ジュウ) (講談社BOX)/西尾 維新

¥1,155
Amazon.co.jp


第4位;「孤独か、それに等しいもの」 大崎善生
;エンターテイメント小説;2008年03月20日(木) 21時15分10秒

第5位;「九月の四分の一」 大崎善生
;エンターテイメント小説;2008年03月29日(土) 21時21分08秒

第6位;「ソロモンの犬」 道尾秀介
;エンターテイメント小説;2008年03月29日(土) 08時23分10秒

第7位;「暗色コメディ」 連城三紀彦
;推理小説;2008年03月01日(土) 01時24分34秒

第8位;「聖の青春」 大崎善生
;ノンフィクション;2008年03月14日(金) 00時01分35秒

第9位;「エイジ」 重松清
;エンターテイメント小説;2008年03月12日(水) 21時25分05秒

第10位;「塩の街」 有川浩
;エンターテイメント小説;2008年03月14日(金) 20時42分34秒

第11位;「ジャガーになった男」 佐藤賢一
;エンターテイメント小説;2008年03月19日(水) 21時26分55秒

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2008年03月31日(月) 21時10分27秒

「刀語 第十二話 炎刀・銃」 西尾維新 2008-039

テーマ:--西尾維新
刀語いよいよ最終話です。

西尾維新氏「刀語 第十二話 炎刀・銃」読了しました。
いや~、感慨深いです。(それなりに)

amazonリンク
刀語 第十二話 炎刀・銃 (エントウ・ジュウ) (講談社BOX)/西尾 維新
¥1,155
Amazon.co.jp
出版元
講談社BOX
初版刊行年月
2007/12
著者/編者
西尾維新
総評
23点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:5点 
読了感:3点 
ぐいぐい:4点 
キャラ立ち:4点 
意外性:4点 
装丁:3点

あらすじ
虚刀流・鑢七花(やすりしちか)と奇策士・とがめによる伝説の完成形変体刀蒐集の旅は。否定姫の腹心・左右田右衛門左衛門の所有する最後の一本――炎刀『銃』を前に、最期にして最悪の試練を迎えていた――。西尾維新と竹が描く、時代活劇絵巻――いよいよ最終回!<<Amazonより抜粋>>


いよいよ最終話でした。

いろいろと刀語全体といしては、いろいろと言われているようですね。

個人的には「それなりに」楽しめました。

この12作目にして最終作である「炎刀・銃」だけを評価するのはなかなか難しいですね。
ただ、今まで積み上げてきた世界観をしっかり守り、そしてしっかりと収束したという感じは受けます。

今回、ストーリー性を5点としたのは、やはり第十一話からの展開、奇策士とがめの章。
ここは、やっぱりクライマックスでありました。


さて、刀語全体の評価となりますが、これを「小説」と思ってしまうとちょっと違いますかね。
「ヤングジャンプ」とか「ヤングマガジン」とか「ビックコミック」とかの連載のノベルズ版とも違うのですが、どちらかといえばその流れなのかなとも思います。

物語12話、蒐集12本、ライバル12人といった構造が大前提である限り、ある意味「単調」といえば単調極まりなかったのですが、その「単調」のおかげで、前述した『積み上げてきた世界』というものが、はっきりイメージできたのではないかとも思ったのですね。

ま、本作全体を一冊の本にまとめてみても良いかもしれません。
ページとか装丁の都合上、書ききれなかった部分なんかも加筆しつつ、12章の長編として再構成しても良いかもしれません。

十分、楽しめました。
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2008年03月29日(土) 21時27分01秒

2008/3/29に借りた本

テーマ:読前感想

桜満開です。春めいております。

予約本が来てしまったので、臨時で2冊の借り出しでございます。

しかし眠いですね。春眠、暁を覚えずです。

題名
刀語 第十二話 炎刀・銃
読了可能性
★★★★☆
出版元
講談社BOX
初版刊行年月
2007/12
著者/編者
西尾維新
読前感想
予約本1冊目。ついに刀語も最終話となりました。ということで、1話目の借り出しから数えて5ヶ月で完了なのでございます。
読後感想リンク
http://ameblo.jp/sasugakiya-hit/entry-10083926481.html

題名
いのちのパレード
読了可能性
★★★★☆
出版元
実業之日本社
初版刊行年月
2007/12
著者/編者
恩田陸
読前感想
予約本2冊目。随分前に予約していたのですが、ようやく借り出せました。人気本なのだと思います。まったく前提知識なしで読みます。あ、もちろん恩田さんは知っています。
読後感想リンク
http://ameblo.jp/sasugakiya-hit/entry-10084466321.html

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2008年03月29日(土) 21時21分08秒

「九月の四分の一」 大崎善生 2008-038

テーマ:--大崎善生
大崎善生氏「九月の四分の一」読了しました。

amazonリンク
九月の四分の一 (新潮文庫)/大崎 善生
¥420
Amazon.co.jp
出版元
新潮文庫
初版刊行年月
2003/04
著者/編者
大崎善生
総評
22点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:4点 
読了感:4点 
ぐいぐい:4点 
キャラ立ち:3点 
意外性:4点 
装丁:3点

あらすじ
逃げるようにして、僕はブリュッセルへ辿り着き、世界一美しい広場で、ひとり悄然としていた。潰えた夢にただ悲しくてやる瀬なくて。そこで奈緒と出会った。互いの孤独を埋めるような数日間を過ごし、二人は恋におちるのだが、奈緒は突然、姿を消した。曖昧な約束を残して(表題作)。―出会いと別れ、喪失と再生。追憶の彼方に今も輝くあの頃、そして君。深い余韻が残る四つの青春恋愛短篇。 <<Amazonより抜粋>>


前回読んだ「孤独か、それに等しいもの 」に続く大崎氏の短編集です。

4つの短編が所収されています。

「報われざるエリシオのために」「ケンジントンに捧げる花束」「悲しくて翼もなくて」「九月の四分の一」。

全体を通じて2点。
ひとつは、『この短編集は”村上春樹”だ。』ということ。

もう少し詳しく書くと、「私の好きな”村上春樹”だ」ということですね。

4作品に共通している「喪失」というテーマへの対峙の仕方が、村上春樹氏の中期頃の作品にとても似ている印象を受けました。
例えば、「悲しく翼もなくて」では、主人公に決定的なことが起こってしまうが、しばらく経ってから、その思い出の地に訪れます。
そこで語られる回想に「喪失」を含めることで、「喪失」に対して一定の距離を置いたりするわけ
です。
なんとも、ニクイ演出というか、なんというかです。

もう一つは、『タイトルが魅力的』ということ。
前作から思っていたのですけど、音として綺麗であり、それでいて読後であれば、ストーリーを想起させやすいタイトルだと思いました。

分かりやすいのは、タイトル作の「九月の四分の一」
タイトルの音だけでも魅力的なのですが、読み終わると十分な意味を持ち、その印象でストーリーが思い起こせます。
この辺り、上手ですね。


さて、個々の短編についてですが、個人的には「ケンジントンに捧げる花束」が、やっぱり他作品を凌駕していると思いました。
異国の老夫婦の戦争体験にある物語も壮絶であり、感動的だったのですが、そこから主人公が何を得ることができたか、そして得られたことはどこに繋がっていくのかとい「つながり」が意識されていて、個人的に好きでした。


大崎氏、追います。

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2008年03月29日(土) 08時23分10秒

「ソロモンの犬」 道尾秀介 2008-037

テーマ:★読後感想:作家別【ま・や行】
道尾秀介氏「ソロモンの犬」読了しました。

amazonリンク
ソロモンの犬/道尾 秀介
¥1,400
Amazon.co.jp
出版元
文藝春秋
初版刊行年月
2007/08
著者/編者
道尾秀介
総評
22点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:4点 
読了感:3点 
ぐいぐい:4点 
キャラ立ち:3点 
意外性:5点 
装丁:3点

あらすじ
さっきまで元気だった陽介が目の前で死んだ。愛犬はなぜ暴走したのか? 飄然たるユーモアと痛切なアイロニー。青春ミステリー傑作<<Amazonより抜粋>>


シャドウ 」「向日葵の夏 」とゆっくりですが、着々と既読数を増やしている道尾氏の作品。
3作品の共通している点は「ミスリード」ってことなのですけど、本作は加えて物語性が非常高くなっている印象を受けました。

あらすじにある「青春ミステリー」という?なキャッチフレーズも実はあながち間違ってはおらず、大学生目線の成長小説でもあり、もちろんミステリーでもあるという側面があります。

主人公である「秋内静」目線の喫茶店での回想というスタイルで物語が進みますが、この「回想」自体にも仕掛けがあり、個人的にはその部分で単純に、そして大いに驚きました。

いろんな伏線がちりばめられ、それを一気に回収するわけでもなく、ちょっとずつ解き明かします。
そして前述した、「その物語自体」にトラップを仕掛けて、また、それに、さらに輪をかけて騙してきます。

一方で、謎の扱い(例えば、飼い犬が突然路上に飛び出した理由)も、ロジカルに解明しているところなどは好感触でした。

「上手なミステリー」といってしまえばそれまでかもしれませんが、一方で、テーマを「それなりの方向」で選定すれば、大きな賞も獲れるんじゃないかとか余計なことを思いながら読んでいました。

こういう本はぐいぐいいっちゃいますね。

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2008年03月23日(日) 21時30分31秒

「有頂天家族」 森見登美彦 2008-036

テーマ:--森見登美彦
長く待ちました予約本、遂に読了。
森見登美彦「有頂天家族」読了しました。

待った甲斐がありましたね。

amazonリンク
有頂天家族/森見 登美彦
¥1,575
Amazon.co.jp
出版元
幻冬舎
初版刊行年月
2007/09
著者/編者
森見登美彦
総評
24点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:4点 
読了感:4点 
ぐいぐい:4点 
キャラ立ち:4点 
意外性:4点 
装丁:4点

あらすじ
時は現代。下鴨神社糺ノ森には平安時代から続く狸の一族が暮らしていた。今は亡き父の威光消えゆくなか、下鴨四兄弟はある時は「腐れ大学生」、ある時は「虎」にと様々に化け、京都の街を縦横無尽に駆けめぐり、一族の誇りを保とうとしている。敵対する夷川家、半人間・半天狗の「弁天」、すっかり落ちぶれて出町柳に逼塞している天狗「赤玉先生」――。多様なキャラクターたちも魅力の、奇想天外そして時に切ない壮大な青春ファンタジー。 <<Amazonより抜粋>>



このくらいの長さでこれくらいの章立てってのは個人的にはとてもマッチします。
長すぎず、短すぎず、適当なタイミングで章が変わる。

物語の面白さ云々のまえに呼吸に似た「落ち着き」ってのがこの本にはあります。
あ、もちろん極めて個人的なものなのですが。


元々、幻冬舎が刊行しているpapyrusという雑誌(?)に掲載されていた5話(本書上、5章)に書き下ろし2章をつなげた作品。

森見の独壇場とも云うべき「京都まったり物語」であり、今回は「家族モノ」。
とはいえ「狸」と「天狗」の話です。

主人公の矢三郎とその「下鴨家」の家族達を中心に狸社会の騒動をメインストリームとなり、そこにどうしようもない天狗の「赤玉先生」、絶世の美女天狗「弁天」、ライバル一家である「夷川家」などが絡み、大騒動となるわけです。

読み終わってまず思ったのは、著者のストーリテリングが良くなったな~ということ。
物語自体にリズム感があって、それなりに伏線があって、それなりにちゃんとオチがある辺りは、初期の作品からは到底想像できないことでした。

やっぱり前作「夜は短し・・・」からレベルアップしましたね。
とてもうれしいです。

とはいえ、テイストはまったく変わりません。
京都のテンポというか、なんというか、比較的まったりと進んでいきます。
この辺りもとても良い
です。

そして、これまた相変わらずの「ジブリぶり」です。
アニメ化できますね、「平成ポンポコ」より、面白そうな狸物語になりそうです。
特に「弁天」は絵にすると映えそうです。

ということで、最新森見ワールドを味わえる、とても面白い本です。
続編に期待。


PS:寿老人って、あの寿老人ですね。
この作家も「作品リンク」好きそうですね。
この辺りも個人的には「アリ」です。

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2008年03月22日(土) 15時27分06秒

2008/3/21に借りた本

テーマ:読前感想

いろいろと事情もあって2週連続です。

花粉に悩まれている方も多いと思いますが、至って健康です。
でも、この春はなんだか鼻がむずがゆい。
いや~、もしかしたら「遅咲き」かもしれません。いやですね~。

ということで、待望の予約本2冊を含む、8冊の借り出しです。


題名
有頂天家族
読了可能性
★★★★☆
出版元
幻冬舎
初版刊行年月
2007/09
著者/編者
森見登美彦
読前感想
予約本1冊目。かなり人気のある本のようで、借り出すときにはっきりと「100人以上の方がお待ちなので延長できません」などといわれてしまいました。ということでそれなりに期待。それにしても昨年の本屋大賞2位受賞後の森見氏はすごい人気ですね。
読後感想リンク
http://ameblo.jp/sasugakiya-hit/entry-10082303372.html

題名
ソロモンの犬
読了可能性
★★★★☆
出版元
文藝春秋
初版刊行年月
2007/08
著者/編者
道尾秀介
読前感想
予約本2冊目。「向日葵の咲かない夏」の道尾氏ですね。こちらもどうして予約したか忘れてしまいましたが、世間的にはそこそ評判のようです。
読後感想リンク
http://ameblo.jp/sasugakiya-hit/entry-10083739392.html

題名
別れの後の静かな午後
読了可能性
★★★☆☆
出版元
中央公論新社
初版刊行年月
2004/10
著者/編者
大崎善生
読前感想
前回に引き続き大崎氏の一冊を借り出しました。タイトルが目につきますね。やっぱり短編集です。
読後感想リンク


題名
MM9
読了可能性
★★★☆☆
出版元
東京創元社
初版刊行年月
2007/11
著者/編者
山本弘
読前感想
東京創元社ではありますが、ミステリフロンティアレーベルではありません。「アイの物語」の山本氏です。一時的に置かれる「返却本」というコーナーから借り出しました。
読後感想リンク


題名
ニライカナイの語り部
読了可能性
★★★☆☆
出版元
中央公論新社
初版刊行年月
2008/01
著者/編者
鯨統一郎
読前感想
「最新刊コーナー」からの借り出しです。鯨氏ですね。
読後感想リンク


題名
九月の四分の一
読了可能性
★★★☆☆
出版元
新潮文庫
初版刊行年月
2003/04
著者/編者
大崎善生
読前感想
文庫本を何冊か借りようと思い、通常棚から借り出しました。今回大崎氏2冊目です。これまたタイトルが良いですね。
読後感想リンク
http://ameblo.jp/sasugakiya-hit/entry-10083739599.html

題名
小説大逆事件
読了可能性
★★★☆☆
出版元
文春文庫
初版刊行年月
2001/01
著者/編者
佐木隆三
読前感想
こちらも文庫本借りの一冊です。明治時代の事件ですね。ちょっとだけ興味があります。
読後感想リンク


題名
やっぱ「自分ブランド」でしょ。
読了可能性
★★☆☆☆
出版元
講談社
初版刊行年月
2007/01
著者/編者
蟹瀬令子
読前感想
会社用に借り出してみましたが、どうやらタイトルと本の内容が若干違うような気もしてきました。装丁はかわいいです。
読後感想リンク


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2008年03月20日(木) 21時15分10秒

「孤独か、それに等しいもの」 大崎善生 2008-035

テーマ:--大崎善生
大崎善生氏「孤独か、それに等しいもの」読了しました。

amazonリンク
孤独か、それに等しいもの/大崎 善生
¥1,470
Amazon.co.jp
出版元
角川書店
初版刊行年月
2004/05
著者/編者
大崎善生
総評
22点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:4点 
読了感:4点 
ぐいぐい:4点 
キャラ立ち:3点 
意外性:4点 
装丁:3点

あらすじ
再生と恢復への祈りに満ちた珠玉の短編集。今日一日をかけて私は何を失っていくのだろう――。孤独と憂鬱にとらえられた心にそそがれる柔らかな光。「野性時代」創刊号で圧倒的な支持を集めた佳作「八月の傾斜」を含む、再生と恢復への祈りに満ちた珠玉短編集今日一日をかけて、私は何を失ってゆくのだろう―。孤独の先にあるものを指し示し、明日への小さな一歩をあと押しする珠玉作品集。憂鬱にとらえられ、傷つき、かじかんでしまった女性の心を繊細に映しだし、灰色の日常に柔らかな光をそそぎこむ奇跡の小説、全五篇。 豊平川の水面に映る真っ青な空。堤防を吹き抜けるつめたい風。高校三年生の九月のある日、ピアスの穴を開けようとする私に向かって、かつての恋人は言ったのだ。「大事なものを失してしまうよ」と。<<Amazonより抜粋>>


タイトル作を含む、5つの短編が所収されています。

「八月の傾斜」「だらだらとこの坂道を下っていこう」「孤独か、それに等しいもの」「シンパシー」「ソウルゲージ」。


「八月の傾斜」と「ソウルゲージ」が良かったです。
5つの短編の共通のテーマは「喪失と再生」と思ったのですが、この2篇はそのテーマに対してストレートに向き合った作品だと思いました。

その人にとって、絶対に失ってはならないものを失うということ。
その「喪失」が、その人に、どのような影響を与え、どのような人生を描かせてしまうかということ。
そして、そこからの「再生」を試みようとする「その人」のこと。

奇跡に奇跡を重ねたような作品というと、言い過ぎかもしれませんが、読み終わって「人間って強いよな~」と思ってしまいました。

読みやすい文体で一気に読めます。
そして、決して幸せな形で終わることののない話ばかりですが、何故か、読了後は魂が救われる一冊です。

良本です。

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2008年03月19日(水) 21時26分55秒

「ジャガーになった男」 佐藤賢一 2008-034

テーマ:★読後感想:作家別【さ・た行】
佐藤賢一氏「ジャガーになった男」読了しました。

amazonリンク
ジャガーになった男 (集英社文庫)/佐藤 賢一
¥680
Amazon.co.jp
出版元
集英社文庫
初版刊行年月
1994/01
著者/編者
佐藤賢一
総評
20点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:4点 
読了感:4点 
ぐいぐい:3点 
キャラ立ち:3点 
意外性:3点 
装丁:3点

あらすじ
伊達藩士・斉藤小兵太寅吉は恋人を捨て、冒険を求めて、支倉常長遣欧使節に加わった。着いたイスパニアはすでに全盛期の栄光を失っていたが、一人のイタルゴ(戦士)と意気投合し、共に戦場に赴くために、帰国する使節団と訣別する決心をする。壮大なスケール、波瀾万丈の歴史ロマン。第6回小説すばる新人賞受賞作に大幅加筆、600枚の長編となったロング・バージョン。<<Amazonより抜粋>>


史実の空白部分の埋めるような物語というのが好きです。

ただ読み手が、肝心の史実そのものを十分理解していないとその辺りが半減しちゃうのも事実です。

先に謝ります。ごめんなさい。

伊達政宗の大いなる野望に夢を馳せ、一人の武士がスペインで大暴れするという物語なのですが、前述のとおり、この辺りの史実をしっかり理解していないとただのフィクションになってしまいます。

物語そのものはストーリー性も高く、ラストもきっちりと「武士らしさ」があって良かったのですが、私自身にとってはやっぱり「ただのフィクション」以上のものではなかったのです。

「ただのフィクション」としても面白かったのですけどね、やっぱりそこに前提知識があるとないとでは、土俵が違うよねと思うのです。

ということで、読み手の博識を問われる一冊。そして、深く反省する一冊となってしまいました。

歴史の空白好きで支倉常長遣欧使節について詳しければ、この物語は相当、はまるんじゃないかと思いました。

改めて、はい、ごめんなさい。
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2008年03月15日(土) 15時41分40秒

2008/3/15に借りた本

テーマ:読前感想
だいぶ暖かくなってきました。近所の公園は梅がきれいです。
あと2~3週間もすれば「桜」ですね。
良い季節になってきました。

予約本2冊を含む、6冊の借り出しです。

題名
ジャガーになった男
読了可能性
★★★★☆
出版元
集英社文庫
初版刊行年月
1994/01
著者/編者
佐藤賢一
読前感想
予約本1冊目。どうしてこの本を予約したかを忘れてしまいました。何かとても大事なきっかけだったような気がします。なんとなく思い出し、読後感想で記せればうれしいです。
読後感想リンク
http://ameblo.jp/sasugakiya-hit/entry-10081239531.html

題名
孤独か、それに等しいもの
読了可能性
★★★☆☆
出版元
角川書店
初版刊行年月
2004/05
著者/編者
大崎善生
読前感想
前回借り出した「聖の青春」の大崎善生氏の作品集のようです。ちょっと気になったので普通の書棚より借り出して見ました。
読後感想リンク
http://ameblo.jp/sasugakiya-hit/entry-10081499422.html

題名
図書館準備室
読了可能性
★★★☆☆
出版元
新潮社
初版刊行年月
2007/01
著者/編者
田中慎弥
読前感想
「おすすめ本コーナー」から借り出しました。なんとなく前からあったのは知っていたのですが、せっかくなので。
読後感想リンク


題名
秘伝の声 上
読了可能性
★★★☆☆
出版元
新潮文庫
初版刊行年月
1986/10
著者/編者
池波正太郎
読前感想
こちらも「おすすめ本コーナー」から。たまに読みたくなる時代物。しかもハズレなしの池波氏作品でございます。
読後感想リンク


題名
秘伝の声 下
読了可能性
★★★☆☆
出版元
新潮文庫
初版刊行年月
1986/10
著者/編者
池波正太郎
読前感想
そして下巻です。
読後感想リンク


題名
プロフェッショナル進化論
読了可能性
★★☆☆☆
出版元
PHPビジネス新書
初版刊行年月
2007/05
著者/編者
田坂広志
読前感想
予約本2冊目。会社用です。
読後感想リンク


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